泣きながら、撤退同盟

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2008-10-03 | がっこう!
ちょっと、気になったもので。。。


自閉症児の面前で就学断る 愛知・知多市の小学校校長

2008.10.3 10:17

 愛知県知多市の市立旭北(きょくほく)小学校で、自閉症と診断された男児(6)と母親が来春の就学について相談に訪れた際、舟橋佳延校長が「うちの学校では無理」などと2人の面前で就学を断っていたことが3日、分かった。

 障害のある児童の就学については通常、市教育委員会が設ける「就学指導委員会」で保護者を交えて議論し、決定するといい、市教委は舟橋校長の対応が不適切だったとして同日までに口頭で指導した。

 市教委によると、男児と母親は9月25日、同校の特別支援学級などを見学。その際、舟橋校長が「小学校に来る状態ではない」「特別支援学校に行くべきだ」などと発言した。

 舟橋校長は市教委に対して「子どもの成長を第一に考えての発言だったが、十分に真意が伝わらなかった。申し訳ない」と釈明しているという。

記者としたら、「面前で」のところに
<b>だとか、<h1>とかダグがついたつもりで
書いたのだろうなぁ~
と言う記事だけど、



こういう子は、手間と時間がふつうの子より、人一倍かかるからなぁ~
校長先生ってば、
袈裟の下から本音が出たかしら?


軽度の自閉症ならば
もちろんLD(学習障害)にはなると思うので、
ほかの子と比べて進度が遅くなると思うけど、
でも一緒に勉強できないほどではない。



この子の障害の程度が良く分からないが
親も心配だったので
この時期に相談に来たのでは?
それを無下に言い渡すもんだから

立たない角が立ってくる


学校内に特別支援学級があるくらいなんだから
こういう子供の扱いは分かっていただろうに、
どうしてこういう言い方をしたのだろう?
単に、
教室のキャパシティーの問題だ、と言うわけでもあるまいに。






とはいえ、
これには教師(学校)の方にも言い分はある。

  • 特別支援学校(昔の養護学校)よりはふつうの学校
  • 特別支援クラス(昔の特殊学級)よりはふつうのクラス

に、行かせたがる親が多いのは
現実問題、困った問題。

自分の子供が「しょうがい」であるということに
目を向けたくない親が
「ふつうの子」扱いさせて欲しいので、

  • 特別支援学校(昔の養護学校)よりはふつうの学校
  • 特別支援クラス(昔の特殊学級)よりはふつうのクラス

に親が行かせたがる話はよく聞く。


本当はその「しょうがい」も含めて、
その子の個性なのに。。。



未だに勘違いしている人が沢山いそうだが、
特別支援学校(昔の養護学校)というのは
程度の低い子供を集めた収容所ではない!ということ。


人それぞれ個性があって。。。。
と言うのは最近の流行り文句だけど


それと同じように、
障害にも程度の差があって
それぞれこどもによって違う。

だから、
学習障害があるこどもがふつうの子と一緒に勉強したくても
その子の力量によって出来ない場合がある。
そういった場合、無理にふつうの子と一緒の進度で勉強させるよりも
その子の力に合わせて
ゆっくりでもちゃんと理解させる方が
後々大人になっても役に立つのでよい、
と思うことがあるのだけれども、


ふつうであることがもっとも良いことだと思っている親たちは
それを良しとしない。



「こどもがちゃんと社会生活を送れるように、ゆっくり勉強して、他人から一回り遅くてもちゃんと理解できるような一人前になる」
方が良いのか、

「こどもが社会で差別を受けると可哀想だから、ふつうの学校で、みんなと同じ勉強を受けさせたい」
方が良いのか、

でも、後者だと、
全然理解できない可能性もあるのだよ。

せっかく時間さえ掛ければちゃんと理解できる子でも、
「この子は理解できない子」で一括りされて
人生の落伍者扱いされる可能性も無いわけではないわけで。。。。。。。



いっそ、すべて「義務教育」廃止しちゃって
江戸時代の寺小屋制度に戻したら?

そうしたら、「少人数制指導」だし、
親が文句を言う分、教師も文句言えるし。

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