宇佐・高田・国東広域事務組合「広域事務組合だよりNo.7」から
1者入札で日立造船グループが22,966,000,000円(税抜)で落札
組合だよりには詳しい経緯などでている
宇佐・高田・国東広域事務組合の「ごみ処理施設整備・運営事業」入札問題、
広域ごみ処理施設で3市長が対応を協議」をみると、いまだに構成市の間で意見がまとまらずなのか、、
しかし、「広域事務組合だよりNo.7」の管理者からみなさまへでは、『なお、決定にあたり正副管理者間の意見の一致を見ることができませんでしたが、これ以上先延ばしすることは困難であり、地方自治法に基づき管理者が最終決裁したものです。 契約の締結におきましては、議案を広域議会に提案することとなります。』となっている。
広域ごみ処理体制でこういう事例もめずらしいことだろう。正式な手続きを経て落札して、その契約案件が議会で承認されずでは、、しかし、塩谷広域行政組合次期ごみ処理施設でも、いったん落札事業者が決まったものの、議会で反対となり、再入札をしたこともあったな~
大分放送 2018年2月2日
宇佐、豊後高田、国東をカバーする広域ごみ処理施設建設計画について、事業を進める広域事務組合が2日、会議を開きました。市長同士の意見はまとまらないまま、契約についての議案を組合が開く議会に提出することになりました。広域ごみ処理施設は、3市でつくる宇佐・高田・国東広域事務組合が宇佐市に建設を計画しています。整備・運営業者を決める入札では1グループだけが応札し、229億円、落札率94.5パーセントで落札されました。豊後高田市役所では2日、3市の市長が出席する正副管理者会議が開かれ、次回の広域事務組合議会に契約についての議案を提出することを決めました。しかし、正管理者の是永宇佐市長が推進の立場に対し、副管理者である佐々木豊後高田市長は価格が高いと反対しています。広域事務組合議会は今月19日に開会する予定で、3つの市から選ばれた市議12人で審議されます。
宇佐・高田・国東広域事務組合の「広域ごみ処理施設整備・運営事業」は、平成28年4月21日に入札公告後、不正入札情報などで、、平成28年10月3日に入札手続きを 一時停止としていたが、外部の調査委員会の「公正入札調査委員会の調査結果」で、談合その他の不正をうかがわせるような事実は認められなかったとして、平成29年2月14日付けで一時停止が解除となった。
ということで、その後、ツツジグルーが辞退して、コスモスグループ1社の入札となり開札。ツツジグルーの辞退の理由は??? そのコスモスグループ(代表企業:日立造船株式会社)の価格が高すぎるということのようだったが、しかし、1者入札だと、予定価格通りでも落札になるのだろうから、、、で、組合議会で契約案件の承認ならずというニュースまでは把握していたのだが、、その時点では落札者の公表もないままだった、、、(平成29年8月)
今日、ひさしぶりに宇佐・高田・国東広域事務組合のホームページを開いてみると、、、
昨年11月には、「これまでの経緯」「落札候補者の選定結果」「落札者の決定」「審査講評」「客観的評価結果」とこれまでの経緯を公開しているようだ。
住民向けにも、「広域事務組合だよりNo.7」で、これまでの詳細な情報をお知らせしている。
しかし、1者入札の弊害というか、技術評価は60点満点で36.33点でも落札だから、、、
ごみ処理施設整備・運営事業 事業概要
施設主要事項
エネルギー回収型廃棄物処理施設
焼却施設における対象物
○可燃ごみ 構成市から収集した可燃ごみ、直接搬入可燃ごみ
○可燃性残渣 不燃破砕後可燃残渣、可燃性粗大ごみ
○その他 し尿汚泥、災害廃棄物
施設の処理能力
115t/日(57.5t/日×2炉、24時間/日運転)
施設の処理方式
ストーカ式
マテリアルリサイクル推進施設
破砕・選別施設における対象物
○不燃ごみ 構成市から収集した不燃ごみ、直接搬入不燃ごみ
○資源ごみ 缶類(スチール、アルミ)、びん・ガラス類、ペットボトル
○その他 直接搬入粗大ごみ(不燃性)、その他資源ごみ
施設の処理能力
9.4t/日
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