みなさぁ~~~ん
こんばんはぁ~~~
東京も朝からしとしと降ったりやんだり、
いよいよ梅雨だなぁ~、という雰囲気です
先日は楽譜のことなどについて長々と失礼しました。
こういったことも徐々に上手くまとめられたらいいなと思います。
もうひとつ、楽譜に関するご質問を追加でいただきました。
>ポピュラーな曲でない、例えばりえさんの DEAR SALLY のような曲は、
前もってバンドの人たちに譜面を渡して練習してもらうのでしょうね。
どのくら練習するんだろう。
毎回バンドのメンバーが変わると大変だね。
これはですねぇ、実は当日のみなんです。
基本的には。
いきなりリハーサルです。
曲によってはピアノの方に事前にお渡しすることもありますが、
それも毎日練習しなければ弾けないからではなく、
込み入ったアレンジなどの場合はお目通し頂くという程度。
なぜそれができるのか?
音楽家を目指したり、音楽学校、また外部の色々な楽器の試験でも、
『初見』という課題があります。
知らない曲の楽譜をパッと出されて、どこまで演奏できるか?
という試験
これねぇ、初めのころはみんな嫌がるんですよ(笑)
「はぁー、今日は初見の授業の日だっけ」
と思うと、ふぅ~、とか、はぁ~、とか
あちらこちらでアンニュイな雰囲気が漂っています(笑)
でも、これもコツがありまして、だんだんとある程度の曲なら
パッと見て演奏できるようになってきます。
要するに、楽譜はその曲の世界が書いてある地図のようなもの。
アメリカと日本でも地図だけ見てもだいぶ変わりますよね?
まずは国の形や大きさ。
日本はアメリカより小さいけど、海に囲まれているんだな、とか。
もっとこまかく読めると、
ここは暑そう、ここは寒そう、
ここは建物が密集してる、ここは広大な湖と山だけだなぁ、とか。
なので、まったく地図の読み方がわからないと
自分がどこにいるかもわかりませんが、
先日お話した『楽典』などをはじめ、
『ソルフェージュ』という楽譜を読む力をつけて、
そのうえで自分の専攻する楽器の技術や表現力を身につけていくので、
地図がだんだん読めるようになるし、コツがわかってくるのです。
やること満載過ぎて、当然、大学を4年出たからと言って
完璧な状態で演奏家になるわけではないのです。
一生勉強していかなければ勘がすぐに鈍ります。
音楽の筋肉も大切に使い続けて行くものなんですね。
なので、基本的には『初見』という力をバンドの人たちは
身につけているので、ポピュラーな曲でなくても大丈夫です。
ただ一つ。そこで楽譜をもとにしたリハーサルが大切になります。
リハーサルの時間という時間は、ただ正確に演奏できるレベルから、
より音楽的にいいものにするための時間なのです。
『DEAR SALLY』などを初めて演奏する場合、
この曲についての地図を唯一知っているのは私だけなので、
そこでリハーサルの時に、バンドの方に
「イントロはピアノだけ。こんな雰囲気で演奏してください!」
「ここは2回繰り返して、このマークの所に飛びます。」
「ここは一瞬ピアノと歌だけです。他の人はお休みしていてください。」
「ここから全員で盛り上げて!」
「フェルマータなのでリット(ゆっくりに)してから止まります。」
「この部分は一回止まって、歌の合図で再開。」
などなど、それらをお伝えするのに
楽譜という、同じ場所を目指す人たちとの『共通の地図』と、
リハーサルの時間を共有することがとても大切になります。
いちいち細かい指示を出さないでも、音符とコードだけで
なんとなく、それっぽく演奏はできます。
でも、よりいいものにしたいですよね?
なので、楽譜という『DEAR SALLY』の地図を、私が作るのです。
大まかな地図に地名を書いて、もっと細かく指示を書いたもの。
これがアレンジ(編曲)になります。
あの歌を思い浮かべるとどうでしょう?
悲しくなりますか?踊りたくなりますか?
元気な曲なのか?悲しい曲なのか?
大まかな雰囲気がわかるだけでも演奏する人も心構えが全く違いますよね?
なので、『DEAR SALLY』に関してはたとえば冒頭に、
音楽用語で『affettuoso(アフェットゥオーソ)』と私が楽譜に書いているので、
「なるほど!この曲はやさしい雰囲気で演奏したいのだな。」
とバンドの人たちもわかるわけです。
なので、この思い入れのある『DEAR SALLY』に関しては
作詞&作曲&編曲まで、すべて私が地図を作りました。
それが立体になり、こばやしさんはじめみなさまにお聴き頂けるなんて
本当に幸せ
モーツァルトやバッハたちも、楽譜を残してくれたからこそ、
何百年たって、今でもの曲を演奏し、聴いて頂くことができるんですね。
楽譜ってすごい!
