昨日はフレディの命日でした。
そんな昨日、僕が何をしていたかといいますと、RCAケーブルを交換していました。
自分の金田式オーディオシステムはDACがプリアンプの機能を兼ねる上、パワーアンプとチャンネルディバイダーが一つのケースに収まっているので、RCAケーブルを使用する箇所は1ヵ所だけになります。
その1ヵ所だけのRCAケーブルを今まではmogami 2549を使っていました。
mogami 2549は高域の美しい伸びがある爽やかな音質が好みでした。
特にALTEC 288Hの比較的弱い高域のリニアリティを補う効果もあり気に入っていました。
その後ALTEC 288HからJBL 2441(2445)に変更してからも使い続けていましたが、QUEEN等のブリティッシュロックを聴くに当たり、あの独特のブリティッシュサウンドの癖が拭えずにいました。
加えて、mogami 2549は高域の美しい伸びがある爽やかな音質が翻り、JBLのリニアリティをオーバーシュートの様に聴かせているのではないかと疑念が湧いてきました。
JBL臭さを論う様に鳴ってしまいます。
そこで、以前QUEEN等のブリティッシュロックの再生で特異な改善をした、Vital VAM-265を再度購入しました。
結論から言いますと、ブリティッシュロックを聴くにはこのケーブル以外には考えられないということを数年ぶりに再確認しました。
まるで枯れかかった花に水をやったように音楽が生き返ります!
英国サウンドに共通するあの独特のカサついて曇ったような音質が、普通の音質になります(゚Д゚)
定位や空間表現も嘘の様にクリアネス!ギターやシンバルの倍音やベースの旋律まで手に取るようです…!
冷静に分析しますと、素人分析ですがwケーブルの構造が他のケーブルと違う部分が目に付きます。
先ず、編組シールドが錫メッキされていない非メッキ銅線です。
シールドの材質は結構音質に影響することは知られていますし、僕も体験してきました。純粋に両者を比較したわけではありませんが、アルミラップと錫メッキ編組では若干違う印象でした。
次に、介在に綿糸が使用されていて、その上を紙で巻いています。この点がmogami 2549と大きく違います。mogami 2549は空洞です。これにより静電容量を低くし、高域の美しい伸びがある爽やかな音質が得られるのでしょうか。
逆に、綿糸と紙巻きにより霞んでパサついたブリティッシュサウンドの中域に潤いの様なものを補完している様な印象です。
この構造はCANAREにも共通します。特にL-2T2Sがそうです。
L-2T2Sは0.3m㎡程度の2心であり、編組シールドで、介在は綿糸と紙巻きです。違いといえば、編組シールドが錫メッキされているか、芯線の素線が細いか太いかの違いです。
Vital VAM-265は日本の録音において中域のプレゼンスを良く表現することを考えると、L-2T2Sで聴く日本の音楽にも期待が湧きます。
っと、以上の分析は酔っ払いの戯言程度に考えていただければ。
ただ、ブリティッシュサウンドの補完再生にはVital VAM-265が必要と感じました。
QUEENを聴くために最善であり、JBLの癖を補正するRCAケーブルとして、僕のオーディオシステムで使い続けることになるでしょう。
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アルニコだとリヴァーブが乗った様にもう少し優しくなるんでしょうが、ソリッドでダンピングされたフェライトではキツさが強調されます。
+αが有る様に感じられる程、ハマってしまいます。