Violin Lesson Voice

大人からのバイオリン、なんと再開。。。人生ってどう転ぶかわからない

最も美しいモーツァルトの二重唱

2014-10-06 | エトセトラ@音楽


シーファレは、モーツァルト14歳の作品『ポントの王ミトリダーテ』に出てくる二人の王子の、弟の方の名前です。

このオペラ、びっくりするほど珠玉の名曲ぞろいで、実は私、大好きなのです。

どうやったら14歳の少年がこれをかけるのか、ぜひあの時代にさかのぼって見てみたい。



このシーファレという役は、当時、カストラートという高音域を出す男性が歌っていました。

しかし男性を去勢させてまで出していた声なので、やはり現代に入ってからカストラートはいなくなり、

代わりに歌っているのが、女性のソプラノなのです。



モーツァルトのズボン役と呼ばれる役どころは、ほとんどがメゾソプラノの女性が歌うのだけれど、

このようにソプラノ歌手が歌うのは、珍しい。

今回、紹介させていただくミア・ペションも、普段はフィガロのスザンナとか、バラ騎士のゾフィーなんかを歌っている人なのだけど、

この作品では少年役を見事に演じてくれて、とても見ごたえがありますね。





とにかくメロディーが美しいです。

モーツァルトのオペラの中で、二重唱はたくさんありますが、

シーファレと、恋人アスパージア(父親の婚約者でもある)とのデュエットは、本当に美しいです。私の中では一位に煌めいております。

良かったら、そのデュエットだけでも聴いて下さいまし↓ 3曲目です。

14歳の若々しいモーツァルトの才能を、存分に堪能してください。




(0:00)「僕の心は静かに耐える」(アリア)
(5:13)「愛しい人よ、君から遠く離れて」(アリア)
(15:45)「もし私が生きるべきではないなら」 (二重唱)←コレコレ!!
(22:07)「情け容赦ない運命が過酷に」(アリア)

2 コメント

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ミトリダーテ (quon)
2015-07-22 19:01:11
こんにちは。
モーツアルト歴40年以上です。
これまで主要な作品は聴いてきたのですが、若書きにあたるミトリダーテをじっくり聴くことがありませんでした。
最近、この曲ばかり聴いていますが、非常に良くできていると思います。
もっともっと評価されてもいい作品だと思います。どうして、若い頃の自分には理解できなかったのか?非常に損をした気分になります。
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quonさま (violinlessonvoice)
2015-08-15 15:29:00
コメントをありがとうございます!返事が遅れまして、大変失礼しました。
モーツァルト歴40年以上! 大先輩ですね。。。

ブログを除いてくださり、ありがとうございます。
忙しさのため、最近は更新が滞りがちですが、大好きなバイオリンとクラシック音楽のブログです、
また覗いて下さいませ。
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