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【お読みください】8/22の5on5アンケート結果と大会収支の考え方について

2015-09-04 11:51:57 | ゲームイベント
改めて先日は大会へご参加・ご観戦いただきありがとうございました。
大会後のアンケートの集計結果と頂いた意見をもとに、よい機会なので色々説明したいと思います。
長くなりますが、お付き合いいただければ幸いです。

まずは集計結果から。


図内にも記述しましたが、引き続きCS向上を目指すとともに、
次回の大会形式の変更や、事前抽選方法の検討をしていく予定です。

ここで2点補足しますと、

1)後夜祭の形式関連
⇒当初はガチのチーム戦大会が他に予定されていなかったことから、まず3on3の構想があがりました。、
 その中で「予選⇒決勝形式」と「1Dayトーナメント形式」の両方を行い参加できる層を広げることで、
 より多くの人のモチベーションになるのではと考え、後夜祭も3on3で進めてきました。

 しかしその後周囲の状況も変わったこと、アンケートで5on5の需要が大きかったこともあり、
 悩みましたが今回はよりお祭り感を出す方向にシフトし5on5へ形式を変更することにしました。

2)事前抽選関連
⇒私の持論ですが、組み合わせ抽選は大会の中でかなり重要なファクターであり、
 まして準公式・公認のオープントーナメントであるからには公平性を重視すべきと考えています。
 まあ、自分が参加者ならば自分でくじを引きたいと思うのが一番の要因かもしれませんが。
 
 これまで当日抽選の課題である、くじ引き終了からトーナメント表作成までの時間短縮については、
 マクロ等による効率化を進めた結果印刷を除けば3分以内にまで改善することができました。
 しかし、そもそも参加者数の肥大化に伴いトーナメント自体を前後半に分ける必要性が出てきたことから、
 後半ブロックになった方々の待ち時間が負担になっていると考えます。半数なので200人超えてますからね。
 よって、次回は基本的に事前抽選を考えていますが、公平性を死守した方法を検討するつもりです。


次に、Q2・Q6でいただいたご意見ご要望等についてです。
約20件いただいた中で興味深かった意見をピックアップすると

・星取戦の希望
・初中級者向け大会の希望
・大会前PR番組の配信
・配信台拒否権の希望
・メンテナンス
・参加費、スペース

といった感じで、残りの殆どが楽しかったという感想や応援のメッセージでした。
励みにさせていただきたいと思います。ありがとうございます。

星取戦は六三四の剣世代としては興味深いですし、初中級者大会も西セガの店舗主動で開催している物に対して
今後は少しテコ入れしていくのもアリかなと。ちょっと色々考えます。
メンテナンスについては、その場での申告を再徹底ですね。こればかりは後で言われてもどうしようもないので。
また大会前PR番組についてはアリだと思いますので、先述の事前抽選と絡めて企画していこうかなと思います。

配信台拒否権の意見については、色々気づかされました。
近年のストモンブームの影響から「配信台で試合したい」という声の大きさに耳を奪われていました。
確かに心無いコメントに対して気にする/しないは本人が決めることだと思いますし、
気にするタイプならばはじめから回避するというのは賢い選択だと思います。
だからといって、心無いコメントを許容するものでは当然ありません。
「撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ」という話です。
まあ想定される「配信してほしいチームとしてほしくないチームが当たったらどうするんだ」ってのも含めて、
次回に向けて検討していこうと思います。


さて、参加費とスペースについてですが、その前に基本的な話をしましょう。
大会主催経験がある方には釈迦に説法ですが、ざっくりと収支構造はこんな感じになっています。


近年はスポンサーやらクラウドファンディングが少しずつ出てきているものの、
まだまだ収入の屋台骨は参加者からの参加費なのが現状です。ずっと昔からの課題ですね。

支出はというと、やはり店舗への支払いがほとんどを占めます。しかも基本的に大会の規模と連動して増加するんですよね。
人が増える⇒スペースを拡大する⇒撤去したり稼働を止めたりするゲームが増える⇒補償額に直結する。
ポイントは費用が人数やスペースに比例するわけではないところですね。
確かにスペースは人数に比例して広げる必要がありますが、費用はスペース内にあったゲームの総インカム数に比例するわけです。
近年は単価が高いゲームを詰め込むが多いので、参加費が倍になってもスペースが倍にならないのはそういうことです。

そんなわけで一般的な100人規模の自腹モデルがこちら

よくある、ひとりあたり数百円集めて、うちいくらかを運営費にまわす、ってケースですね。
この規模であれば自腹分も小さく長続きしますし、そもそも支出も大きくないので、スポンサーつけば収支プラスも夢じゃありません。

では本題、300~500人規模のSTARTING OVERはどうかというと、こうしています。


お互いの信頼関係に基づいたギリギリの価格交渉を店舗と行い参加費を策定し100%充当しています。
またノウハウの活用や効率化による運営費用の削減や共用資材の有効活用により、自腹額を大幅に削減しています。
なんか自腹っていう言葉のイメージが悪いみたいなので、セルフスポンサードにします。

勿論、このやり方がベストであるというわけではありません。
外部のスポンサーをつけるのは有効な手段の一つだと思います。
そのかわり「スポンサーの意向」を大会に盛り込む必要があるわけで、それについてどう考えるかが主催の方針になるわけです。
自分の場合趣味でやっているわけですし、金額的にも大人の趣味の範囲で無理のない額なので、
口を出されるくらいなら自分で補填して好きなようにやりたいと思って、こういうやり方をしています。

何度も言いますが、主催が身銭を切ることを是としているのではありません。

まあ正直なところ、参加費は遊園地の入場料みたいなものなのでここまで内情を出すことは想定していませんでした。
個人が趣味でやっていることなので収益を得るつもりもないし、身銭を切っていることをわざわざ言う必要もないと思っていました。
しかし、最近の風潮からかちょくちょく収支について質問を受けるようになりましたし、今回アンケートでも質問があったことから、
簡単ではありますがこの機会に説明しようと思った次第です。

では今後、みんながそれぞれハッピーになるにはどうすればよいのか。
まずすべきことは、大会前後にちゃんと開催店舗でお金を使うことです。逆に言うと、今はそれだけです。
大会前後のインカム増が数値で見えれば店舗との交渉も円滑になり、結果何らかの形で参加者に還元することができるようになります。
あとは小さい話ですが差し入れ等があれば経費人件費の削減になりますし、
逆に大きい話で言えば大会時の課金率が軽減される仕組みとかができたら万々歳なんですけどね。


あ、ここまで書いておいてなんですが、「そもそも大会主催とは何をするのか」というベースが必要と気づきましたので、近日中にまとめてみたいと思います。

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というわけで長々となりましたが、年末のSTARTING OVER全国大会および後夜祭に向けてこれからも全力で走り続けますので、
是非皆さんも各地の予選に参加いただき、一緒に全国を盛り上げていけたらなと思います。

前にも述べましたが、今回は2010年4月に行われた公式大会時に協力いただいた店舗を中心に声をかけさせていただきました。
当時のお礼も兼ねてできる限り予選をまわろうと思っていますので、もし見かけたら気軽に声をかけてやってください。

コメント等はお手数ですがtwitter宛でお願いします。
それでは、まずは年末までよろしくお願いします。

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