犬にまつわる諺(ことわざ)46句をネット上から拾って周知の句や面白い句の順で転載する。
🐕 犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ
犬は三日間食事をやれば三年間も恩を忘れない。
一方、人間は何十年も受けた親の恩を忘却することがある。
「忘恩」という。
🐕 犬が西向きゃ尾は東
ごく順当であることのたとえ。
犬が東を向くと尾は西を向くのは当たり前。
🐕 犬猿の仲
仲の悪い関係のたとえ。 単に「犬猿」ともいう。
🐕 犬に論語
道理の通じない相手には何を説いても無駄ということのたとえ。
犬に孔子が説いた論語を聞かせても、まったくわからないことから。
🐕 犬の遠吠え
弱い犬は強い犬に対しては逃げ腰になりながら遠くから吠え立てる。
人の場合、弱者や臆病者は真正面では物が言えずに陰で虚勢を張って大口をたたくこと。
🐕 犬は人につき猫は家につく
引っ越す時、犬は飼い主について行くが猫は家から離れようとしないということ。
🐕 生きている犬は死んだライオンに勝る
偉人も死んだらおしまいだ。凡人でも生きることに価値がある。
🐕 一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ
一匹の犬が何かの影を見て吠え出すと周辺の多くの犬が吠え出す。
一人が根も葉もないこと言うと多くの人が真実であるかのように広める。
🐕 犬も歩けば棒に当たる
何かしようとすれば、災難に遭いやすいということ。
または、何かをやっているうちに思わぬ幸運にめぐりあうことのたとえ。
犬はあちこち歩きまわり、人間の振り回す棒に当たる羽目になるということから、本来は出しゃばると思わぬ災難に遭うとの意味であったが、現在は幸運にめぐりあうとの意味でも用いられる。
🔸犬も歩けば棒に当たるというから、片っ端からオーディションを受けてみた。
🔹犬も歩けば棒に当たるということもあるかもしれないから、余計なことは考えず、まずは行動してみよう。
🐕 尾を振る犬は叩かれず
尻尾を振ってなついてくる犬は誰からも叩かれない。
従順な人も誰からも害を加えられないということ。
🐶 外孫飼うより犬の子飼え
外孫(がいそん)とは自分の娘が他家へ嫁いで生んだ子のこと。
外孫はいくらかわいがっても娘の実家の将来の頼りにはならない。
女系の孫をかわいがるよりも仔犬をかわいがるほうがましだということ。
🐶 飼い犬に手を嚙まれる
日頃から特別に目をかけてきた部下や後輩などから、思いがけない裏切りを受けること。
🐶 毛のない犬
犬の全身には毛があり、人の肌には毛がない。
毛のない犬とは、人情や良心がない人のこと。
🐶 能なし犬は昼吠える
才能のない者にかぎって必要のないときに大騒ぎしたり、大きなことを言ったりする。
対語:能ある鷹は爪を隠す
🐶 夫婦喧嘩は犬も食わない
何でも食べる犬ですら食べないのが夫婦喧嘩なのだ。つまり、犬は賢い。
夫婦喧嘩は長続きせずにすぐに仲直りするものなので、他人が仲裁に入るものではないということ。頼まれても夫婦喧嘩の仲裁にはかかわらないほうが良い。
🐶 犬も食わない
昔の食料事情が良くなかった時代には犬は何でも食べる動物だと思われていた。その犬さえ食べない物とは何か。
“犬も食わない” とは、人から非常にいやがられることや全く相手にされないことのたとえ。
🐶 大所の犬になるとも小所の犬になるな
どうぜ人に仕えるなら、勢力・権力のある相手の下につけということ。
同義語:寄らば大樹の陰
🐶 所で吠えぬ犬はない
自分の住まいで吠えない犬はいないように、弱い者でも自分の縄張りでは威張るということ。
🐶 我が門にて吠えぬ犬なし
弱い者も自分の家では威張ることのたとえ。
どんなに臆病な犬でも自分の家の前ではよく吠えるとの意から。
🐶 家の前の痩せ犬
後ろ盾がある時はいばり、ない時は意気地がない人のたとえ。
痩せて弱い犬も飼い主の家の前では威張って吠えることから。
🐕🦺 頼むと頼まれては犬も木へ登る
人に懇願されると、出来るはずのないことまで、なんとかやってみようという気になるというたとえ。 折り入ってお願いされると、木登りができない犬も木に登ってみようという気持ちになる。
(先代のパピヨンが大きい桜の樹に上っている写真が下段にある。)
🐕🦺 飢えたる犬は棒を恐れず
生活に困った人間は危険な事や悪い事をするのを恐れないことのたとえ。
飢えた犬は棒を持っている人も恐れずに食べ物にありつこうとする意味。
