微妙な仕事なんだと悲しくなる瞬間・・・。

フルカラーの仕事なので、描き文字や効果音など
別に描いておけば、流用もできるし
原稿の仕上がりも綺麗で楽だと思って、それだけ別書きにしたわけだ。

そしたらさあ・・・・。
なんか悲しくなってきたよ。
こんな漫画描いてるんだよなあって・・・。

コレで２０年以上生活してるし別にイヤでもない。
でも、この文字だけでも一般市民には見せられないのだなあと。

　※ココで言う一般市民とは、漫画自体殆ど見ない人。から
　　漫画は読むけど大手出版社のコンビニ及び
　　大きい本屋さんで売ってる”まともな”漫画雑誌以外は
　　全く知らない。　　　と言う方々である。

そもそも「自分は漫画家です」とまでは言えても
その先に来る質問には正直に答えられないのである。
いや、自分を知ってる人にはどうって事無いけど（爆）


自分が漫画家だと知られた後に待ってるのは

１）「”何に”描いてるの？」
２）「どんな漫画？」
３）「へー」

これらの質問に”正直”に答える事が出来ない。

１）この”何に”と言う質問には
　　「質問者が知ってる雑誌名がでる」こと前提で
　　それ以外の答えが出ることを想定してない。
　　結局、ダレも知らない　＞　説明するのもどうかなと　＞
　　実はそんなに興味がない事がバレバレになり
　　気まずい空気に包まれる（笑）

２）「どんな」を正直に答えると「エロ漫画」になる。
　　それを答えたあとのリアクションは悲しいだけである。

　　一般市民は食いつかないどころか、その後微妙な関係になる。　
　　で、その後で変な伝わり方が始まり近所で変な噂まで・・・。

３）ある意味コレが一番ありがたい。


その他、家族も「自分の親族が漫画家である」とまでは言えても
そのあとの事は言えないのである。
こんな仕事って悲しい・・・。

あー、一般誌に描きてぇなあ・・・。
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