Violin Lesson Voice

大人からのバイオリン、なんと再開。。。人生ってどう転ぶかわからない

祈られて

2015-02-04 | リンパ腫
この月曜日、およそ一年ぶりのCTの検査をしました。
そして今日、その検査結果を聞きに、病院に行ってきました。

「再発の所見なし」

そして、思いがけなかったことに、

もう、CTの検査はこれで終わりにしましょう、
もう、再発の時期は過ぎましたから、

との言葉を、医師から頂きました。



その言葉を、いま、かみしめています。

新しい命をいただいたような気持ちでいっぱいでいます。





リンパ腫との診断から、4年と9か月、
自家移植から、3年と9か月が過ぎようとしています。





いままで、どれほどたくさんの方に、数えきれないお祈りをしていただいたことでしょう!

絶望で私が祈れなかった時も、誰かがしてくださっていた。そのことを思うとき、

この私に起こった出来事が、もう私だけの話ではない、神様の出来事だったのだと思います。

それが、畏れ多いような、感謝という言葉では足らない気持ちで、いっぱいです。

再発検査と私の祈り

2014-02-27 | リンパ腫
今週の月曜日、2/24に、いつもお世話になっている市立病院で、CTを使った検査を受けてきました。

去年の1月に受けた以来の、本格的なリンパ腫の再発検査でした。

それまで、2~3か月に一度の血液検査、9月にはエコーを使った検査をしていました。

でも、やはりCTの検査は、感じが違います。腫瘍が分かった時の、あのCTの画像を思い出すのです。
大きな塊が、黒々とおなかの4分の1近くを占めていた、目を疑うような画像でした。

今回も、再発していないか、緊張しました。
でも、CTを受ける直前に、教会の姉妹から、メールで聖書のみことばが送られてきました。
そのことばを噛みしめながら、平安のうちに検査を受けることができました。

「見よ、わたしは、すべての肉なる者の神、主である。
 わたしにとってできないことが一つでもあろうか」(エレミヤ32.27)


そして、昨日の外来で、リンパ腫の再発の所見なし、との結果を聞きました。よかった!
自家移植から3年近く、これでだいぶ再発の可能性が下がったと、医師から教えて頂きました。

…深い神様への感謝を感じました。そして祈ってくださった方々の、多くの祈りに感謝しました。


わたしは最近、祈りを変えました。

それまでは、たとえば自分のリンパ腫については、
「再発しませんように、と、祈ることをお許しください」と祈ってきました。

「再発しませんように」の祈りがやめられれば、本当の「委ね」になると思ってきたからです。

でも、やはり、わたしの本当の気持ちは、「再発しませんように!」なのです。
だから、やっぱり、そう祈ることにしました。
わたしの本当の心を知っていらっしゃる神様に、祈りを、言葉を飾ったって、しかたがない、そう思ったからです。

そして、一番の理由は、祈りとは「捧げる」ものだと、改めて感じたからでした。

祈りは、聞き入れてもらうために、取引のように使うものではなく、
また、聞き入れられなかった時の言い訳になるような、保険をかけるようなものでもなく、
ただ、「捧げる」ものなのだと。

神様にお捧げした以上は、その祈りがどうなっても、それはもう、私の手から離れたものなのです。
神様の手の内にあり、私の祈りを聞きつつ、神様が「最善」をなしてくださる。
その「最善」が、私の思いと違っていても、そのときはきっとまた新しい思いと祈りが与えられるのだろうと信じることにしたのです。

ただ、そのおささげものを、見目良いように飾ることはすまい、
飾らない自分の本当の気持ちをおささげしよう、そう思いました。

そう思い立ってから、私は本当に素直に祈ることができるようになりました。
これまで、祈祷会も迷いながら出ていましたが、素直に出られるようになりました。良かったと思います。



恵みの夏休み

2012-08-29 | リンパ腫
このブログの更新を忘れるほど、
充実した夏休みでした。

このブログ、60日以上ほっとくと、
テンプレートの設定がきれてしまうんですねぇ。。。
そんなことも知らず、久しぶりに自分のブログ見てビックリ。


この夏は、本当にみ恵みでした。
夫の実家にも長く滞在できましたし、
私の母の家にも、前半後半と、二回帰省することができました。

好きなプールにも5回ほど行きました♪

思えば、去年の6月の始めに自家移植を受けて、
一年二ヶ月あまり。思いがけず元気な夏を過ごすことができました。


今でも毎日のように「再発しませんようにと祈る事を許してください」と祈っています。

私にとって、リンパ腫の「再発」とはなんなのだろう、と思います。

リンパ腫の診断を受けたとき、
私は、それが神様のご意思とはとても思えませんでした。
そのことで、とても苦しみました。

いまは、やっぱりこの病気は神様の御心だったのだろう、と素直に思います。

それは「もうお前はここに要らない」という意味ではなく、
私の命に神様が責任を負ってくださる、という事なのだと思います。

私だけでなく、私の大事な家族、友人、私に係わる人たち全てに、
神様が責任を持ってくださり、最善をなそうとなさってくださっている、
ということなのだと思うのです。

「再発しませんように」との祈りを止められたら、
そこで本当の「委ね」ができるのかもしれません。。。


リンパ腫

2011-10-24 | リンパ腫
昨年(2010年)の5月の終わり、悪性リンパ腫の疑いとのことで、緊急入院。
検査の結果、リンパ腫の診断が下されました。

次女出産後1年4ヵ月、
バイオリンのレッスンや、子羊バイオリン隊をようやく再開でき、
また子供達との楽しい日々の中での、
それは、怖いくらい幸せな日々の中での、
思いがけない発病でした。

それからしばらくの間、バイオリンから離れる日々でした。
抗がん剤治療中は、バイオリンを弾く気力も無く、
また身体的にも演奏するだけの元気がありませんでした。

リンパ腫は、脾臓原発で、ものによるとリンパ腫の中でも100人に一人の割合。
胸水が溜まり、そのため胸膜炎にかかって、その痛みで発見する事ができました。
胸水からもがん細胞が見られ、ステージは4期。

RCHOP化学療法を6回、RESHAP追加療法を2回、
脾臓摘出、今年の6月に大量抗がん剤+自家移植治療を受け、今に至ります。

主治医の先生は、充分すぎるほどの治療をした、
再発をビクビクして暮らす事は無いと言って下さっていますが、
当人としては、なかなかそのようにできないでいます。
もともとがとても心配性でもありますし、
やはりガンは特別怖い病気だからでしょう。

この病気にかかって、思った事は、
人生の嬉しい事も哀しい事も、全ては神さまから頂くものだ、ということです。

この先、どうなるか分かりません。

しかしそれは、私にだけ重くのしかかっている特別なものではなく、
どの人もそうなのですね。
だからこそ私達は、互いに愛し合いなさいと、互いを大事にしあいなさいと、
命じられているのですね…

ありがたいことに、先月から、
月に一度のバイオリン隊の練習に参加できています。

その喜びを本当に身に沁みて感じるのです。