弦楽器を弾く日々

街のヴァイオリン弾きの日々のあれこれ

結局己の腕

2025-02-09 00:00:00 | ヴァイオリン
こういうことか。というのを実感した日でした。
いや前からわかってはいたことですが、基本のパーツはそれぞれ決まっていて、それを曲にはめるだけ。習得してしまえば後はもうどの曲を弾いても同じ事をやるだけ。

何度も説明は聞いてきたし頭でもわかっていたし実際に体感として違いもわかってはいたけども、初めてやっと腑に落ちた感じです。腑に落ちたから次すぐに出来るかと言われれば、本気で集中しないとまあ無理だと思ってますけど、丁寧にゆっくりと無意識レベルにまで叩き込むしかないですね。


演奏の究極って感覚でしかどうにもならない域だよな…
言葉で説明は出来るけども、言葉通りに動かそうとするとなんていうか、余計な動作が入るというか、電気を流して勝手に動く筋肉?コントローラーで格闘ゲームやるみたいな?良い例えがわかりませんけども、そういった感覚ではない弾き方になったらそれはまだ本習得とは言えないというか、わかりますかねこの下手くそな説明。

うーんもっと若いうちから本を沢山読まないといけなかった。知能が年齢に追いついてない!


そりゃ他楽器より振り幅が大きい🎻はツールも大事だけど、遅かれ早かれ己でしか変えられないものがあるので、だから基礎が大事なんですね。音階やエチュードをただやってりゃいいってもんじゃない。体の使い方の問題で、面倒臭さが勝ってショートカットしてきた人にはどうやっても越えられない壁が後半にあって、緩くでも順序通りやってきた人はいつの間にか半分登れたりするやつ。
うーん。奥深いんだけど、🎻なんて簡単だよという人の理屈は少々理解出来た気がします。

理論と感覚。
最初はまあそれぞれ合うやり方でいいのでしょうけど、後半戦はもう理論で説明してもらって感覚で受け取るのが正解なのかな。