八幡浜ちゃんぽんというのをご存知だろうか? 長崎ちゃんぽんでもなく、近江ちゃんぽんでもなく。僕は愛媛・松山生まれだけどつい最近までその存在を知らなかった。愛媛に帰省した時に地元の人に連れてってもらったのが最初だけど、それは八幡浜ではなく、松山の隣町の伊予市だった。FBで小学校時代の旧友が帰省すると食べるローカルフードに「八幡浜ちゃんぽん」をあげていて認識を新たに持ったのが最近。そして、東京の自宅近くのスーパーに先月突然「八幡浜ちゃんぽん」というカップ麺が陳列されていてびっくり。もう一度自分の目で確かめようと、ちょうど実家滞在中の昼の予定が空いた本日、地元の人のお薦めの店を訪ねて八幡浜に向かったら・・・・・すごい一日になっちゃいました。
鉄分多めの旅のスタートは実家近所の大街道電停から。
「初めて」ネットで午前11時25分発、というのを調べて5系統の路面電車を待つ。路面電車なんて時刻があるのすら知らなかったし、2〜3分毎にやってきて何台目がどこそこ行き、くらいの認識で利用していたら、コロナの影響で大減便。
特に観光地(道後温泉)とJR松山駅を結ぶ5系統の減便が酷く他の系統が徐々に戻りつつあるのに未だに15分間隔。これだと3台私鉄の「松山市駅行き」が来て、ようやく4台目に来る勘定。
運よく先頭を切って5系統が到着。時刻を調べてなかったらこれを乗り過ごすと15分も待ちぼうけになるところだった。コロナは本当に社会の仕組みから変えていったのですね。
変えると言えば、ただいまJR松山駅は大改築中。
かつてJR貨物の松山ターミナルがあったところと駅西側に広がっていた松山運転所や車庫は一気に郊外へ引っ越して、その跡は再開発の更地とビルや高架の工事現場と化している。貨物ターミナルの跡は係留線ができて運用の間合いの電車が休んでいる。
いろんなキャラクター電車がいるもので、これは僕にはなんだかわからなかった。右手(西側)に新しい駅ができるようだ。
後ろが騒がしくなったと思ったら・・・
折り返しの岡山・高松行き特急「しおかぜ・いしづち」が到着。なんで先頭車があんな中途半端な位置に停まるのかというと・・・・
反対側からこれも折り返しの宇和島行き特急「宇和海」が入線。
松山駅名物の別方向行き特急の縦列停車。「しおかぜ」先頭車付近の赤旗まで「宇和海」が前進して停まる。これが朝から晩まで毎時繰り返される駅は他に無いでしょう。でも高架化すると消える景色なのです。
久しぶりの鉄道旅。
乗車時間の長短に関係なくワクワクします。
本日はこの切符を活用。特急券込みで往復4500円台の旅。
12:24松山発「宇和海13号」。松山以南の特急はディーゼル。腑に響き渡るエキゾーストでダッシュ。これも鉄道旅の醍醐味の一つ。
平地の直線をぶっ飛ばし、山裾の曲線を振り子を使って駆け抜けて、天守閣に泊まれることで人気の大洲城を見て、長いトンネルを抜けると・・・
海、直前の八幡浜に到着。中線のある昔からの由緒あるローカル駅。
18きっぷが似合いそうだ。
駅前からはナビで目的地へ。ナビって徒歩でも車でも、全然面白くない道を選ぶ天才だと思うのです。ただ早く着くだけのための。だから「行き」だけ使うのです。
ちゃんぽん亭 イーグル (愛媛県八幡浜市)
さて、着いたのが午後1時半過ぎの遅昼タイム。それでも入店時は席を迷うほど。入店後入れ替われが続いたがそれでも4〜5人連れが次々に。さすが人気店。
もちろん有無を言わさずに「ちゃんぽん!」っと。
「おまちどうさまー、ちゃんぽんから」
『八幡浜ちゃんぽん』(愛媛県八幡浜市 ちゃんぽん亭 イーグル」製
まず、スープは白濁していない。長崎ちゃんぽんとは大きく異なる。あっさりしている。魚介の出汁らしい。
具は野菜がシャキシャキしていて美味しい。豚肉も素直に美味しい。
麺は細すぎす太すぎず、それでいて食感のある中太麺。
見た通りの味。
でもなんとなく、坦々麺、という言葉が頭をよぎる。
決定的にこれが、というのを見出せなかった。
「はい、おまちどうさまー」
時間差攻撃。
って?
実はメニューに見つけてしまったのです。こんなものを。
カツ丼分野もかなり詳しくなった奉行。これを見逃すわけがない。
で、
はいー!
『デミカツ丼』ちゃんぽん亭 イーグル 製
半世紀以上愛されている味。
スプーンがついてきましたが!?
これまでカツ丼でスプーンは初めてです。っあ、そういえば、メニューを見る限り洋食メニューが目立ちました。
おお!
なるほど、そうなってましたか!
