キーワード「犬 鶏の骨」で検索したら、なんと14万件出た。
その記事の内容に二度びっくり。
その記事の殆どが鶏の骨は犬に危険だと記述してある。
有益説があると喜んで読むとその殆どがブログ「愛犬問題」の開設者が書いた記事だ。あるいは、そこから派生した記事だ。
愛犬たちの世界は魑魅魍魎(ちみもうりょう)のいろんな妖怪や白衣の悪魔が暗躍している怖い世界だと改めて痛感する。
つまり、愛犬たちの世界は詐欺商売が日常化している世界だ。 手羽先や手羽元などの加熱調理した鶏の骨は犬の大好物であり、栄養満点だとネットに書き始めたのは15年前だ。
それ以来、いろんな角度から見た鶏の骨の有益性について90篇ほどの随想を書いてネットにアップした。
でも、鶏の骨は犬に有益だという事実はなかなか広まらない。
その事実が広まらない大きな理由はヒトと言う動物の生れ持っている頑固さだ。
地球上で最も知能の優れたヒトという動物は一度脳裏にインプットされて定着した知識は、よほどのことでもない限り、捨て去ることのできない動物なのだ。
例えば、電子レンジで5分ぐらいチンしただけの手羽先を愛犬が喜んで一気に食べた。その喜びを他の愛犬達にも分かち合いたいと思って、他の飼い主にお勧めしても全く受け付けてくれない。それどころか、勧めた人は変人奇人扱いされる。
つまり、正しい確かな事実である情報を伝えてもバカにされるのがオチだ。
念のために英文で検索してみた。
アメリカもイギリスも生の鶏の骨(row chicken bones)は犬に食べさせても良いが、加熱調理した鶏の骨(cooked chicken bones)は犬に有害だとの記事が殆どだ。割れて鋭くなった鶏の骨が喉や胃に刺さるという理由は日本と同じだ。
一方、カンボジアやタイなどの田舎では犬に鶏の骨を食べさせるのは当たり前なのだ。宣伝広告媒体が発達している国ほど犬の飼い方に関する情報は捻じ曲げられているのだ。虚偽広告が当たり目なのだ。 獣医大学での教育は畜産動物の牛、馬、豚に関する教育が主体だ。犬や猫に関する教育は全くしてない獣医大学さえある。
特に国立の獣医大学がそうだ。
その牛や馬は鶏の骨は食べない。草食動物だからだ。
その牛や馬の飼料に、もし、加熱調理して割れて先が鋭く尖った鶏の骨を混ぜると、牛や馬の喉や胃に刺さって大変なことになることは目に見えている。
だから、牛馬の飼料には加熱調理して先の尖った鶏の骨は絶対に混入させない。
獣医はその知識を大切に守り、励行している。
困ったことには獣医はその知識を雑食動物の犬にも当てはまると思い込んでいる。つまり、獣医は犬の歴史や習性を全く理解してない。 ラクダ、キリン、ゾウガメ、イグアナの食べ物から犬と鶏の骨の関係を考えてみる。
それらの動物は鋭い刺(とげ)のあるサボテンを食べる。
その刺は口腔や喉、胃には刺さらないのだ。なぜか。
口腔や喉、胃には刺が刺さらないように襞(ひだ)や粘膜が発達しているからだ。
丈夫で柔らかいゴムのような材質で覆われていると考ええると良い。
なぜ、そのような仕組みを持つ動物がいるのか。
進化したのだ。
それらの動物は食べ物の少ない砂漠地帯に住んでいる。
だから、栄養分のある物は何でも食べて生き延びられるように何万年もかけて進化してきたのだ。
パンダは元来肉食動物だ。野生の熊だ。そのパンダの主食は笹や竹だ。
パンダは他の肉食動物とは違い、敏捷性が劣っている。そのせいで、他の肉食動物との生存競争に負けて、笹や竹しかない中国の山岳地帯に逃げ込んだのだ。
生き延びるためには笹や竹を食べる以外に方法はなかったのだ。
言い換えると、パンダは生き延びるために何万年もかけて進化した動物だ。
犬は約3万年前にオオカミを家畜化して進化してきた動物だ。
いわば、人工的な特殊な動物だ。
昔の犬の主食は飼い主と同じ食べ物だった。
その中には人の食べ残しの鶏の骨もあった。犬はそれも食べた。
と言うよりも正しくは、食べられるように進化した。
つまり、犬の口腔や喉、胃はラクダ、キリン、ゾウガメ、イグアナと同じような構造に進化しているのだ。
また、犬は元来肉食動物だ。だから、その胃液は強い塩酸酸性だ。
飲み込んだ動物の骨はたちまち溶解して消化される。
愛犬達に鶏の骨を食べさせると、白いチョーク状の糞をする。
骨の塊ではない。カルシウムの粉末の塊だ。乾燥して叩くと粉末になる。
(犬の糞が真っ白になるのは鶏の骨の過食が原因だ。その犬は便秘気味になる。) 獣医は犬が鶏の骨を飲み込んだら、腸閉塞を起こして死亡する恐れがあるから、直ちに開腹手術を捨て骨を取り出す必要があるという。バカな考えだ。
獣医が手術をする以前には飲み込んだ骨は溶解してその形はなくなっている。
ネット上に獣医が書いた鶏の骨の危険説がある。
くどくどとでっち上げた長文だ。その主要部を原文のまま転載する。
犬の習性に無知蒙昧な上に心が詐欺根性で汚染されている獣医の代表的なサイト記事だ。ネット上には同様なサイトが杉山の杉ほど沢山ある。
鶏の骨が食道や胃腸に刺さったらどうなる?
全身麻酔でのオペが必要!
飲み込んだ鶏の骨が食道に刺さってしまった場合、ワンコが咳き込む、吐く仕草をするなどの症状があります。
魚の骨がのどに刺さってしまった時の人間と同じ感覚だと思われます。
人間の場合は最悪、病院で骨を抜き取ってもらいます。
刺さった場所にもよりますが、麻酔なしでも骨を抜き取ることが可能です。
ワンコの場合、食道に鶏の骨が刺さってしまい自力で吐き出すことができない場合は動物病院で全身麻酔をかけて処置をしてもらう必要があります。
人間のようにお口をアーンと開けて動かずに骨を抜いてもらうということは無理だからです。
胃や腸に刺さった、もしくは傷をつけた場合には腹膜炎を起こすことがあります。
この場合には発熱や嘔吐、激しい腹痛が症状として現れます。
命にも関わり、入院して開腹手術が必要になります。
🌷 まとめ
犬鶏骨危険説は犬の習性に無知蒙昧な連中のでっち上げの愚説だ。
犬にはドッグフードだけを食べさせるための虚説の一つだ。
犬は3万年も人と食べ残しの鶏の骨を食べて繁栄してきた。
鶏の骨は犬の大好物で栄養満点だ。百薬の長だ。
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