うた。の消したい備忘録。

思い出供養の為に始めました。
思い出話や何か思ったことを書きます。

寂しい御食事

2022-02-28 13:07:09 | 日記
一人暮らし。寂しさを知る。
 
私が一人暮らしを始めたときは18才。
結構豊かな生活だったと思います。
友達は毎晩遊びに来るし、ご飯も三食外食で楽でした。  
その時の光景は、目を閉じずとも眼前に現れるほどに私の記憶に残っています。
 
でも、それぞれの生活が忙しくなると、友達は遊びに来なくなりました。
確か五月の初め。
ようやく私は[一人暮しの寂しさ]を知ったのです。
 
家に帰っても一人。
休日も友達も忙しくて来ない。
しかも、私は僻地に住んでいたので友達は遊びに来るだけでお金がかかるのです。
若者には結構いたい出費だったのを覚えています。
遊びに誘うのも、こちらから遊ぶのも厳しい。
こと賑やかさを求める上では、将棋で言うところの「詰み」に近い状況でした。
 
 
 
今にして思えばその時間は大変貴重でした。
誰しも孤独を経験しますが、その質には大きな隔たりがあるように思います。
 
孤独だからその場かぎりの関係を結ぶのも、孤独だから邪魔されずに考え事をするのも、同じ孤独なのです。
しかし、そこから得られる結果は全くの別物。
 
その場かぎりの関係を結ぶのは、人への依存と孤独への恐怖を強める。
邪魔されずに考え事をするのは、孤独への耐性と産みの苦痛を知れる。
 
私は偶然にも、後者に成らざるを得ない環境でした。
当然、その最中に居る時は苦しかったのですが、徐々に一人での生活に慣れていきました。
 
「慣れ」とは恐ろしいもので、苦しかった生活にも楽しみを見いだすようになるのです。
当時の私は「自炊」が楽しみでした。
食いしん坊なのでたくさんご飯を食べれるように、尚且つ栄養バランスと安さを求めていました。
結果作り出されたのが 「ツナ野菜炒め」 でした。
 
 
 
 
材料
 
材料
 
ツナ缶 1缶
乾燥野菜ミックス 大匙2匙
乾燥ワカメ  大匙1匙
白ごま  大匙1匙
乾燥納豆 大匙2匙
 
作り方
全部混ぜて炒める!
 
 
 
思うこと。

うーん。懐かしい。値段の割に結構いける。

キャベツとニンジンの甘味が引き出されてて影の立役者となっている。
シャキシャキとした食感もよい。
それによって、メインであるツナ缶とゴマの味がより際立つ。
ワカメと納豆の出汁も結構パンチが効いている。
ネバネバとした糸も麦飯に合う。
これに味噌汁があればもう言うことはない。

ただ、思ったのですが「値段の割に結構いける」だけであってぜんぜん美味しくない。
何せ、調味料を使っていませんから味が薄いのです。
換言すれば、健康的でヘルシーと言えなくもないですが。 

これを当時美味しいと思えたのは、孤独のお陰と断言できます。
人間誰しも一人になること、孤独とは強さに繋がること、一人で食べてもご飯は美味しいこと。
孤独についてだけでなく、炊事や洗濯等の生活の動作一つ一つに意味やもたらすもの考えていたあの頃は、味がない味を見いだせていたのかも知れません。

人と関わらず考え事をする。
それが望んだものでも、望まざるものでも。
結果を見れば良いもの。
道中はただの孤独と言う悲劇であっても。

ツナ野菜炒めは孤独の味。
とっても薄くて、とっても深い味。
コロナ禍の今だからこそ味わえる味を今後も追求していこう、そう思える料理でした。

どうしょうもなく孤独でとても寂しかった。

そんな昔の自分に感謝したお昼ごはん


更なる自己紹介

2022-02-27 11:38:34 | 日記
初めまして~
うた。と申します。
で詩を投稿したり日常を呟いているのですが、新年新しいことを始めようと思い立ちgooブログを開設しました。

自己紹介
25才 学習障害(数字の理解ができない算数障害)
ジェンダーレス

家族は、
うつ病寛解中の母親。
女遊びがガンになってもやめられない父親。
頭はいいけど癇癪持ちの弟。
家庭環境最悪だった。

住居
半径三キロは親族や家族以外の人がいない山奥で暮らしてました。
引っ越ししてからは、海の近くのシングルや低所得者と公務員の偉い人や会社役員のお金持ちが分断されてる地域に。私たち家族は低所得者の地域に暮らしてました。
現在安マンションにて独り暮らし。

趣味
詩書きやエッセイの構成を練ること。
読書(ノンフィクション、エッセイ、コラム、古典小説が好き)
散歩(特に深夜から早朝の時間)
たまにゲーム



こんな私ですけどよろしく~