3WAYスピーカーを構成するユニットの内、中域ドライバーのダイアフラムを交換しましたが、エージングが進んでセッティングも決まりました(´∀`)
結果から言いますと、JBL 2441のアルミダイアフラムはJBL 2445のチタンダイアフラムに比べて全然高域が出ません。
JBL 2441とJBL 2445を同じホーンを使い直接比較したデータはネット上で見付けることはできません。
JBL 2441のカタログだけを見てみると、ラジアルホーンの2350に接続した周波数特性では結構高域が伸びているように見えるんです。
一方、JBL 2445のカタログは定指向性ホーンと組み合わせたデータがほとんどで、周波数特性はホーンの特性を受けて高域が極端に落ちています。イコライジング前提のホーンですからね。
そんな中で、ショートカットホーンの2311(HL93)とJBL 2445の組み合わせた貴重なデータも存在します。
http://audio-heritage.jp/JBL/unit/2311.html
僕はこのデータを頼りにJBL 2445+H93を導入しました。
以上のデータを踏まえると、ダイアフラムをJBL 2445からJBL 2441へ交換しても大してセッティングの変更は必要なさそうに思えます。
ですが、実際は大幅なセッティングの変更が必要でした(;・ω・)
結果的にダイアフラムを交換した中域ドライバーは、リスニングポイントに向けるために大きく内振りしました。
そして、高域とのクラスオーバー周波数を12kHzから9kHzに変更しました。中域はハイカットせずともスムーズにクロスできるほどにハイ落ちの特性だから驚きです!
実のところ、当初は聴感だけでセッティングしていたため困惑しました。
セッティングを変更せずに聴いた音はボケボケの明らかに高域に問題がある音で、著しくバランスが崩れていました。
時間の無いサラリーマンなので(・∀・)スマホアプリに頼りながら大勢の見当を付け、細部を追い込みました。
最終的なスピーカーの変化はどうだったのか?っと申しますと、プレゼンスが増してニュートラルな音調になりました。
JBL的な音調からALTEC的な音調に戻った印象です。
細部に残る二つのメーカーの違い、元は同じ人が作ったユニットが発展したものですから、その折り合いを付ける作業が今後の楽しみですw。
しかし、HR/HMのソリッドな音に追従するハードなダンピングを失いました…。JBL 2445のチタンダイアフラムはHMで最高です!JBL 2403ではなくJBL 2402を組み合わせたら、もっと良かったんじゃないかと思いを巡らせております。
オールマイティなシステムを作ることは難しいですね。
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仰る通り、僕のシステムのウィークポイントは1.2kHz前後のホーンロードが掛かっていない帯域の不足感です。小さいホーンのお陰で全域のバランスがフラットに近くなっているので、ホーンの延長とか色々検討したいと思ってます。