お楽しみぶろぐ

お楽しみの趣味のぶろぐ(≧∇≦)

私が彼を殺した

2011-05-08 | 漫画・小説・本
私が彼を殺した/東野圭吾著
読了。

またまた真犯人を明かさないまんま終了している。
うわーん。
いったい誰が犯人なんでしょ。

以下ネタバレ内容含む、考察。

結論は、駿河がピルケースをポケットの中ですりかえて、
ボーイに渡して、穂高を殺害した。

んでも、あと1錠がどこに?ってのが引っかかる。

~~あらすじ・後に解ったことを列記。~~

神林貴弘(量子力学研究室助手)と
神林美和子(詩人)の兄妹
美和子の婚約者の穂高誠(小説家・脚本家)
美和子の担当者雪笹香織(美和子の女友達の姉・編集者・元穂高と付き合っていた)
穂高の事務所を運営する駿河直之(ロシアン・ブルーの猫を飼っている)

神林兄妹は幼い頃に両親を亡くし、別の親戚に預けられていた。
5年前に実家に戻り二人で生活を共にすることに。
そこで近親相姦になってしまう。

結婚前日。
穂高家の庭に現れた、白い服の女・浪岡準子(元穂高の恋人)
浪岡準子は手に紙袋を提げていた。
駿河が説得。

(準子は穂高の子供を妊娠したこともあり、
後で結婚するという話で堕胎を説得したのは駿河。
駿河は猫のことで、同じマンションに住む、
動物病院に勤めていた準子と知り合い、
後に穂高に紹介している。)

※ここで、神林貴弘はピルケースに薬を入れる浪岡準子を目撃。

二階の書斎机一番上の引き出しから、
鼻炎薬を取り出して穂高はコーヒーと一緒に飲む。
箱は捨てた。
「下にあるピルケースに鼻炎薬を2錠入れておく」と言っている。

ピルケースに入っていた薬(浪岡準子が仕込んだ)2錠を、
古いかもしれないからとゴミ箱に捨てる。
※これを後でこっそり神林貴弘が拾う。→後に毒の効果を確認するため、
1錠野良猫に飲ませる。
残り1錠。

夕食中のレストランにいた駿河に準子から電話が。
追い出したはずの庭で自殺。遺書も。

遺体を穂高と駿河が準子の自宅に遺書と一緒にダンボールに隠して運ぶ。
穂高と駿河の行動を不審に思った雪笹が駿河のマンションに行く。
駿河のマンションは穂高企画の事務所も兼ねていた。
※穂高の元妻の荷物もここに。

雪笹香織も準子の部屋に入り、死体を確認。
新聞のチラシの裏に遺書が書かれてあった。
※このチラシは穂高の家の新聞受けから取ったチラシで、
使用したボールペンは回覧板についていた。

自殺に使用されたと思われる薬を発見。
穂高が常用している鼻炎用カプセル薬に、
毒を仕込んでいた。
(新品なら、12錠入りの瓶)
※のちの捜査で4キロ離れた薬局で準子が購入。

毒を入れるのを失敗した1個、
瓶の中に残っているのが8錠。
自殺に使用した1錠。

駿河と雪笹がそれぞれ1個盗む。

のちに警察の捜査段階では、失敗カプセル含む6錠のみが発見されている。
瓶の中には5錠+失敗カプセル。

瓶の中8+1失敗カプセル=9部屋で発見されたカプセルの数。
瓶の中8-2(駿河と雪笹が盗んだ)=6
失敗カプセルを含むといっているので、瓶の中は5錠。
あと1錠はどうしたの?
※雪笹に気づかれないように駿河が盗む。

神林貴弘と美和子がホテルにチェックイン。
美和子が美容室に行っている間に貴弘はコンビニと本屋に行く。
マイクル・クライトンの「ディスクロージャー」を購入。
(※女性上司からセクハラを受ける話。)
マイクル・クライトン好きなので、ちょい嬉しい。

野良猫にチーズかまぼこを投げてあげる。
※のちの捜査で猫が毒で死んだことが通報される。

神林貴弘の部屋に毒入りと思われるカプセルが届く。
近親相姦の過去をばらされたくなかったら薬を穂高に飲ませろという脅迫文も。

※結婚式当日、駿河のポケットの中で、ピルケースごと交換される。
これが犯行の決定的な部分なのだけど、
交換したとは書かれていないので、憶測でそうだと思うしかない。

穂高誠が死亡。

その後、事件の全容が。
雪笹はカプセルを持っていただけ。
駿河のカプセルは脅迫文と一緒に神林貴弘の部屋に。
それを神林貴弘は持っていただけと出す。

「犯人はあなたです。」って本文は終了。
どこにも誰かってのが書かれていない。くぅ。
ページめくって読み返し。

んで、犯人は穂高の前妻の荷物を管理していた駿河が、
ペアで購入されたピルケースに毒カプセルを入れて、
ポケットの中ですりかえて犯行に及んだ。
駿河が雪笹の知らないところで、準子の部屋から、もう1錠盗んでいた。
※これはどこにも書かれていない。

最後の加賀君の推理の中でハッキリと、
神林貴弘がゴミ箱から拾った2個の毒カプセルの1個は猫を殺すのに使用と。
では、もう1個はどこにあるのか記述が無いのが気持ち悪い。
書かれているのに気づいてないだけなのかな。うむむ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 悪意 | トップ | 嘘をもうひとつだけ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

漫画・小説・本」カテゴリの最新記事