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若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
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コンカツよりトンカツ???

2010年05月13日 | 食いしんボーカリスト
みなさぁ~~~ん

こんばんは~~~

ちょっぴり寒かったけど、良い天気でしたねぇ~

お元気でお過ごしでしょうか???


さて・・・。


今日、ニュースで「コンカツかりんとう」なるものが

人気を呼んでいる、という記事をみつけました。

「黒糖はちみつかりんとう」の類は大好きな私。

ついつい記事を読んでいると、

最近、流行の言葉「婚活」いわゆる、

「結婚活動=コンカツ」と呼ぶらしいですが、

その活動を通して知り合った男女が、

初めてその日お見合いで対面した

その時のお互いの緊張を取り除くために、

昆布やらのめでたいものを混ぜた、

この美味しいかりんとうを食べて

緊張をほぐすのだそう。


ってゆーか、普通に食べてみたい(笑)


普通に日常の生活の中で食べて、緊張を取り除いて、

私を癒してくれ~

この「コンカツかりんとう」にはまったく、

とやかく言うつもりはないけど、

かりんとうには興味があるけど、

コンカツなる活動には、まるで興味がない私。


だいたい、結婚をしたくてするのはかまわないけど、

「コンカツ」という言葉にピンとこないのです。


しかし!!こともあろうに、

私の一番仲の良い友人の最近のメールには

やたらこの文字が躍るようになり、

いい加減、私はこの言葉についてのメールを送りました


「いい?そんな活動なんかしなくたってあなたは充分魅力的なんだから、

そんなのする必要がないわよ!!

だいたい、焦ったってしょうがないでしょう!」


と、言うのですが、彼女の耳には、

まるでとどかない様子

まったく困ったものだ。


コンカツかぁ・・・。


コンカツ、コンカツ、コンカツ、トンカツ。


んん???


そうだよ


そうだよ


トンカツだよ


トンカツのほうがずっといーじゃん


何を隠そう、この私、大変なトンカツ好きで・・・。


残念ながら、美味しいものって大体がカロリーが高いものばかりなので、

最近はこれも控えているのですが


私にとって、トンカツといったらあのお店、

と言うのがありました


でも仲良しのトンカツ屋のおじさんが昨年で引退してしまい、

なかなか次のお店に出会えないでいます


それこそ学生の頃は、その仲良しのおじさんのいる

とんかつ屋さんへよく一人でも行ったものでした。


もともとは豚肉嫌いの父が仕事の関係でたまたま人に連れられて

いやいや付き合って食べたのがきっかけでした。


食べてみたら箸でも切れる!

父が嫌いな、変な肉の臭みがない!というどころか、

お肉自体にうまみとコクがあり、

サックサクで本当に美味しいから!!


と熱弁をふるって、

後日、改めて私たちを連れて行ってくれたのでした。


でも、行く前に父から言われたのは、

「最初に言っておくけど、

お店は特別オシャレではないし、

なにしろそこのオヤジが無口で無愛想で有名だからね!

でも!味はこの豚肉嫌いが保障する!!」


そこまで言われちゃぁ、と、

私は気合を入れてお腹をすかせて、

お上品にヒレ肉なんぞ頼まれる方々も気にせず、

「特ロース」を注文


厨房に目をやると、なるほど。

カウンターの客のお兄さんたちとは

特に余計なことはしゃべらず、

ただひたすらもくもくと、

全てを自分の手元に集中させていました。


「こりゃまた、ホントに無愛想って言われても仕方ないな(苦笑)」


と、はじめは思っていました


でもあとでその理由が分かりました。

その真剣なまなざしは、

かつては割烹料亭で長年積んできたワザを、

全て、今は目の前のトンカツに注いで、

美味しいものを食べさせたい!!


という思いでいたらしいのです。


残念ながら、真剣な表情をすると怖かった、

と言うだけの話(笑)


「お腹一杯に食べさせてやりたい」という思いで盛り付けられるご飯は、

普通の女性ならまず「食べられなぁ~い!」といって残すのですが、

食べっぷりだけはガテン系のお兄さんに負けなかったこの乙女を、

おじさんは見逃してはいませんでした


「お姉ちゃん、全部食べたのか?食べっぷりいいねぇ?

