やたらと体育会系人間がひしめいている自民党にとっては当然の発想だろう。確かに国力に照らし合わせると日本のスポーツ水準がかなり低いのは事実である。
個人所得水準比で算出すれば世界最低かもしれない。オリンピック種目のほとんどの分野で極めて低い水準にあることは確かである。
最大の原因はインフラ環境が劣悪だからだ。日本でスポーツのインフラというと学校の部活である。
指導者がド素人の先生では、いかに潜在能力の高い子供でも、芽がつみ取られるのはみえみえである。民間のスポーツクラブは金持ちしか行けない。貧乏人がオリンピックに出場する可能性は、貧乏人が医者になれる可能性よりも遙かに低いだろう。
では、さすがにこのあまりにもひどい現状に対して、政府もやっと重い腰を上げたのか?
残念ながらそんなおめでたいことを考えるほどウブな御仁は少ないだろう。提灯担ぎの犬右翼でも本気では考えていないはずだ。
嘘つきの文章というのは、直観的に臭気を感じる。ブログランキングの上位にひしめいている犬右翼のブログを読んで読解力の訓練をするのも一興である。
ところで、「文科副大臣遠藤利明 誰?」と言う人のために簡単に紹介しておこう。
遠藤利明
遠藤利明(えんどう としあき、1950年1月17日 - )は、日本の政治家。自由民主党衆議院議員。山形県上山市出身。叔父は鈴木行男・元上山市長。
山形県立山形東高等学校を経て、中央大学法学部を卒業。近藤鉄雄衆院議員私設秘書を務めた後、1983年に上山選挙区から山形県議会議員に初当選を果たす。その後、第39回衆議院議員総選挙に出馬するが落選。1993年の総選挙には無所属ながらも、当時ブームを起こした日本新党の推薦を得て国政初当選。以降、1度の落選を挟んで現在4期。
自民党に復党後は、同郷の加藤紘一衆院議員の側近となる。現在は、谷垣派に所属。建設政務次官、自民党国会対策副委員長、自民党文部科学部会長、自民党文教制度調査会事務局長、衆議院議院運営委員会理事を経て、2006年9月26日に成立した安倍内閣では、文部科学副大臣に就任した(9月27日認証)。
とあるように、この人は特に体育会の人とも思えない。失礼ながら陣笠の人だろう。と言うことは、裏で誰かがまたろくでもないことを画策しているということである。
自民党にはスポーツ系の御仁が少なからずいらっしゃる。
荻原健司(元スキー複合選手、自由民主党)
神取忍 (プロレスラー、自由民主党)
橋本聖子(スピードスケート選手・自転車競技選手、自由民主党)
馳浩(元プロレスラー、自由民主党、前文部科学副大臣)
松浪健四郎(タレント・元専修大学教授、新進党→自由党→保守党→保守新党→自由民主党 元外務大臣政務官)
慎太郎みたいなゴミ政治屋がよく思いつく発想だが、スポーツ振興くじのような愚劣な事例がある。
スポーツ振興くじ
目的は利権である。「文科省も公営ギャンブル利権がほしかった」これが本音。結果は例によって天下りの食い物となって(予定通りだが)大失敗。巨大な赤字は税金で…というお定まりのパターンである。
いくら都民が馬鹿でも慎太郎の企てている「東京臨海副都心カジノ構想」や「三宅島オートレース場」に賛同する奴は少ないだろう。
これらがとんでもない愚劣な発想なのは、倫理的な問題はさておき、税金の横流しが目的だからだ。旧態然たる箱もの行政である。後は天下り特殊法人まかせがみえみえである。箱ものに税金を使い、天下りが食い散らかした後始末も税金。
これが自民党政治の原風景である。本ブログではくどく書きまくっているが、「この国民にしてこの政府あり」なのである。
これまたくどく書いているが、なぜ自民党がこんな馬鹿なことを繰り返しているのかというと、日本がアメリカの属国であり、自民党政府はその傀儡だからである。腐れ切っているのだ。アメリカは日本の国力を低下させるためにむちゃくちゃな行政を自民党に科し、自民党はアメリカの虎の威を借りて利権をむさぼっているのである。
(記事)
「スポーツ省」の新設提言 文科副大臣が私的懇談会で
遠藤利明文部科学副大臣が設けた「スポーツ振興に関する懇談会」は、オリンピックなどでのメダル獲得数増加を目指し22日、「スポーツ省(庁)」の新設などを求める提言を発表した。懇談会は遠藤副大臣が座長を務め、河野一郎日本オリンピック委員会理事ら6人の有識者がメンバー。遠藤副大臣は同日の記者会見で「与野党で早急に議論し、関連法案を来年の通常国会に議員立法で提出したい」と述べた。
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