追記(2024年4月4日)
1ヶ月間の本ブログ上でのアンケート集計、、
賛成・反対、様々な貴重な意見を頂きました。
ありがとうございました!!
引き続き、アンケートは受け付けています。
いろんなご意見を寄せて下さい。
関連(本ブログ)
■23区の家庭ごみ(可燃ごみ・不燃ごみ)有料化に関するアンケート、集計結果2024年04月04日
追記(2024年3月22日)
3月4日からアンケートを実施したものの、回答数がほとんど増えないので、3月末で終了し一旦集約する予定です。(今日現在でやっと35件)
ただし、賛成や反対のご意見、ほんとうにさまざまな意見があってとても勉強になります。ありがたく感謝しています。
東京23区の家庭ごみはなぜ有料化が進まないのか?
23区の家庭ごみは、「粗大ごみ」に関してはすべての区で有料化実施中。「可燃ごみ」「不燃ごみ」はまだどこの区も実施していない。
但し「大量にごみを出す場合」は23区ともに有料となっているので、23区の家庭ごみも「一 定量無料型」の有料化と言えなくもないが、、、、その実態は、23区は指定ごみ袋制度でもないし、集合住宅が多い、従って、1回で5袋出しても6袋出しても誰のごみかもわからないのが実情。1日10Kgを超える量は有料という制度はあれど実質は伴っていないとおもえる。
環境省も、東京都も、「家庭ごみの有料化」はごみ減量の効果があるとして推奨しているが、なぜ23区は家庭ごみの有料化に踏み切らないのか。23区のうち、豊島区・荒川区・中野区は審議会で有料化の答申も出ていた記憶があるが、未だに有料化検討の話は聞こえてこない。23区ともに、「家庭ごみの有料化」は検討課題事項にはなっているのだろうが~
最近は、ごみ問題を語る仲間内でも「家庭ごみ有料化」の話題が増えてきた。誰も、諸手を挙げて有料化に賛成するわけではないが、有料化になれば間違いなくごみ減量効果はあるだろうし、何よりも自分の出すごみのことを考えるきっかけづくりになると思う。現状では、ごみステーションに出せばそれでお終いで、ごみ問題に関心がない区民が多すぎる。先ずは欲張らずに「可燃ごみ」「不燃ごみ」の有料化を想定して、「資源」は無料で「ごみ」から「資源」へのインセンティブが働けばいいかなとおもうのだが、、、
ということで、あれやこれや考えた末、とりあえず、23区の区民の有料化に関する意識を知りたいと思ってアンケート調査をしてみようと思う。とはいえ、個人のWeb調査では、よほどの関心がなければその存在もみつけてもらえないだろうが、何はともあれである、、、
無料の「Google Forms: オンライン フォーム作成ツール」でWeb アンケートを作成してみた~
Web アンケートでは、回答に信憑性はあまりないかもしれないが、大まかな傾向だけでもつかめればよいと思う。また、自由意見欄でいろんな考え方を知ることができればそれもありがたい。
Google Forms: 23区の家庭ごみ(可燃ごみ・不燃ごみ)有料化に関するアンケート
リンクURL https://forms.gle/vWKKyPiv3oHNZXG39
Googleフォーム「回答者からメールアドレスを収集しない」に設定したので、匿名アンケートになります。
アンケート記入後に「送信」ボタンを押すと「回答を記録しました」の画面になります。
その下の「前の回答を表示」をクリックすると現在の集計結果をグラフでみることができます。
Web アンケートで回答したくない方は、ブログ下段の「コメント」にて送信していただければアンケートに反映して集計可能。ご協力お願いいたします~
Google Formsの「埋め込み」gooブログには反映できなかった~
アンケートフォームイメージ画像 ↓ ↓ (画像をクリックするとアンケートフォームにリンク)
アンケート調査にご協力お願いいたします~
ブログのコメント欄でもOKです~
23区の廃棄物処理は、ごみ減量やリサイクル・収集・運搬は各区の仕事、中間処理は23区の共同処理体制で東京二十三区清掃一部事務組合が担っている。最終処分は東京都に委託という3層構造で、ごみ処理の主体に一貫性がなく、責任の所在も区民から見えにくい。
現在、清掃一組の一廃計画改定検討委員会が始まっている。 23区のごみ量、コロナ禍で事業系ごみが減って何とか増加傾向は抑えている。容リ法 完全施行から20数年以上過ぎて、それでも23区の半分の区は容リプラの分別回収はしてこな かった。一昨年のプラ新法で国からの交付金の必須要件にプラスチッ クの資源化実施が入ったことで、今後、23区の分別回収未実施の区も重い腰を上げて「容リプラ 」と「製品プラ」の一括回収が始まるだろう。 それでも、清掃一組の「ごみ量予測」では当然のように次々と清掃工場の建て替えも余儀なくさ れている。おもいきったごみ減量施策は、家庭ごみの有料化が効果的におもうが、23区も清掃一組も全くその気配もない、、、
東京の多摩地域は、家庭系の一般ごみは、2022年6月1日現在28市町で有料で収集している(有料化を実施していないのは武蔵村山市と檜原村のみ)。
環境省の「日本の廃棄物処理(令和5年4月20日現在)」によると、ごみの収集手数料の状況(令和3年度実績)は、粗大ごみを除くごみ処理手数料の有料化は全国1,741市町村のうち、1,154市町村(66.3%)が有料化実施、無料は585市町村(33.6%)となっている。
本ブログでもカテゴリー「有料化 指定ごみ袋」で、ネット上に上がるごみ有料化の動向を集めているが、それもニュースになるのは氷山の一角であろう。
ごみ有料化賛成意見、反対意見、様々な意見を集めています。
ご協力お願いいたします!!