🐕🦺 杖の下に回る犬は打てぬ
自分を慕ってくる者はには残酷な仕打ちはできないということ。
追い払おうと振り上げた杖(つえ)の下に甘えてじゃれついてくる犬は、人情として打つことはできないとの意。
🐕🦺 米食った犬が叩かれずに糠食った犬が叩かれる
米よりも安価な糠(ぬか)を盗み食いした犬が罰を受ける不合理、理不尽。
大きな悪事をはたらいた者が罪を逃れ、小さな悪事を犯した者が罰せられるたとえ。
🐕🦺 旅の犬が尾をすぼめる
自宅では威勢がいいが、外へ出ると意気地がなくなることのたとえ。
犬が自分の縄張り以外では威勢がなくなり尾を垂れる意。
🐕🦺 吠える犬はめったに噛みつかない
虚勢を張って強そうなことを言う者の言葉には実害はないたとえ。
🐕🦺 食いつく犬は吠えつかぬ
実力のある者はむやみに騒ぎ立てたりしないというたとえ。
臆病な犬はむやみに吠えるが、食いつくほどの強い犬はむやみに吠えないとの意。
🐕🦺 煩悩の犬は追えども去らず
いくら追い払っても離れない犬のように、煩悩の虜(とりこ)になると脱却は至難だということ。
🐕🦺 眠っている犬は寝かせておけ
平穏な状態なのに余計なことをして問題を起こさないほうが良いという意。
「寝た子を起こすな」と同じ意味。
🐕🦺 老いたる犬に新しい芸を教えることはできない
成長してからでは間に合わないことを指し、幼い頃から教育しておいたほうがいい。
「矯(た)めるなら若木のうち」「老い木は曲がらぬ」と同じ意味。
🦮 老いたる犬に新しい芸を教えることはできない
「矯(た)めるなら若木のうち」「老い木は曲がらぬ」と同じ意味。
成長してからでは間に合わないことを指し、幼い頃から教育しておいたほうがいい。
🦮 垣堅くして犬入らず
垣根が厳重だと犬が入ってこられない。
家庭内が健全であれば外部からこれを乱すような者が入ってくることはないということ。
🦮 噛み合う犬は呼び難し
何かに熱中していると、他から何を言われても耳に入らないことのたとえ。
いくら呼んでも、夢中で噛み合っている犬の耳には入らないとの意から。
🦮 犬兎(けんと)の争い
犬が兎を追いかけている間に両者とも力尽きて死んでしまった。
それを通りかかった農夫が自分の獲物として手にいれたという故事から。
無益な争いをしている間に第三者に利益を横取りされてることのたとえ。
「漁夫の利」と同義。
🦮 犬馬の心
臣下が主君のために尽くし、恩に報いようとする忠誠心のこと。
🦮 犬馬の年
自分の年齢をへりくだっていう言葉。
大きな功績を残すわけでもなく、犬や馬のようにただ重ねただけの年齢との意。
🦮 犬馬の養い
父母をただ養うだけで尊敬する気持ちのないこと。
父母を養うのにただ衣食の面倒をみるだけで敬う気持ちがないとの意。
🦮 犬馬の齢
自分の年齢をへりくだっていう言葉。
大きな功績を残すわけでもなく、犬や馬のようにただ重ねただけの年齢との意。
「犬馬の年」ともいう。
🦮 犬馬の労
他人のために力を尽くして働くことをへりくだっていう言葉。
犬や馬程度の苦労や労働の意。
🐩 自慢の糞は犬も食わぬ
自慢をする者はまわりの人に嫌われ、糞をかぎ回る犬でさえその人の糞は避けるという意味。
🐩 犬骨折って鷹の餌食
鷹狩りで犬が苦労して草むらから追い出した獲物を鷹が横取りする意。
苦労して手に入れかけたものを横からかすめ取られてしまうことのたとえ。
🐩 犬も朋輩、鷹も朋輩
鷹狩りにおいては犬と鷹は役目が違うが、同じ主人に仕える仲間であるとの意。
役目や地位が違っても同じ職場で働けばみな同僚であることには変わりないので、仲良くすべきであるということ。
🐩 犬一代に狸一匹
めったにない大きなチャンスのたとえ。
犬が狸のような大物を捕らえるのは一生に一度あるかどうかということ。
🐩 兎を見て犬を呼ぶ
兎を見つけてから猟犬を呼ぶという意味。
物事の成り行きを見極めてから対策をしても遅くないということ。
一見手遅れに見えても、対策次第で間に合うこともあるので、あきらめてはいけないということ。 また、兎を見つけてから猟犬を呼んでも遅すぎるとの意味で、手遅れのたとえとして用いられることもある。
同義句:「兎を見て鷹を放つ」
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獣医界の六大詐欺商法など
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