
水銀除去システムフロー
三菱重工環境・化学エンジニアリング「「ごみ処理施設における排ガス中の水銀除去システム」を製品化」から
三菱重工環境・化学エンジニアリングが「「ごみ処理施設における排ガス中の水銀除去システム」を製品化」プレスリリース。他のプラントメーカーの「排ガス中の水銀除去システム」となにか違いはあるのかな?
大気汚染防止法の一部が改正され、排ガス中の水銀濃度が規制されたが、、
水銀で、問題となるニュースもキャッチしていないが、、、廃棄物処理施設でなにか変化は起こっているのか?
最も,連続測定でもしていない限りは、年に一度や二度の排ガス測定だけでは、、
環境省も、ダイオキシン類に関してはいろんな対応状況の報告はあるが、、、
水銀に関しては、、、「平成29年度水銀汚染防止法に基づく水銀等の貯蔵・水銀含有再生資源の管理に関する報告について」は目にしたが、、、水銀の大気放出については??? しっかり監督責任を果たすべき、、、
「ごみ処理施設における排ガス中の水銀除去システム」を製品化
2019年4月24日 発行
◆水銀濃度変化を予測することで迅速・安定・廉価な水銀除去システムを実現
三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC)は、「ごみ処理施設における排ガス中の水銀除去システム」を開発しました。
開発した水銀除去システムは、排ガス中の水銀濃度の変化率から水銀濃度を予測し、水銀濃度に応じた最適量の活性炭を供給・制御することで、突発的な水銀濃度の上昇に迅速に対応します。新設される施設向けの排出基準値である30 µg/Nm³以下を維持しながら活性炭の使用量を削減できるため、維持管理費を抑制できます。
さらに、迅速応答型水銀分析計により、バグフィルタの下流に設置しても、バグフィルタ上流に設置した場合と同等以上の速やかな応答を実現しました。バグフィルタの下流に設置することで、分析計に悪影響を及ぼすばいじん除去設備の新たな設置が不要となるため、廉価なシステムとなります。
本システムの効果:
- (1)突発的な水銀濃度の上昇に迅速対応
- (2)新設施設向けの排出基準値である30µg/Nm³以下を維持
- (3)活性炭使用量低減及び維持管理費の抑制
- (4)迅速応答型水銀分析計をバグフィルタの下流に設置することによる導入コストの低減
MHIECは、三菱重工が長年培ってきた環境装置分野の技術開発力と国内外を含めた豊富な廃棄物処理施設の建設・運営ノウハウを2008年に継承。多数の実績に基づく、建設から運営まで含めた総合的ソリューション提案力を強みとしています。
当社は、今回の開発とこれまでの実績をベースに、廃棄物処理施設の省エネ化や安定稼働の維持・向上、さらに維持管理費などを含めたL.C.C.(ライフサイクルコスト)低減に向けた提案を積極的に推進し、受注拡大を図っていきます。
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