一人ディズニー見聞録

ディズニーを切り口に世の中の出来事を紹介しています。ディズニーソングのコンサートレポートも書いています。

一人ディズニー漫遊記① 『デジャブは面白い』

2023-05-22 08:54:00 | パーク



〈デジャブとなったキャストさんから貰ったガーランドシール〉

「待って、こんなことある!?」。誰でも一度は、こういう経験をしたことがあると思います。

先週東京ディズニーランドに行った際、現在パークでキャストさんから貰えるガーランドシールを、ホーンテッド・マンション付近にいたショー・パレードの女性キャストから貰おうとしました。

するとその方は、「すいません、今切らしているんですよ」と謝りました。しかし、そのキャストさんの顔を見ると、1ヶ月前にランドに行った際に会ったショー・パレードのキャストさんに似ていました。

そこで、「もしかして、以前もお会いしましたか?その時も、僕がシールを貰おうとした際に切れていると言ってた気がします」と言うと、「ああ!思い出しました!以前も渡そうと思ったら切れていて、改めて書きましたね!」と驚きながら思い出していました。

このデジャブに私と女性キャストは笑い合い、思わず私は冒頭の言葉を発しました。1ヶ月ぶりにそのキャストさんに会って、まさか同じことが起こるとは。このデ出来事は、パークに行って抽選形式のショーに当たるより確率が低いと思います。

これは偶然なのか、それともミッキーのイタズラなのか。その真相は分かりませんが、お互いに笑い合った後、シールを持っている別の女性キャストさんのところに二人で向かい、彼女たちから改めてシールを書いて貰いました。そして「次はお兄さんのために、シールをちゃんとキープしておきます!」と宣言され、互いに笑顔で手を振り合い、その場を後にしました。

普段の生活していると、同じ人に同じ失敗をされるとイラッと来るかもしれません。しかし東京ディズニーランドでは、その逆で同じ人から同じ失敗をされてもイラッとせず、むしろ「デジャブに出会えた面白い!」と感じました。この体験は、アトラクションに乗ることやキャラグリをするよりも、もっと面白いことかもしれません。

帰って来た東京ディズニーランドのクリスマス

2022-11-13 07:09:00 | パーク
3年ぶりに帰ってきた。

11月8日(火)、東京ディズニーランド、ディズニーシーでクリスマスのイベントが始まった。

つい1週間前までは、ハロウィーンのイベントが両パークで行われていたことを考えると、凄まじい変化の早さだ。

巨大なクリスマスツリーがワールドバザールに立ち、クリスマスのスペシャルパレードが行われるランドに先週行ってきた。

しかし、11月はクリスマス以上にもっと大事なイベントがあるのだが、それは一体なんなのか?

その答えは、来週以降のブログで紹介。

パークの食事制限がある人向けのメニュー事情

2022-10-15 07:22:00 | パーク
「ディズニーて、ベジタリアン向けのメニューが少ないですよね」。

この発言は、現在通っているリワークセンター(精神疾患で休職している人が、復職・転職に向けた準備を受けられる精神科のデイケアサービス)のカウンセラーとの会話中に出たものだ。

リワークセンター(以降リワーク)では、参加した日に必ずカウンセラーと利用者の活動記録表を参考にしながら、体調チェックや最近の不安や悩みごとを話し合う時間が設けられている。

自分もリワークに行った際は必ず行っているが、最近は体調も安定し、仕事への大きな不安や悩みがないため、話し合いの時間ではほとんどパークに行ってきた話をしている。自分の体調ではなく、パークの話していると、自分に加えてカウンセラーの方々が楽しい気分になるため、話がとても弾んでしまう。

「リワークには、復職・転職の準備をするために行くのでは?」ということはさておき、冒頭の発言は、先週のリワーク、ベジタリアンのカウンセラーと話し合っているときに出たものだ。

