東京23区のごみ問題を考える

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何かとトラブルの多い中防灰溶融施設/ プラズマ式灰溶融炉

2010年03月14日 22時03分55秒 | 東京23区のごみ

●なんだかいろんな事が起こる中防灰溶融施設 溶融スラグの鉛基準オーバー、排ガス中の水銀濃度自主規制値超過、昨年度は定期補修工事が契約不調で補修出来ず、やっと補修することになったら、思わぬトラブル発生で補修の内容を大幅に変更するなどとは… いったいどうなっているの中防灰溶融施設!!
非常事態なのかどうかすら私たちには計り知れないのだが~


東京二十三区清掃一部事務組合「清掃工場故障週報」より
中防灰溶融施設 2号灰溶融炉 発生日時:12月19日19時23分 
プラズマ重故障警報「主電極プラズマ電圧H」発報時、中制室監視モニタにて炉天井部でスパーク確認及び溶融炉非常停止した。スパークの発生により、大天井フランジ部が破損し、炉蓋冷却用冷却水が漏水した。なお、このまま定期点検補修(H220116~)に入る。
●「スパークの発生により、大天井フランジ部が破損」「広範囲に天井耐火物が剥離及び脱落し」
これって、なんだかたいへんなことなのでは?
 一昨年11月12日にも4号炉で「主電極継ぎ足し後、着火時に主電極小天井へのスパークを確認した。点検・調査のため溶融炉を停止した。」があり、昨年5月4日に復旧している。そんな調子で、トラブル続きでまともには動いていない中防灰溶融施設


中防灰溶融施設溶融炉補修工事その2 【契約変更】
各設備機器の機能を維持し、施設の安定可動を確保するために補修工事を行う。
工事着手の時期:平成21年12月17日
工事完成の時期:平成22年3月16日(ただし、B部分工事については平成22年3月12日まで)
契約の相手方:三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社
契 約 金 額:既定 294,000,000円→変更 293,958,000円 増減 -42,000円
変更の理由:本工事では、2号溶融炉の耐火物補修を予定していなかったが、広範囲に天井耐火物が剥離及び脱落していたため、耐火物の補修なしに運転再開は不可能と判断した。本工事未施工内で見直しを行い、来年度上半期まで運転可能な項目を除外し、2号溶融炉耐火物を補修を行う。また、3号溶融炉底耐火物補修で炉底積層部耐火物の状況が良好であったため、4号溶融炉底耐火物補修における耐火物の数量を変更する。
●契約不調でやっと金額の折り合いがついたと思ったら、こんどはおもわぬトラブルで、契約の内容を大幅に変更とは。当初の計画の補修は変更が可能な程度のものだったというのもなんだかな~本当に安全運転の管理がされているのか、契約内容も適正に行われているのか、大丈夫なのだろうか? それにしても補修の度に3億円もかかってしまうとは~ まともにフル稼働させると1日電気代だけでも600万円かかるという施設、こんなもの動いてほしくもないし、本当に迷惑な施設である。

●やっと平成21年度の「清掃工場故障週報」を工場別に整理した。これからじっくり見てみよう~


関連(本ブログ)
■中防灰溶融施設溶融炉補修工事その2は 2億9千万余で契約締結
http://blog.goo.ne.jp/wa8823/ehttp://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/fa15b43064eb2839040f3d84cd007069

■中防灰溶融施設 定期補修工事契約不調で補修出来ず 延期!!
http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/d1b7f9e6a46931911ca97d5dc306dadd

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