※写真は中国新聞ホームページから
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益田市は12日、可燃ごみの指定ごみ袋から鉛が検出されたと発表した。
中国新聞「指定ごみ袋に鉛混入 益田市」
「愛知県の製造業者」ということになっているが、国内で製造したものにも鉛を使っているということ?
国産品は、業界の自主規制かなんなのか、鉛フリーと聞いたことがあるが!!
それとも、海外で製造したものを国産品と偽っている可能性もある?
安いものにはそれなりのからくりがある~
「健康被害の報告もなく、焼却時の大気汚染などの影響も考えにくい」なんて~ ちょっと無責任な発言なのでは。そんなにすぐに出てくる被害であれば大変なことである。健康被害の報告があってはからでは困るだろうが~ 健康被害が起こらないように、環境負荷ができるだけ少なくなるよう最善の措置を執るのが行政の役目。焼却することを前提としたごみ袋、最低限、仕様書で重金属類の含有をやめさせなければ。排ガスがOKだとしても、焼却灰に重金属類が残るし、溶融処理をしてもスラグなどの重金属類含有・溶出試験はしっかりとしなければ~
益田市、困るな~こんなことで名前が出てきて。
でも「安心・安全なごみ袋を~」ということで今回の措置なのだからある意味よいのだろうか~
中国新聞 - 2010/11/13
益田市は12日、可燃ごみの指定ごみ袋から鉛が検出されたと発表した。島根県産業技術センター(松江市)の調査で、大と極小の2サイズかを検出。市は同日、極小の回収を開始した。
市によると、7月下旬に「袋の落札価格が安すぎる」との匿名の指摘があり、粗悪品の使用を疑って調査を開始。有色の指定ごみ袋3種類を県産業技術センターに提出し、10日に回答があった。
成分分析の結果、2740~3020ppmの鉛を検出した。ごみ袋への鉛使用を禁止する法律はないが、食品衛生法は食品の容器包装への鉛の含有濃度を100ppm以下と規制している。
本年度の指定ごみ袋は4月、市内業者が約1510万円で落札。市によると、落札業者は愛知県の製造業者から完成品を仕入れている。
製造業者は、大と極小サイズを計53万枚製造。市によると、極小の12万7千枚が市内に流通したという。市環境衛生課の永岡克広課長は「落札業者を通じて製造業者に鉛混入の経緯を確認する。健康被害の報告もなく、焼却時の大気汚染などの影響も考えにくい」としている。
益田地区クリーンセンター
三菱重工のストーカ炉(31.0t/日×2系列)
灰溶融炉(9.6t/日×1系列)
益田市HP
■緊急情報 益田市指定ごみ袋について緊急のお知らせ
【重要なお知らせ】
このたび益田市の独自検査により、燃やせるごみ袋:極小から有害物質が検出されました。直接人体に影響はないものの、市としては、市民の皆さまには安心・安全なごみ袋を使っていただかなければならいと考えておりますので、有害物質混入ごみ袋の店頭販売を中止いたしました。
したがって、燃やせるごみ袋:極小については、お買い求めいただこうとされても、すでに店頭には置かれておりません。
ご自宅にある極小のごみ袋については、ご希望であれば代替品を下記のところで無料交換いたします。なお、人体に影響があるものではなく、最終的には焼却しますが、大気中にも放出されませんので、引き続きご利用されても構いません。
≪交換対応窓口≫ ●市役所環境衛生課 TEL31-0231/FAX31-1139
益田市は、"指定ごみ袋から鉛検出"の原因調査の結果がまとまりしだい、益田市のホームページなりでぜひ結果の公表をして頂きたい。全国各地の自治体で、同じ製造メーカー製のごみ袋はかなり出回っている。他自治体のごみ袋も、同様に鉛等の検出の可能性はある。(行政との直接契約でなければ指名停止措置もとれないのかな?)また、製造メーカー自身も、行政相手の仕事を続けるのであれば、何らかの報道をしなければ~
関連(本ブログ)
■「色付きレジ袋に鉛((最大16000ppm)~中国製?」学習会に参加して2007年10月09日
■「色付きレジ袋に鉛」学習会~レジ袋由来の鉛量の推算2007年10月10日
■色付きレジ袋に高濃度の鉛 着色料が原因か2010年02月10日
■廃プラスチックの焼却処理に関する調査報告~重金属の移行割合2009年01月24日
少し古いニュースですが~
■基準値の250倍?色付きレジ袋に高濃度の鉛
スポーツニッポン - 2010/02/10
スーパーなどの色付きレジ袋の中に、有害な鉛を欧州連合(EU)の基準値を超える高い濃度で含有するものがあるとの調査結果を京都大環境保全センターの酒井伸一教授らが10日までにまとめた。中には基準値の250倍という極めて高濃度のものもあった。
参考
■中津川市指定ごみ収集袋供給業務
入札結果公表一覧表
■佐藤化学工業(株)(ポリエチレン袋の専門メーカー)
http://www.satokagaku.co.jp/index.html
マレーシア、スリランカにも工場
●とりあえずは、ごみ袋を破格の安値で購入した自治体は、仕様書に「国産品」とした場合、本当に国産品であるかどうかの確認をした方がいいですね。国内製造メーカーであっても、海外の自社工場で安価に製造しているパターンも考えられます。鉛など重金属類を高濃度に含むレジ袋やごみ袋の多くが、海外で製造されたものであったという調査結果もあります。