その方はベジタリアンのため、動物性たんぱく質が食べられず、パークに行った時はレストランにあまり行かず、持参したフルーツなどを食べているとのことだ。

たしかに、パークの飲食関連施設を思い出すと、ベジタリアン向けの料理は皆無と言ってもいいだろう。ポップコーンを始め、ワゴン系の店舗に野菜の料理は一切なく、レストランもほぼ全ての店舗で、野菜だけの料理は販売されていない。

一応、東京ディズニーリゾートのホームページには、ベジタリアンなど食事に制限がある人向けの案内は書かれている。しかし、そのページを見る感じでは、ベジタリアン向けの料理を提供しているレストランは、ランドが「イースト・サイド・カフェ」のみ、シーが「リストランテ・ディ・カナレット」と「カスバ・フードコート」2件のみだ。

両パークにベジタリアン向けのレストランが3件しかないのは、寂しすぎる。たしかに、ベジタリアンのなどの食事に制限がある人は少ないため、その人たち向けの料理より、食事制限のない人たち向けの料理が多くを占めるのは仕方ない。

しかし、食事制限のない人たち向けの料理のほとんどは、「炭水化物」、「脂質」、「肉(などの動物性たんぱく質)」の3つがふんだんに入り込まれてる。老若男女の多くの人間はこれらが大好きで、様々な人が多く集まる娯楽施設で提供される料理は、前述した3つが確実に入っている。

レジャー施設産業のビジネス的には、「炭水化物」、「脂質」、「肉(などの動物性たんぱく質)」がふんだんに入った料理を提供するのは正解だが、本当にそうなのか。

これら3つは、人の健康に悪影響を与える要素があり、栄養学的にはあまり摂取しすぎないほうが良いとされている。食事は美味しいかもしれないが、たくさん食べれば食べるほど、後々人体に悪影響が出て来てしまう。

また、パークに行きたいと思っても、先のカウンセラーのようにパーク内の食事が理由で、パークに行きにくい人がいるのも事実だ。食事制限の壁が撤廃されれば、今まで行きたいと思っていても行けてなかった人たちが、もっと大勢気軽に来れるようになるかもしれない。

東京ディズニーリゾートは、様々な人々が来れて、心と体にも良い場所になってほしい。それならまずは、多様性に理解した健康的な料理をたくさん提供してほしい。

次回以降パークに行った際は、様々なレストランに足を運び、野菜のみで調理された料理を探して注文し、その魅力を伝えていきたい。

今年の東京ディズニーシーのハロウィーン

2022-10-02 07:43:00 | パーク
「思った以上に簡素だな」。そう思うのは、自分だけか。

先日、一人ディズニーでハロウィーンのイベント中の東京ディズニーシーに行ってきた。実は、ハロウィーンのシーに行くのは、人生初だった。ランドのハロウィーンは、小学生の頃毎年のように行っていたが、シーでハロウィーンが初めて開催されたのは、自分が中学生の頃だった。

ちょうどハロウィーンの時期は、体育祭、合唱祭、部活の秋期大会など、とにかく学校関係の行事が多かった。そのため、当時の休日は何かしらの予定が入っており、ハロウィーンのパークに行くことは出来なかった。

この状況は、高校生以降になっても変わらず、体育祭や合唱祭の変わりに文化祭が行われたため、中学生の頃よりもっと休日が忙しくなった。そして、社会人になってようやく秋の繁忙期が落ち着いたことで、ハロウィーンのシーに行けることになった。

3年ぶりに両パークでハロウィーンのイベントが行われるということで、ウキウキしながらシーに行った。しかし、ハロウィーンの装飾は入り口付近にしかなく、園内は通常時と何ら変わらない状態だった。

「いつもこんな感じなのか?」と疑問を抱きつつも、11:50からのハーバーグリーティング「ディズニー・ハロウィーン・グリーティング」を楽しみに待っていた。ショーが始まると、ハロウィーンの衣装を身にまとったミッキーたちが、1隻のフロートに乗って登場。ゲストと一緒にハロウィーンをお祝いするダンスを踊って、あっという間にショーは終わった。少し物足りなさを感じたが、それでも楽しむことができた。