オンナの人で普通、こんなに綺麗に食べきる人、いないよ。嬉しいなぁ!」


と、無口なガンコ親父にほめられて、気を良くした、

お調子者の末っ子娘は、

あっという間に仲良しになってしまったのです


そんな「ガンコオヤジ」の店は、お昼にもなると、

狭いお店内が、子供連れなどのファミリーやカップル、

ガテン系のお兄さんたちでごった返す、人気店でした


そこに乙女が一人、行くわけですから(笑)


だいたい、私はガテン系のお兄さんたちに囲まれるように

カウンターに通されるのです。


すっかりその食べっぷりのよさが買われて、

なじみの顔になった私はおじさんに気に入られてしまい、


「好きなだけ厚めに、うまいとこ切ってやる」


と言われ、厳選された飛び切りの肉のかたまりに、

包丁をスライドさせている間にストップをかけて、

その厚く切った肉を、

じっくりと丁寧に揚げてくれたものを、

いつでも綺麗~に平らげるものだから、

そのうち、今度はスカウトされるようになりました。


「お姉ちゃん!!嫁に行く前にここでバイトしなよ!!

おじさんが料理しっかり基礎から教えてやるから!!」


「えー、やだー!!だって、おじさん怖そうだモン(笑)


とかいうやりとりが、いつもあったのです


そんな私も仕事が忙しくなり、

東京に拠点を置くようになってからというものの、

たまに帰省したときに上手くいけばいけるかなぁ、

というほどしか行けなくなってしまいました。


他の家族や友人によると、私のことを覚えていてくれているとのこと


久々に、そしてそれが最後の「おじさんのとんかつ」になってしまったのは、

おととしの春こと。


10年ぶり近くに行ったにもかかわらず、

お店に入るとおじさんはすぐに私を分かってくれたのです


お店はオシャレじゃないけど、

元料亭で働いていた職人のプライドが感じられる、

ステンレスの調理場は、どこもかしこも、

クレンザーのあとが刻まれているほど、

相変わらずピッカピカでした


「お姉ちゃん、元気だったかぁ?」


といって、いつものように厚めに切ったトンカツと、

オマケの煮物やらの一品料理をたくさん振舞ってくれたのです


美味しい相変わらずの味も調理場もお皿もなにも変わっていなかったけど、

唯一変わったのは、数年前に体を壊したチョットスリムな

おじさんの姿でした。


それから約一年後、おじさんは引退を決意しました。

なんでも、よっぽどのことでは休まなかった店を、

ここ最近は、体調によって休まざるを得ないようになってしまって、

これじゃ余りにもお客さんに申し訳ないから、

とのことでした


もう、あのピカピカのこぎれいなお店で、

ガテン系のお兄さんと張り合いながら、

トンカツがたべられないのかぁ・・・。


と思うと、ちょっと寂しかったです


でも、おじさんを知っている人から聞いたところによると、

おじさんは引退して少し体調が楽になったようで、

元気にしているとのこと。安心しました


とはいってもなぁ。

誰よりもおじさんが寂しいだろうなぁ・・・。


あ~あ~。


こんな寂しい気持ちになるんだったら、せめてあの時、

おじさんにちゃんと「料理の基本」でも教わっとくんだったなぁ・・・。


コンカツよりトンカツよ!!


なんていってる場合じゃなかったりして・・・


・・・???


これって、結局、何が言いたいのか自分でも分からなくなってきた


トンカツでコンカツか、コンカツでトンカツか、


トンコツでポンコツか・・・???


私はきみまろかっ!!



なんだかわけのわからない感じの本日のブログでしたが(笑)


みなさま、ご静聴、ありがとうございました


明日は金曜日ですよ!!


さぁ!!もうひと頑張りだ!!


それでは、また明日!!


おやすみなさぁ~~~い
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2 コメント

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Unknown (PC-Mike)
2010-05-14 06:24:27
食欲旺盛だってことだけはよくわかりました(笑)
返信する
うまそ~ (とんかつ)
2010-05-14 10:46:45
下手なグルメ雑誌より
よほど説得力あるねえ。
気に入った!!
歌もうまそうだな~。
返信する

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