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関東近県の廃棄物処理施設の建設、DBO方式(公設民営方式)がふえてきた~<運営委託も20年間の長期包括運営など>

2018年02月17日 09時51分56秒 | 中間処理施設等

立川市「第5回  新清掃工場整備基本計画検討委員会資料-6事業方式」から抜粋


全国各地の廃棄物処理施設の建設事業は、DBO方式(公設民営方式)での入札、契約が増えてきている~
今日のニュースで、我孫子市は「新廃棄物処理施設整備詳細計画」を策定し、DBO方式(公設民営方式)が望ましいとしている~

関東近県でもDBO方式での落札や検討のニュースが、、、
東京都内でも、一昨日は、立川市「9月に一般入札/着工は20年度/立川市の新清掃工場 DBO」のニュース
八王子市(仮称)新館清掃施設整備及び運営事業」実施方針DBO方式となっている。4月には入札公告予定

町田市も「熱回収施設やバイオガス化施設」 DBO方式で契約、、
浅川清流環境組合(日野市、国分寺市、小金井市)もDBO方式で契約
武蔵野市の「新武蔵野クリーンセンター」もDBOだった
西秋川衛生組合(あきる野市、日の出町、檜原村及び奥多摩町)もDBO、、

公設民営、運営委託も20年間の長期包括運営とかが多い、、、

東京都内では、、、そのうち公設公営は23区だけになるのだろうか、、、
23区の場合、公設公営といえども、清掃工場の半分程度は運転管理業務を委託しているが、、、
新大田清掃工場は包括委託に準じた形での民間委託である~
また、杉並清掃工場の建設計画の頃、日刊建設通信新聞(2008/10/08で「清掃工場建替にPFI/日処理600tモデルで検討/二十三区一組」というニュースも流れていたので、23区清掃一組も、公設公営にのみこだわっているわけでもなく、今後の建替工場でもさまざまな運営形態がありえるという事だろう~

小泉内閣の構造改革以来、
地方自治体でも、何でもかんでも民間でできる事は民間へ
今では、学校給食などあっという間に民間委託、公共施設や図書館運営も指定管理者制度など、
そのうち、廃棄物行政も民間委託が主流になるのだろうか、
リサイクル関連はほぼ民間委託だし、、ごみの収集や中間処理も直営などなくなるのだろうか、、、
なにごとも、メリット・デメリットはあるのだろうが、、、
設計や建設のみならず、20年間もの長期包括運営委託など、、、
総合評価入札で決めるとはいえ、外れた場合はどうなるのだろうか、、、
運が悪かったでは済まされない高額の買い物、
何よりも、安全で安定した運営、維持管理が続けられるのか気になる、、、


我孫子市 更新日:2018年2月15日

新廃棄物処理施設整備詳細計画


本計画は、平成28年3月に策定した、「我孫子市廃棄物処理施設整備基本計画」を受け、新廃棄物処理施設の整備事業を進めるため、施設の整備内容を詳細に検討したものです。

新廃棄物処理施設整備詳細計画(PDF:12,377KB)
新廃棄物処理施設整備詳細計画概要版(PDF:3,751KB)

 


八王子市 更新日:平成29年12月27日


「(仮称)新館清掃施設整備及び運営事業」実施方針の公表について

 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(平成11年法律第117号)の規定に準じて、(仮称)新館清掃施設整備及び運営事業実施方針を公表します。

    (仮称) 新館清掃施設整備及び運営事業に係る実施方針の公表について
    (仮称) 新館清掃施設整備及び運営事業実施方針

 

立川市 更新日:2017年5月12日

「立川市新清掃工場整備基本計画」を策定しました

 市は、平成27年12月に取りまとめた「新立川市清掃工場(仮称)の基本的な考え方」を踏まえ、平成28年5月に学識経験者や公募市民等で構成する「新清掃工場整備基本計画検討委員会」を設置し、新清掃工場の施設規模や処理方式等の基本仕様などの検討を進め、平成29年3月に「立川市新清掃工場整備基本計画」を策定しました。
 今後は、この整備基本計画に基づき、事業者選定や用地取得に取り組むとともに、生活環境影響調査を継続して行っていきます。

 立川市新清掃工場整備基本計画の概要

近年の清掃工場は、ごみを処理するための施設だけでなく、ごみを焼却した熱を発電等に活用し、循環型社会の形成に寄与するとともに、防災機能等を備えた施設となることが求められています。本基本計画でも、施設規模の設定、環境保全対策(公害防止基準、煙突高さ)、ごみ処理方式、余熱利用計画、環境学習機能、防災機能、事業方式及び財政計画などについて取りまとめています。

詳しい内容については、下記関連リンクをご覧ください。

関連リンク

    「立川市新清掃工場整備基本計画」(PDF:2,399KB)
    「立川市新清掃工場整備基本計画」《概要版》(PDF:606KB)

公設民営方式(DBO方式
※Design Build Operate方式の略。
DBO方式は、これから新たに整備する施設において、公共の所有の下でその整備と長期包括委託による運営を一括発注・契約する方式である。公共が財源を確保し、民間の意見を採り入れながら公共が施設を設計、建設、所有し、運営を民間事業者に長期間包括的に委託する方式である

 3.先行事例調査
(1)全国事例
 過去10 年間の全国における事業方式採用状況を表4に示します。特に近年は、「公設民営方式(DBO方式)」を採用している事例が多くなっています。これは、以下の2 点が大きな要因と考えられます。
・民設民営方式(PFI方式)と比較して公設民営方式(DBO方式)では自治体が資金調達を行うことになることから、民間事業者が資金調達を行う場合よりも低金利で資金調達をできること。
・従来一般的に採用されていた「公設公営方式」の短所である運営期間中の維持管理費が単年度ごとの予算措置となるうえ、毎年の維持管理費の変動が大きく、競争性の確保が困難であることが、公設民営方式(DBO方式)でも解決できること。
一方で、「民設民営方式」は過去10 年間で3 件しか採用されていません。これは、民設民営方式(PFI方式)ではより民間事業者の自由度を高めて創意・工夫を発揮させることでコストの縮減を図ることが可能となりますが、廃棄物処理事業は実施する業務内容がある程度決まっていること、安定したごみ処理の継続が絶対条件でありリスクを冒して民間事業者に自由度を与えることは望ましくないことが要因と考えられます。

 

表中の23区の清掃工場分、「非公表」となっている練馬清掃工場、杉並清掃工場、は公設公営で稼働中
大田清掃工場は、包括委託に準じた形での民間委託である。(東京エコサービス)で稼働中
光が丘清掃工場は建設中、、直営運転か民間委託になるのかは???

 

関連(本ブログ)
9月に一般入札/着工は20年度/立川市の新清掃工場DBO2018年02月16日
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462億でタクマグループ/協力企業に西松建設/町田市の熱回収施設やバイオガス化施設 DBO2016年09月26日
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●23区清掃工場の運転管理業務の委託状況




関連(本ブログ)
23区 清掃工場の「運転管理業務委託」は経費削減になっているのか~(平成27年度分更新)2017年06月27日

 

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