
昨年末は、大田区も「ペットボトルの「ボトルtoボトル」水平リサイクル事業」をプレスリリース、、、都政新報によると23区中「10区が「ボトルtoボトル」」を独自に取り組んでいるようだ~
ペットボトルのリサイクル、容リ協会ルートであれば、いまは有価で売れるので再商品化にかかる負担はないにせよ、、、なにしろ、「ごみ」であれ「資源」であれ、「処理」よりも「収集・運搬」にかかるコストは膨大だ~ また、その上、容リ協会ルートの場合「選別・保管」の費用も自治体負担となる、、、
独自ルートの場合は、、相手方の事業者とどういう契約かにもよるのだろうが、、、
都政新報の記事によると、葛飾区の場合、回収から再商品化までのコストは年間1億円かかっているようだ~
ペットボトルの「収集・運搬」は空気を運んでいるようなものだが、、どこの区でもかなりのコストをかけている。そもそもの容リ法の事業者と自治体の役割分担が問題なので、、それを解決するためには、拡大生産者責任(EPR:Extended Producer Responsibility)を徹底して、事業者の責任でデポジットなりで回収の段階から責任を持ってほしいものだ~ その点からいえば、コンビニやスーパーなどの店頭での回収は受益者負担でよいのかもしれないな~
10区が「ボトルtoボトル」/CO2削減コストで二の足も
使用済みペットボトルを原料にペットボトルに再生する「ボトルtoボトル」(BtoB)について、23区では10区が独自に取り組んでいることが本紙の取材で分かった。このうち、大田区は昨年末、BtoBに関する連携協定を飲料メーカーのサントリーホールディングスなど4社と締結するなど、徐々に取り組みが広がりつつある。BtoBは新たにペットボトルを製造するよりもCO2を大幅に削減し、脱炭素の切り札として期待される半面、区民への啓発やコストなどに課題もある。
■【プレスリリース】大田区 都内初の大型連携!ペットボトルの「ボトルtoボトル」水平リサイクル事業を区役所から2024年12月28日
■東京都墨田区、2024年4月から回収ペットボトル全量『ボトルtoボトル』アサヒ飲料のPET商品に再利用 連携協定締結2023年06月11日
■葛飾区・全国清涼飲料連合会『ボトルtoボトル取り組み』 ~全国初!自治体と清涼飲料業界が連携した本格取り組み~2021年03月19日

23区のペットボトルリサイクル、、、
令和6年度の指定法人ルートは千代田、中央、文京、台東、江東、品川、目黒、世田谷、渋谷、中野、杉並、荒川、板橋、練馬、江戸川の15区。そのうち、杉並、板橋、練馬は、令和5年度の回収総量からみると契約量が少ないので、独自ルートとの併用のようだ、、、
港、新宿、墨田、大田、豊島、北、足立、葛飾の8区は全量独自ルートのリサイクル、
・葛飾区は全国清涼飲料連合会との『ボトルtoボトル取り組み』を表明していた~
・墨田区も「回収PET全量をボトルtoボトルへ アサヒ飲料のPET商品に再利用」)
「ボトルtoボトル」もいいと思う。
容リ協会も「廃ペットボトル争奪戦? メーカーと自治体の「ボトルtoボトル」連携に容リ協「待った」」をかけて、公正取引委員会から独占禁止法上留意すべき事項・問題となるおそれがある行為と実態調査で報告されないように、もっと柔軟な選択ルートを用意すべきなのでは?
●使用済みペットボトルのリサイクルに係る取引に関する実態調査報告書(公正取引委員会 令和5年 10 月)