クラシックでは、色々な人が解釈して弾きますのでまた読み時が大変です。
楽譜は奥が深いんです。
あ、またすごく長くなりそうなので、今日はこの辺で(笑)
素敵な週末をお過ごしくださいね~
こんばんはぁ~~~
東京も朝からしとしと降ったりやんだり、
いよいよ梅雨だなぁ~、という雰囲気です
先日は楽譜のことなどについて長々と失礼しました。
こういったことも徐々に上手くまとめられたらいいなと思います。
もうひとつ、楽譜に関するご質問を追加でいただきました。
>ポピュラーな曲でない、例えばりえさんの DEAR SALLY のような曲は、
前もってバンドの人たちに譜面を渡して練習してもらうのでしょうね。
どのくら練習するんだろう。
毎回バンドのメンバーが変わると大変だね。
これはですねぇ、実は当日のみなんです。
基本的には。
いきなりリハーサルです。
曲によってはピアノの方に事前にお渡しすることもありますが、
それも毎日練習しなければ弾けないからではなく、
込み入ったアレンジなどの場合はお目通し頂くという程度。
なぜそれができるのか?
音楽家を目指したり、音楽学校、また外部の色々な楽器の試験でも、
『初見』という課題があります。
知らない曲の楽譜をパッと出されて、どこまで演奏できるか?
という試験
これねぇ、初めのころはみんな嫌がるんですよ(笑)
「はぁー、今日は初見の授業の日だっけ」
と思うと、ふぅ~、とか、はぁ~、とか
あちらこちらでアンニュイな雰囲気が漂っています(笑)
でも、これもコツがありまして、だんだんとある程度の曲なら
パッと見て演奏できるようになってきます。
要するに、楽譜はその曲の世界が書いてある地図のようなもの。
アメリカと日本でも地図だけ見てもだいぶ変わりますよね?
まずは国の形や大きさ。
日本はアメリカより小さいけど、海に囲まれているんだな、とか。
もっとこまかく読めると、
ここは暑そう、ここは寒そう、
ここは建物が密集してる、ここは広大な湖と山だけだなぁ、とか。
なので、まったく地図の読み方がわからないと
自分がどこにいるかもわかりませんが、
先日お話した『楽典』などをはじめ、
『ソルフェージュ』という楽譜を読む力をつけて、
そのうえで自分の専攻する楽器の技術や表現力を身につけていくので、
地図がだんだん読めるようになるし、コツがわかってくるのです。
やること満載過ぎて、当然、大学を4年出たからと言って
完璧な状態で演奏家になるわけではないのです。
一生勉強していかなければ勘がすぐに鈍ります。
音楽の筋肉も大切に使い続けて行くものなんですね。
なので、基本的には『初見』という力をバンドの人たちは
身につけているので、ポピュラーな曲でなくても大丈夫です。
ただ一つ。そこで楽譜をもとにしたリハーサルが大切になります。
リハーサルの時間という時間は、ただ正確に演奏できるレベルから、
より音楽的にいいものにするための時間なのです。
『DEAR SALLY』などを初めて演奏する場合、
この曲についての地図を唯一知っているのは私だけなので、
そこでリハーサルの時に、バンドの方に
「イントロはピアノだけ。こんな雰囲気で演奏してください!」
「ここは2回繰り返して、このマークの所に飛びます。」
「ここは一瞬ピアノと歌だけです。他の人はお休みしていてください。」
「ここから全員で盛り上げて!」
「フェルマータなのでリット(ゆっくりに)してから止まります。」
「この部分は一回止まって、歌の合図で再開。」
などなど、それらをお伝えするのに
楽譜という、同じ場所を目指す人たちとの『共通の地図』と、
リハーサルの時間を共有することがとても大切になります。
いちいち細かい指示を出さないでも、音符とコードだけで
なんとなく、それっぽく演奏はできます。
でも、よりいいものにしたいですよね?
なので、楽譜という『DEAR SALLY』の地図を、私が作るのです。
大まかな地図に地名を書いて、もっと細かく指示を書いたもの。
これがアレンジ(編曲)になります。
あの歌を思い浮かべるとどうでしょう?
悲しくなりますか?踊りたくなりますか?
元気な曲なのか?悲しい曲なのか?
大まかな雰囲気がわかるだけでも演奏する人も心構えが全く違いますよね?
なので、『DEAR SALLY』に関してはたとえば冒頭に、
音楽用語で『affettuoso(アフェットゥオーソ)』と私が楽譜に書いているので、
「なるほど!この曲はやさしい雰囲気で演奏したいのだな。」
とバンドの人たちもわかるわけです。
なので、この思い入れのある『DEAR SALLY』に関しては
作詞&作曲&編曲まで、すべて私が地図を作りました。
それが立体になり、こばやしさんはじめみなさまにお聴き頂けるなんて
本当に幸せ
モーツァルトやバッハたちも、楽譜を残してくれたからこそ、
何百年たって、今でもの曲を演奏し、聴いて頂くことができるんですね。
楽譜ってすごい!
クラシックでは、色々な人が解釈して弾きますのでまた読み時が大変です。
楽譜は奥が深いんです。
あ、またすごく長くなりそうなので、今日はこの辺で(笑)
素敵な週末をお過ごしくださいね~
すごい!
二晩続けて感動!
りえさん、頑張ってネ。