また、仕様書には「国産品」とするだけではなく、重金属等の顔料を使用しない等と具体的に明記しないと、「国産品」だけでは、今回の益田市のような自体になった時に責任の所在が曖昧になる可能性もあります。
具体例
■一般競争入札(物品:大田市ごみ指定袋(プラスチック製容器包装用)
大田市ごみ指定袋購入事業仕様書
(4)本体及び印刷文字の色(一部抜粋)
② 顔料及びインキを使用する場合は、印刷インキ工業連合会が制定している食品包装材料用印刷インキに関する自主規制(NL規制)に準拠しており、耐気性、耐熱性、耐移行性、耐溶剤性に優れ、カドミウム、鉛、水銀、ヒ素、クロム等の有害な重金属及び塩素化芳香族炭化水素のハロゲン化合物を含まないものとすること。
参考(石西タイムス)
■杜撰な入札情報 「お粗末入札」競演大会
http://ynakayama.exblog.jp/13633300/
市によると、7月下旬に「袋の落札価格が安すぎる」との匿名の指摘があり調査を開始。何がお粗末か
匿名の指摘への過剰反応の理由は何か
新聞報道のように、日本では食品衛生法によって食品の容器包装に含まれる鉛の含有濃度を100ppm以下と定めているが、レジ袋には適用されていない。
益田市もゴミ袋の入札にあたって、鉛を含んだ商品を排除する措置はしていなかったようだ。それなら違法性はないと思われるのに、氏名も身分も分からない者の指摘で検査した理由は何か。
また、匿名の指摘は7月にあったという。重金属検査(カドミウム、鉛、ヒ素、水銀の分析)をしかるべき機関に依頼すれば、どこでも7~10日程度で結果は出るし、検査料も3万円前後、鉛だけの検査なら5~7日、検査料も8千円くらいのものだ。それが、3~4ヵ月もたって公表したのはなぜか。
益田市にとって有益な選択だったのか
益田市には、全国トップクラスのレジ袋やゴミ袋を生産している業者がいる。現在、市内に大
きな2工場を持ち、多くの雇用を生み出している。さらに3つ目の大規模工場が建設されつつあり、ここでもかなりの雇用が見込まれる。当然のことながら、少なからぬ税収も増える。
愛知県の製造業者から市内の商社が買い入れ、それを益田市に納入すれば、輸送費や商社の利益が上乗せされる。それが、市内に工場を持ち、商社を介さないで直接納入できる業者より安いということに何の疑惑も感じなかったのだろうか。
新聞報道は4月に入札されたとしているが、不思議なことに当時の益田市の入札結果が見当たらないので他の業者の価格との比較はできないが、雇用効果や税収の増加を上回るほどの価格差があったとも思えない。
ゴミ袋の市場流通価格くらいは、その気になればいくらでも調査はできる。その市場流通価格の平均値なら、随意契約であっても不思議はない。いくら凡庸の議会でも足し算引き算くらいは分かるだろうから反対はしないはずだ。
これから購入したゴミ袋をどうする積りか分からないが、何の考えもなく謝罪して、一部とはいえ回収しているのだから、下手をすれば残りは全部破棄される可能性もあるが、破棄されるのは税金で購入した市民の財産だ。
今までの経過を見れば、愛知県の業者や市内の商社に損害賠償の請求はできそうもない。この責任は誰がとるのか。
国内で製造して、鉛が検出されるのであれば、海外産の原料を使用している確立が非常に高いし、自社工場の海外で製造していれば、原産地偽装で大問題である。
今年度、国内製造限定の市町村ごみ袋の落札を佐藤化学にされた市町村は、すべての市町村で検査をするぐらいの事はしてほしと思う。
市町村は、ごみ袋の安定供給及び、国内産業を維持する為に、わざわざ国内製造品に限ると、仕様書に明記してあるが、自社工場が海外にある事、税関の検査の甘さに付け込んで、海外製造をするとは、とんでもない会社だ。
ダンボールを見れば、国産品か海外品かは一目瞭然である。同じ袋で箱が2種類以上あれば、ほぼ海外産である。
この不況の中、市民の税金で作られているごみ袋ですから、市町村関係者よろしくおねがいします。
業者は仕様書通りであれば責任はないでしょうし~
多額の費用をかけて処理する方法を教えてください。
火葬場の灰にも鉛はあるそうですがどのように処理していますか?
ごみ袋も、ほとんど中国製と聞いていますが、袋に中国製と書いてある製品は、鉛が入っていないのでしょうか?
代理店を立ててバックで佐藤化学工業(株)が
ごみ袋を製造しているケースが多いので
製造元を調べるべきでしょう。
地元業者のみ参加出来る入札をされている自治体は特に注意ですね。
マレーシア、スリランカにも工場あり
疑わしい自治体は調査した方がいいですね。
他の自治体でもトラブル多いですね。
中津川市の落札価格をみてみたら~他社より半額近い価格になっている。
【事 業 名:中津川市指定ごみ収集袋供給業務】
入札年月日:平成 22年4月2日
【市指定ごみ収集袋供給業務】
◇指定ごみ袋
燃えるごみ袋(大) 1,800,000枚
(中) 400,000枚
(小) 100,000枚
◇ごみ袋配達業務 1式
1 A:22,553,000円
2 B:辞 退
3 C:23,560,000円
4 D:24,500,000円
5 E:12,927,000円 落 札