
容リ協会「有償拠出金額の経年推移」から
容器包装リサイクル協会のHPで、令和4年度分の有償拠出金の市町村別配分明細が掲載された~
いわゆる、市町村が容器包装を集めて、指定法人ルート(容リ協会)で再商品化したもののうち、、ペットボトルなどのように、容リ協会が再商品化事業者に有償で売れたものを市町村に配分するというもの。
有償で売却できた容器包装は、
令和4年度は、PETボトルと紙製容器包装で、有償入札に係る収入分の総額約183億円を市町村に拠出、
PETボトル:約182億円、紙製容器包装:約9.9千万円←PETボトルは令和3年度分の2.7倍以上の高値
令和4年度、23区分はPETボトル 2,157,221,681 円、紙製容器包装 2,221,168 円
なんと、豊島区は紙製容器包装の分別収集をしていたのだ、、すっかり見落としていた~
令和4年度、豊島区 紙製容器包装 引渡量199.37トン、配分金額 2,221,168 円
令和3年度、豊島区 紙製容器包装 引渡量 199.5トン、配分金額 1,031,227 円
23区のすべての区でペットボトルの分別回収は実施しているが、
指定法人ルートに流している区は令和4年度で16区(全量ではなく一部の区もある)
PETボトル 有償拠出金配分額一覧
(令和4年度東京都23区分のみ抜粋)
合計 20,917.84 トン 2,157,221,681 円
令和5年6月1日更新
再生処理事業者が当協会にお金を支払う「有償入札」をした場合、リサイクル(再商品化)の実施および製品販売後、再生処理事業者から当協会に再商品化受託料が支払われます。当協会はこの収入を一旦まとめて、消費税相当分を除く全額を、引き渡し量と落札単価に基づいて各々の該当する市町村へ拠出します。
当該年度の4月~2月の収入発生分は3月末に拠出し、3月収入発生分を翌年度の5月末に拠出します。この2度の拠出の合計金額実績を各年度分として掲載しております。
※容リ法第10条の2、市町村への資金拠出制度における「合理化拠出金」とは異なります。
(単位:円)
令和4年度分 | 令和3年度分 | 令和2年度分 | ||
---|---|---|---|---|
ガラスびん(合計) | 0 | 0 | 0 | |
ガラスびん | 無色 | 0 | 0 | 0 |
茶色 | 0 | 0 | 0 | |
その他色 | 0 | 0 | 0 | |
PETボトル | 18,187,725,294 | 6,592,267,187 | 7,227,742,170 | |
紙製容器包装 | 103,707,206 | 57,533,230 | 51,400,510 | |
プラスチック製容器包装 | - | - | - | |
合計 | 18,291,432,500 | 6,649,800,417 | 7,279,142,680 |
※ 「-」表示については、有償入札が認められていないため、拠出もありません。
各市町村への拠出金配分明細
市町村への資金拠出制度に基づき、配分対象となった市町村(一部事務組合を含む)への拠出金額をご確認いただけます。
過去の有償拠出金関連のデータはこちら >>> データライブラリ
ペットボトルの有償代金は、年度によってかなりの開きがある。市町村の収集量の変動も大きく、23区でも、ペットボトルの分別収集はすべての区で行っているが、指定法人ルートに流さず、独自ルートで売却処理する区が増えてきているので、、、それがいいのか悪いのか、、そのあとの再商品化まで見据えているのかどうかだろうが?(多くは、選別保管の手間や経費の削減で独自ルートに流すのが多いのでは?)、、K市など、PETtoPETにするためにあえて独自ルートに流すという市もあるが、23区では、葛飾区も2021年度から使用済みペットボトル「ボトルtoボトル」事業に取り組むとしていたな~、、それにしてもPETボトル、令和4年度は令和3年度分の2.7倍以上の高値、大手が「ボトルtoボトル」事業独占で、価格高騰を招いている、、、