そして、17:05からハンガーステージ(ロストリバーデルタ)で行われた「ハロウィーンタイム・ウィズ・ユー」を観た。このショーでは、過去のハロウィーンショーのキャラクターが登場し、ステージ上のスクリーンには過去の映像が映し出されていた。過去のショーでは、水上に多くのフロートが登場し、ジェットスキーなどのド派手な演出もあれば、ゲストの観賞エリアまでキャラクターたちが来ることもあった。さらに、「タワー・オブ・テラー」の前にはステージが組まれて、そこでもショーが行われていた。

映像を観ていると、あることに気づいた。それは、過去と現在のショーの内容と周りの状況が、大きく異なるということだ。過去のショーは、大がかりな内容だが、コロナ禍では考えられないほどの数のゲストがショーを観ており、「とにかく観よう!」みたいな必死さが伝わってきた。

一方今年のショーは、簡素な内容だったが、観賞するゲストの数は少なく、ゲストが余裕を持って観ている感じだった。

ゲストの思いはあくまでも個人の感想だが、内容が大きく異なるだけで、観る人の数と心情に大きな違いが生まれる、という新たな発見をした。

どちらのハロウィーンが良い、悪いということを言いたいわけじゃない。時代に合ったハロウィーンのイベントやショーを手掛けていることが凄い、と言いたい。今年のシーのハロウィーンは、過去のものよりシンプルなものになっているが、それでも園内のゲストを見ると、ほとんどの人は楽しんでいるように思えた。このシンプルさが却って今のゲストには合っているのかもしれない。

初めてのハロウィーンのシーは、シンプルだからこそ楽しい、ということを教えてくれたイベントになった。

リーナ・ベルを守れ!(新商品の転売ヤー対策)

2022-10-01 07:42:00 | パーク
9月8日(木)、東京ディズニーシーで新しい「ダッフィー&フレンズ」のお友達、推理が得意なキツネの女の子、リーナ・ベルのグッズが販売された。

前日の夜から入園ゲートに並ぶ人がいるなど、リーナ・ベルのグッズ販売初日には多くのゲストが来園した。ネット上では、当日の熱狂ぶりとゲストの行動について、多くの賛否両論の意見が飛び交っていた。

狂乱の一日から約3週間後の先日、毎月恒例の一人ディズニーでシーに行ってきた。リーナ・ベルグッズの品薄を予想していたが、それは杞憂に終わった。なんと、リーナ・ベルグッズが売られているショップには、溢れるほど彼女のグッズが置いてあった。中でも「ロストリバーアウトフィッター」には、リーナ・ベルのグッズが店内の99%を占めていた。

リーナ・ベルグッズの在庫の多さにも驚いたが、それ以上に驚いたのが転売ヤー対策だ。近年、パークで新しいグッズが販売されると、転売ヤーたちが大量にグッズを購入し、フリマサイトなどで高額に売りさばいてることが問題視されていた。

そのことに、パークを運営するオリエンタルランドは見過ごさずに対策をとってきた。例えば、新商品を1人のゲストが、1つの店舗で1個しか買えないように規制をかけた。

そして、店頭で購入する際には、会計の際にキャストが、ゲストの電子チケットのQRコードを読み取って、顧客情報を確認してから会計を行っている。新商品を大量購入されないように、しっかりと顧客のデータをチェックしていた。

今回行ったときは、販売から3週間が経過していたため、購入可能な数が1個から3個に増えた。しかし、それでも購入する際には、キャストが電子チケットのQRコードをスキャンして、自分の情報をチェックしていた。

今までパークで、新商品のキャラクターグッズを買ったことがなかったため、オリエンタルランドの転売ヤー対策を知ることがなかった。しかし、今回初めて新商品を買ったことで、オリエンタルランドの熱心な取り組み姿勢と、プロ意識の高さを実感した。

あの手この手で転売を行う人々に対して、根負けせずに対策を講じるのは、「転売ヤーに負けない」、「正規で購入するゲストに最高のもてなしをしたい」という思いが、オリエンタルランドにあるからだと感じた。

これからも転売ヤーたちに負けず、新しいキャラクターたちのグッズを守り続けてほしい。