東京23区のごみ問題を考える

脱焼却の循環型ごみ処理システムは可能か!!
   ~ごみ問題の覚え書きとして~

23区 特別区長会 全ての清掃工場の改修・改築スケジュールの1年先送り決定< 来年度、家庭ごみ有料化含むごみ減量検証組織を立ち上げる>

2024年12月20日 15時35分26秒 | 東京23区のごみ

都政新報 2024/12/20

 

特別区長会は16日の総会で、
全ての清掃工場の改修・改築スケジュールを1年先送りすることを決めたそうだ~
従って、23区清掃一組の「一般廃棄物処理基本計画」改定作業も1年延期になるのかな、、、

さすが都政新報さん、
しっかりまとまった記事配信、ありがたい~

今更ながらではあるが、、、、
清掃工場の建設費が倍に膨らんでいることに加え、人口増が続く中、ごみ減量の必要性が高まっていることが背景にあり、今後、効果的なごみ減量策を検証する考えで、家庭ごみの有料化も含めた検討に入るとしている。

それにしてもな~
今年3月に、清掃一組の「一般廃棄物処理基本計画(施設整備計画など)」は、突如、1年前倒しで改訂作業に入っていると聞いたばかり。その後、改定検討委員会は中断したままで、、、今度は、1年先送り、、、前回の改定委員会もそうだったな~「施設整備計画、焼却余力不足は建て替え清掃工場の規模拡大、、
今回の改定、当初の予定では、令和6年9月以降
第6次計画(原案)の策定、パブリックコメントの実施、令和7年2月頃 第6次一廃計画改定となっていた~

それにしても、それにしても、、、
都政新報の記事によれば、、、この先、建て替え予定の板橋、多摩川、葛飾、足立、品川の5工場の焼却炉を拡大する案が出ていたという~(おそらく、一廃計画改定委員会、清掃工場整備スケジュールの事務局案なのかな?-未確認-)さすがに23区の区長さんも、すんなりとは認めないだろう、、

23区も来年度、家庭ごみ有料化含むごみ減量検証組織を立ち上げる
やっと、やっと、23区も、プラスチック類の資源化だけでなく、本気でごみ減量を実現させると期待したい!! 環境先進都市からみれば、10年も、20年も遅れてのごみ減量施策ではあるが、、

各区が独自にごみ減量に取組のは当然のこととして、
区長会としての23区一斉導入の減量策検討として、、
 ①古紙の清掃工場搬入規制
 ②廃棄物手数料の増額
 ③家庭ごみの有料化

ほんとうに、今更ながらとは言え、、、
やっと、やっと古紙の搬入規制や、家庭ごみ有料化が具体的に検討される!!

また、区長会は、
23区清掃工場の地域偏在を解消するため、大田第一清掃工場を廃止し、新江東清掃工場(1,800t/日)を規模縮小する方針も決めたようだ~
この地域アンバランス解消は、当然のこと。いつまでも「
清掃負担の公平」などやっていても仕方ない。新江東の建替時のことなど考えて、清掃一組としては当面の焼却能力の余力がほしいのだろうが、、それが、今後建替え5工場の規模拡大になったのかな?

しかし、大田第一、廃止にすべく休止中だったものを、、目先の焼却余力確保に流されて、、多額の費用をかけて3炉を再稼働させたばかり、今のところ、1炉づつ稼働させていると聞いた記憶があるが、、「23区清掃一組 休止中の「大田清掃工場第一工場(200t×3炉)」193億円かけ整備、再稼働でごみ焼却量増加に対処(ごみ減量よりも焼却能力増強を選択)」それをあっさり廃止、なんという無駄遣いか、、、


全国各地の廃棄物行政、

普通はごみが増えて焼却能力が追っつかなくなれば、「ごみ処理非常事態宣言」など発令し、ごみの減量に励む、23区の清掃事業はそれに逆行して、ごみの減量ではなく、焼却能力の増強、休止した清掃工場の再稼働までさせ、今後の清掃工場建替も規模拡大では、さすがの23区も「ごみ減量」を本気で取り組むしかないだろう、、、

