東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
~ごみ問題のスクラップブックとして~

中川環境相 動植物由来の原料(バイオマス)プラスチックの国内年間出荷量を、2030年に約50倍に増やすと & プラごみ削減へ途上国支援

2018年09月21日 19時15分25秒 | ごみ全般/環境政策

6月にカナダで開催された
G7=主要7か国首脳会議で、海洋プラスチック憲章に署名しなかった米国と日本、

あまりにもの危機感のなさにがっくり、
国連環境計画の報告書で、「使い捨てプラスチック製品の廃棄量(14年)は中国が最多だが、人口1人当たりの廃棄量は米国、次いで日本、欧州連合(EU)
、「プラスチックごみが集まる「太平洋ごみベルト」 8万トン集積、約30%は日本のごみ」「OECD報告書 世界のプラごみ年3億トン、レジ袋などの使い捨て製品の有料化や課税必要、リサイクル率日本は二十数%」だというのに、あまりにもの問題意識の欠如でがハズカシイのを通り越して情けない限りなのであるが、

環境相、日本の戦略「憲章超す内容に」=海洋プラごみ問題で表明-、ただし、G7文書案は数値目標なし
 カナダ東部ハリファクスで開催中の主要7カ国(G7)環境・海洋・エネルギー相会合の報道では、
、時事通信「日本の戦略「憲章超す内容に」=海洋プラごみ問題で表明-G7会合」で、中川雅治環境相は会合で、「プラスチック資源循環戦略」で「憲章の数値目標を超える内容とするよう産業界や自治体、NGOと調整する過程にある、、と報道。しかし、その実態は、「海のプラごみ削減で連携へ G7文書案、数値目標なし」ということで「海洋プラスチック憲章」からは後退した内容のようだ。

バイオマスプラスチックの拡大
今日は(G7)環境・海洋・エネルギー相会合の関連イベントで、中川雅治環境相は20日、動植物由来の原料(バイオマス)で作られ、環境への影響が小さいプラスチックの国内年間出荷量を、2030年に197万トンに増やすことを表明したという。

G20でリーダシップは焼却炉の売り込みか、
また、「プラごみ削減へ途上国支援 G7閣僚合意 再利用促進」という報道もあり、、、まさに、これが中川環境相のいうところのリーダーシップの発揮ということなんだろう。要は、ごみ処理システムが整備されていない途上国へ、日本の分別やリサイクルシステム、それらの整備の支援するということなんだろう。日本の焼却依存のごみ処理システムを、途上国にまで海外展開したいのだろう、、、、「プラスチック資源循環戦略小委員会」でも、中川環境大臣、G20で「世界のプラスチック対策をリードしていく~」と、そして、委員もあうんの呼吸で、海ごみ対策=途上国に日本の優れた廃棄物処理の国際展開、やたら皆さん国際展開を唱えていたが~

 

中川環境相 バイオマスプラ出荷量50倍へ 30年目標
毎日新聞 2018年9月21日
 カナダ東部ハリファクスで開催中の主要7カ国(G7)環境・海洋・エネルギー相会合の関連イベントで、中川雅治環境相は20日、動植物由来の原料(バイオマス)で作られ、環境への影響が小さいプラスチックの国内年間出荷量を、2030年に197万トンに増やすことを表明した。  ...


バイオマスプラスチックといってもいろいろで、
日本でいうところのバイオマスプラスチックはバイオマス分が25%以上入っていれば
バイオマスプラスチック、、

今求められているのは、使い捨てプラスチックの削減なのでは?
バイオマスを免罪符にプラスチック製品の擁護、利用拡大はやめてほしい、、、

2017年の国内出荷量は約4万トン(うち生分解性プラスチックは5.8%) → 2030年 目標 197万トン(約50倍)


動植物由来の原料(バイオマス)、、、
動は?、、原料「カニの甲羅(こうら)」もあるのだ

バイオマスプラ入門

原料・種類

バイオマスプラスチックは原料にバイオマスを利用することに特長があります。原料の種類等は多岐にわたりますが、分類としては、バイオマスを全面的に使うか部分的に使うかによって分けられます。

  全面的バイオマス原料プラスチック

 

バイオマスから作られた原料だけを原料にしたプラスチックでポリ乳酸・変性澱粉などが含まれます。

現在は石油原料によって製造されているポリブチレンサクシネート系(PBS、PBSA)、も、原料のコハク酸と1,4ブタンジオールの両方がバイオマス原料への切り替えが実現すると、このタイプに分類されることになります。

  部分的バイオマス原料プラスチック

 

ポリプロピレンテレフタレート(PPT)の、片方の原料であるプロピレングリコールを醗酵法で作った製品がすでに販売されています。またポリ乳酸の共重合物、酢酸セルロース系もこの分類に属します。

現在、石油原料によって製造されているポリブチレンサクシネート系(PBS、PBSA)、の原料のコハク酸、またポリブチレンアジペートテレフタレート(PBAT)の原料の1,4ブタンジオールをバイオマス原料に切り替える計画が進められており、これが実現すると、この「部分的バイオマス原料プラスチック」タイプに分類されます。

 

 

 ●中央環境審議会循環型社会部会プラスチック資源循環戦略小委員会(第2回)

日本バイオプラスチック協会 資料」から抜粋

 

2017年の出荷量は約4万トン(うち生分解性プラスチックは5.8%) → 2030年 目標 197万トン(約50倍)

 

 

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