家庭ごみ有料化手法
環境省 「一般廃棄物処理有料化の手引き」平成25年4月から抜粋
表 3-1-1 手数料の料金体系
① 排出量単純比例型
排出量に応じて、排出者が手数料を負担する方式。単位ごみ量当たりの料金水準は、排出量にかかわらず一定である。例えば、ごみ袋毎に一定の手数料を負担する場合には、手数料は、ごみ袋一枚当たりの手数料単価と使用するごみ袋の枚数の積となる。(均一従量制)
【利点】
・制度が単純でわかりやすい
・排出者毎の排出量を管理する必要がなく、制度の運用に要する費用が他の料金体系と比べて安価である。
【欠点】
・料金水準が低い場合には、排出抑制につながらない可能性がある。
② 排出量多段階比例型
排出量に応じて排出者が手数料を負担するもので、かつ、排出量が一定量を超えた段階で、単位ごみ量当たりの料金水準が引き上げられる方式。(累進従量制)
【利点】
・排出量が多量である場合の料金水準を高くすることで、特に排出量が多量である者による排出抑制が期待できる
【欠点】
・排出者毎の排出量を把握するための費用が必要となるため、制度の運用に要する費用が増す。
③ 一 定量無料型
排出量が一定量となるまでは手数料が無料であり、排出量が一定量を超えると排出者が排出量に応じて手数料を負担する方式。例えば、市町村が、ごみの排出に必要となるごみ袋やシールについて一定の枚数を無料で配布し、更に必要となる場合は、排出者が有料でごみ袋やシールを購入するという仕組みである。
【利点】
・一定の排出量以上のみを従量制とすることで、特にその量までの排出抑制が期待できる。
【欠点】
・費用負担が無料となる一定の排出量以下の範囲内で排出量を抑制するインセンティブ(動機付け)が働きにくい。
・排出者毎の排出量を把握するための費用(例えば一定の排出量まで使用するごみ袋の配布のための費用)が必要になるため、制度の運用に要する費用が増す。
④ 負担補助組合せ型
排出量が一定量となるまでは手数料が無料であり、排出量が一定量を超えると排出者が排出量に応じて一定の手数料を負担する一方、排出量が一定量以下となった場合に、市町村が排出抑制の量に応じて排出者に還元する方式(例えば、ごみの排出に必要となるごみ袋やシールについて一定の枚数を無料で配布し、更に必要となる場合は、排出者が有料でごみ袋やシールを購入する一方、排出者が使用しなかったごみ袋やシールについて、排出者が市町村に買い取らせることができる方式)。
【利点】
・一定の排出量以上のみを従量制とすることで、特にその量までの排出抑制が期待できる。
・排出抑制の量に応じて排出者へ還元されるため、「③一定量無料型」よりも排出抑制が期待できる。
【欠点】
・排出者毎の排出量を把握するための費用(例えば一定の排出量まで使用するごみ袋の配布のための費用)が必要になるため、制度の運用に要する費用が増す。
⑤ 定額制従量制併用型
一定の排出量までは、手数料が排出量にかかわらず定額であり、排出量が一定の排出量を超えると排出量に応じて一定の手数料を負担する方式。
【利点】
・一定の排出量以上のみを従量制とすることで、特にその量までの排出抑制が期待できる。
・一定の排出量までを定額制にすることで、一定額以上の安定した手数料を徴収できる。
【欠点】
・費用負担が定額となる一定の排出量以下の範囲内で排出量を削減するインセンティブ(動機付け)が働きにくい。
・排出者毎の排出量を把握するための費用(例えば一定の排出量まで使用するごみ袋の配布のための費用)や一定額の手数料の徴収のための費用が必要になるため、制度の運用に要する費用が増す。
関連(本ブログ)
■ 環境省 『日本の廃棄物処理 令和3年度版』、ごみ総排出量は 4,095 万トン、1人1日当たりのごみ排出量は 890 グラム、(焼却施設 1,028施設、直接焼却率 79.9 %)2023年04月22日
■ 23区の「家庭ごみ」も大量に出す場合は有料です。<粗大ごみは全区で有料化実施(申し込み制)>2023年03月16日
■【多摩地域ごみ実態調査 2021年度統計】総ごみ量は1,058,443tt、1人1日当たりのごみ量は682.3g、事業系ごみ搬入手数料、家庭ごみ有料化など~2022年09月24日
■ 家庭ごみの有料化、指定ごみ袋の価格と減量効果の関係性は?2018年01月30日