こんにちは
のんびり秋田からvisionです。
96歳で亡くなった祖母の話。
とても苦労人だったと思います。
2度結婚して、最初のおじいさんは若い時に事故で亡くしています。
その後、島根県出身で電気工事をしていた方がどういうわけで秋田にやって来たのかはわかりませんが2度目のおじいさんになりました。私が赤ん坊の頃よく可愛がってくれたそうです。しかし、そのおじいさんも病気で亡くなりました。
うちのおばあさんは負けず嫌いというか。仕事は人一倍出来る人でした。
苦労した話もたくさん聞きましたが、旦那を亡くすことの悲しみがどんなに辛いことか、親戚の葬式でしみじみと語っていたことを思い出します。
おばあさん自身も、もうだめかもしれないという大病が何度もありました。
しかし口癖は「冬は必ず春となる」で、どんな試練があっても立ち上がっていく人でした。
とともに家族のしあわせを祈って何時間もお題目を唱えていました。
おばあさんが亡くなった後、仏壇の引き出しから手帳が見つかりました。おばあさんの書いたカタカナ文字です。
「カゾクガシアワセニナルヨウニ」
「〇〇チャンガゴウカクスルヨウニ」
「〇〇サンノビョウキガナオルヨウニ」
「ミンナナカヨク」
晩年は自宅で介護を続け家族で見送りことができましたが、私たち家族はおばあさんの祈りで守られていたのだと思います。
今は感謝の気持ちを込めて家族で手を合わせています。