カード決済今ひとつ信用性に欠けるのは、内部犯行に弱い点である。内部で決済に携わっている人間がその気になれば好き放題金を引き出すことができる。単純なやり方では足がつくだろうが、頭を使えば、割とたやすくできてしまう。今回の事件は氷山の一角だろう。
カード会社はこの手の事件を当然起こりうるリスクと判断し、手数料に組み込んでいるだろう。つまり、カード会社の不始末は消費者が払う構図になっているのだ。
(記事)
カード業界最大手のジェーシービーは15日、システム関連部門の資材調達や決済を任されていた元課長職の男性社員が02年7月から05年10月までの3年3カ月にわたり、不正な決済でパソコン計約1600台(約5億5000万円相当)を入手していた、と発表した。元社員は同年12月に病死しているため、同社は近く不正行為に関与したとみられる元社員の知人の男性を背任容疑で警視庁赤坂署に告訴する。長年、不正を見抜けなかった同社のチェック体制の甘さも問題となりそうだ。
<JCB>元社員が不正決済、パソコン1600台を入手
最新の画像もっと見る
最近の「本文」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2005年
人気記事