カツ丼的分類で言えば、ここのは長野の安曇野地方、愛媛の松山以南に見られる「玉子出汁乗っけカツ丼」がベースの「デミグラスソース掛け」。カツを甘辛い出汁と卵で閉じたものがカツ丼の標準とされていますが、全国津々浦々には本当に多くのバリエーションがある食べ物で、福井のヨーロッパ軒が代表のソースまぶしご飯にソースかつを添えたソースカツ丼、埼玉・寄居地区の卵で閉じない醤油たれカツ丼、愛知県に広くある味噌カツ丼、岡山にあるデミカツ丼、と地方色豊か。その中で岡山のデミカツ丼と似ているのかと思ったけど、これはこれで全然別の「玉子出汁乗っけカツ丼デミグラスソース掛け」とも呼べるものでした。
なんかちゃんぽん食べに来たのに、こっちかよーっと顰蹙かなぁ。
でも、新鮮でした。
一つ思い出したのが、近所のスーパーで売られていた八幡浜ちゃんぽんのカップ麺にはフリーズドライのじゃこ天がアクセントに入っていました。本家にはないトッピングだったのですね。
ともあれ、まずはお薦め店で食べて自分なりに感触を掴みました。
で、戻りは行きのナビくんの一ミリもソソラレないコースを捨てて、体内コンパスにインプットした駅までの道のりを辿ることに。
すぐ目の前のアーケードを入って目に飛び込んできたのが・・・・
あらら、ここでジャズでも聴きながらコーヒーでも飲みたいと思ったところでしたが、残念ながら夜営業。
地元・愛媛のジャズメンから評判を聞いていて一度行ってみたいと思っていたのです。
まぁ、ここなら21:52発の松山行き特急「宇和海32号」で松山に戻れるからそのうちに別枠で計画しましょう。
「RON」からすぐのところにこれまた「八幡浜ちゃんぽん」を冠した「ロンドン」というお店。
ここも和食というよりも洋食系のお食事処?
でも一番大きい垂れ幕は・・・・
八幡浜ちゃんぽん。
あの「ぬくもるがで〜」という方言は八幡浜弁だろうか?
「が」や「で」のような濁点がはいるのは山陰地方の鳥取弁とよく似ている気がする。愛媛ではこの辺りだけなのだろうか? 不思議。
不思議と言えば、「八幡浜ちゃんぽん」のお店のネーミング。「イーグル」「ロンドン」。洋食屋さんっぽいネーミングで実際に洋食メニューがあるあたり、何か関係があるのでしょうか。
イーグルのメニューにもオムライスとか並んでた。
と、
さらに・・・・
こんな幟がアーケードのあちらこちらに・・・・
黒い商店街????
ますます謎に満ちた八幡浜商店街に旅人はソソラレ始めたのです・・・・
(後半に続く)
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2023年1月8日(日)群馬・館林「L'AUTRE MAISON西の洞」
15:00開場/15:30開演
小山太郎Presents New Year Live at 西の洞
赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)+須川崇志(b)小山太郎(ds)
wコバケイ(vib)
前売5500円 / 当日6000円
問い・予約:0276-75-1560
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2023年1月12日(木)湘南・茅ヶ崎「Storyville」
18:30開場/19:00開演
赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh,vo)
MC 4400円 + od
問い・予約 0467-91-9604
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2023年1月18日(水)千葉・柏「Nardis」
19:30開場/20:00開演
ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
MC 3630円 + od
問い・予約 04-7164-9469
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2023年1月26日(木)東京・池袋「Absolute Blue」
19:00開場/19:30開演
赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh.vo)
MC 3600円 + od (学割 2600円 + od)
問い・予約 03-5904-8576
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発売中のCD、ライブ情報、電子書籍やインタビュー掲載誌等、ジャズ、ヴィブラフォン、演奏法、ジャズセオリーと、ジャズやビブラフォンの周りにある様々な疑問も解決するお役立ち情報も満載。
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それでは今日も楽しい一日を!
【Produce Album情報】
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【放送】
今週のオンエア (12月15日~12月22日)
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【テレビ】
東京MX2 (地デジ9ch + ▲up)
番組名『ヒーリングタイム&ヘッドライン・ニュース』
癒しの映像+最新のニュース+最良の音楽。
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■月〜金曜 放送時間 16:00〜17:00 (東京シティ競馬中継の時はお休み) ■土曜 27:00〜28:00
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“ねこの足跡”
21年6月、7月、8月、10月ヴィブラフォン部門【Amazon's Choice】選出作品『NEXT DOOR - birth of the swift jazz/赤松敏弘』(2000年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ユキ・アリマサ(p)養父貴(g)新澤健一郎(kb)平石カツミ(b)斉藤純(ds)相内勝雪(mnp)他。
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■月〜金曜 15:20〜15:30 (東京シティ競馬中継の時はお休み) ■金曜 25:35 都知事定例会見終了後 〜27:00 ■土曜 17:30〜18:00 / 25:00〜26:00 ■日曜 17:30〜17:38 / 25:00〜25:35 / 25:35〜26:35
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“路面電車のある風景 - 1”
『NEXT DOOR - NEW LIFE/赤松敏弘』(2020年作)
演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh)酒井麻生代(fl)須川崇志(b)小山太郎(ds)佐々木優樹(g)
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■月曜〜金曜 20:00〜20:09 (東京シティ競馬中継の時はお休み) ■土曜 16:53〜17:00 / 28:00〜29:00 ■日曜 16:44〜17:00 / 28:00〜29:00
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“東京点描 城南1”
『SPARKLING EYES/YUKARI』(2021年プロデュース作)
演奏:YUKARI(vib,mar)飯島瑠衣(p)中林董平(b)森永哲則(ds)guest:赤松敏弘(vib)
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