スターリングラード

第2次世界大戦下のスターリングラード。
ソ連（現ロシア）とドイツの両軍による激烈な戦いが続いていた。

ソ連兵の狙撃の名手ヴァシリ（ジュード・ロウ）と、
ドイツ軍のスナイパー、ケーニッヒ（エド・ハリス）の戦い。
実在の英雄ヴァシリ伝説を元にした一騎撃ちの人間ドラマと、
戦場での愛のかたち。せつない。
昔ドイツと友好関係のある時期にドイツで活躍した人が、
戦争でスパイ扱いされる不条理さ。

黒澤作品のように、色にこだわった画面。
黄色い土の鮮やかさが印象に残った。

ジュード・ロウの演技はやっぱり凄い。

観終わった後に感じたのだけど、
ソ連とドイツの話をアメリカ人が演じるってことは、
その両国の人からみたら、勘違いの部分もあるんじゃないかな。
ハリウッド映画の中の日本みたいな。