先ずは、ごみ減量が確実に進む方策を実施しなければ、、、
いろいろ思うこと多し、、とりあえず~

 
区長会/清掃工場改築1年先送り/ごみ減量、有料化含め検討も
都政新報 [2024/12/20]
 特別区長会は16日の総会で、全ての清掃工場の改修・改築スケジュールを1年先送りすることを決めた。清掃工場の建設費が倍に膨らんでいることに加え、人口増が続く中、ごみ減量の必要性が高まっていることが背景にある。区長会は今後、効果的なごみ減量策を検証する考えで、家庭ごみの有料化も含めた検討に入るとしている。また、清掃工場の地域偏在を解消するため、大田第一清掃工場を廃止し、新江東清掃工場を縮小する方針も決めた。
都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。

 

区長会/ごみ減量策、来年度に検討/有料化には戸別収集のハードル
都政新報  [2024/12/20]
 区長会が「一般廃棄物処理基本計画」改定の1年延期を決定した。背景には物価高騰の影響で清掃工場の建設費の膨張に加え、人口増が続く中でごみ減量の必要性が高まっていることがある。23区一丸となってごみ減量に向けて取り組むことが求められている。
都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。

 

都政新報 2024/12/20

 

 

それにしても、
やっと、資源化可能な紙類の清掃工場の搬入規制が検討される、、、
最近はもうほぼあきらめかけてきて、ブログでも取り上げなくなったが、、、

もう15年も20年も前から、ことあるごとに言い続けて、やっとやっとだ、、

これで、新江東清掃工場の規模縮小が決まれば、23区の灰溶融炉はすべて休止となったし、、もう、このブログの役目もなくなるかな、、JESCO東京PCBも事業終了を見届けたいが、、

 

関連(本ブログ) 事業系持込ごみ「資源化可能な紙類の搬入規制を」に関して抜粋 ↓ ↓
23区 清掃工場の「ごみ性状調査結果(令和5年度)」 可燃ごみ中 紙類は 42.16 %、プラスチック類は 20.75 %<年間 紙類 100万トン、プラスチック類 50万トンが焼却か?2024年07月29日 

福岡市 令和2年10月1日から事業系ごみの分別ルールが変わります。「古紙」はごみ焼却施設に搬入できなくなります~<23区も見習うべき!!>2019年12月24日 

名古屋市 待ったなし、ごみ減量!事業系ごみの重点立入指導を実施します!(「資源化可能な紙類」の分別・資源化の徹底2019年06月04日

23区清掃一組 「事業系一般廃棄物の持込みについて」のページ更新~(23区清掃工場は「書類」「古新聞」「古雑誌」「シュレッダーくず」も受入継続2018年05月02日

23区の事業系ごみ 「紙類」の処理方法 アンケート調査からみると~ 「区のごみ収集に出す」がかなり多い!!2016年08月25日

(再掲)23区 事業用大規模建築物「再利用計画書」のまとめ状況、23区の事業系ごみの再利用率は~2016年07月29日

政令指定都市の事業系ごみ搬入手数料一覧、仙台市は引き上げを検討、(焼却施設での資源化可能な紙類の受入状況は?)2016年07月28日

事業系ごみ、焼却施設搬入抜き打ち検査、仙台市が指導へ(産業廃棄物、リサイクル可能な紙類など搬入禁止2015年10月30日

23区 事業用大規模建築物「再利用計画書」のまとめ状況【平成25年度版(平成24年度実績)】2014年06月09日

23区版 ~事業系古紙の資源化ルート拡充に向けて~(その2)2014年04月10日

23区版 ~事業系古紙の資源化ルート拡充に向けて~ 現状年間100万トンの紙ごみ焼却はNG2014年04月06日

大阪市 平成25年10月から「紙ごみ」 焼却工場への搬入を禁止(焼却禁止) リサイクル義務付け2013年09月24日

「平成24年度 地方自治体古紙リサイクル施策調査報告書」から“ごみの焼却施設への搬入規制”は~2013年05月16日 

大阪市 資源化可能な紙類の焼却工場への搬入禁止について2012年09月07日 

他都市でできて東京23区でなぜできぬ! 清掃工場への持込みごみ 
資源化可能な「書類、古新聞、古雑誌、シュレッダーくず」等 紙類の受入規制

京都市の「事業系ごみ減量対策基礎調査結果報告書」からみえるごみ減量のインセンティブ~2009年07月12日

 

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