きょうのばんこ

ワイン、動物、時々おとん

夢の場所

2016年02月11日 | 日記
本日 11日
ホリデーわかばん開いてますよ~

9時ラストオーダーですから
お早めにどうぞ~

***

先日、友人と
「最後の晩餐」は何がいいか、という話に。

ステーキか、・・ちがうな。
寿司?・・じゃないな。
はたまたシンプルに、白いごはんを山盛りで。
うん、一番近い気がするけどそうでもないか。

ずっと決められずにいたけど
やっと分かった!

フライドポテト、だ。

これを飽きるほど食べて
死ねたらシアワセ、かも!

そんな想像をしてたら
頭の中がポテトでいっぱいになってしまったので
かなりごぶさたしていた
近所の古~いマクドナルドへ駆け込んだ。

「ん?」
入口の小さなお知らせに目が留まる。

「閉店のお知らせ」

・・・ショックです。
父さん、
ショックですよ。
ここがなくなるって・・・

確かにね
歳をとってから
あんなに好きだった
ビッグマックなんて食べた日にゃ
翌日まで胃がもたれて辛くて辛くて、
異物混入なんかも相まって
すっかりマックはごぶさたしてましたよ。

でも
この古いマックがなくなる、って
かなりさびしい気持ちです。

37年・・ですか。
そうだ、小学生の頃だった
ここができたのは。
ドライブスルー付き大型マックの
先駆けのような店舗でしたね。

都内っつったって
学校の前の
文房具屋と駄菓子屋しか知らない
素朴な町の子供にとって
あの大きなマックの出現は
ものすごい御馳走で
夢のような場所でした。

同居のおじいちゃんが
マックに行きたがっていたのを
覚えています。
祖父自身はもうあまり食べられないので
私に食べさせて
楽しんでいたのかな。
あの2階の席は
今どうなっているのだろう。

2階席といえば
「マックでお誕生会」
なるものもあったね~、
なんて話で妹と盛り上がりました。

テーブル席の一画を貸し切りにして
途中でドナルドがお祝いに登場する、なんて
演出もあったり。

妹が母に
「私もマックでお誕生日会やりたいっ!」
と懇願したけどサラリと却下されて
「一人っ子はいいよな」と友達をねたんだ、とか。

たった3~40年ほどの間に
こんなにも外食店があふれて

私にとって
もうハンバーガーはごちそうではなくなり
キラキラした夢の場所でもなくなってしまった。

閉店とともに
子供の頃の思い出の場所が
またひとつ消えていきます・・

***

先日のお休みには
実に半年ぶりくらいに
命の源である
ここへ。

絶品かき揚げに、肉厚しいたけの天ぷら

自然薯そばとなめこおろしそば

梅がほころんでいました。