完成しました。
巻町の住民投票を舞台に描かれた劇映画「渡されたバトン さよなら原発」がついに完成しました。1月19日、東京で完成記念試写会が開かれました。行ってきました。
会場に着くと、池田博穂監督がいらっしゃいました。撮影の野間健さんも。「久しぶりです」
新潟からも撮影に協力した笹口さんをはじめとして、多くのメンバーが駆けつけています。
どんな映画になっているんだろう?
ドキドキですね。
巻町の人たちは原発建設と向かい合い、悩み、きびしい中でも自分の想いを住民投票という形で表しました。89%近い投票率だったのですから、ほとんどの人たちが投票したのです。その結果が原発ノーでした。
映画はていねいに主人公の家族「五十嵐家」の人たちを描いています。主人公の赤塚真人さんが病院のシーンが良かった。いろんなしがらみがある中で、次の世代に渡すバトンはなんなんだろうか? この場面にすべてが詰まっていました。住民投票をめぐる家族の物語にもなっていました。
いよいよ、全国上映が始まります。みなさんの地元でぜひご覧になってください。そして、周りの方も誘ってもらえるとうれしい! 多くの人に見てほしい映画です。
上映スケジュールは、「渡されたバトン さよなら原発」の公式ページに載っていますよ。
http://www.cinema-indies.co.jp/aozora3/index.php
この映画では歌っている場面もあります。「住民投票音頭」を街頭で歌っています。エンディングに「この町」が使われています。ほんの少し台詞のある場面もあるのですが、さすがその場面は冷静には観ることができなかった。