はっきり言って詐欺野郎と断定してかまわないだろう。刑事告発も念頭に入れて、証人喚問を実現してもらいたいものである。
新聞は以下のように伝えている。
松岡利勝農相の資金管理団体「松岡利勝新世紀政経懇話会」が、光熱水費無料の議員会館に1995年、事務所を移転したのを契機に、光熱水費が急激に増え同年の122万円から、ピークの2002年には779万円と約6・4倍に達していることが10日、政治資金収支報告書で分かった。05年までの11年間の合計は4476万円にも上る。
光熱水費は大きく変動しないのが通常で、松岡氏の場合は不自然な増え方を示していた。国会内外で、光熱水費の使途の詳細について説明責任を果たすよう松岡氏に求める声が高まりそうだ。
「新世紀政経懇話会」という名称自体詐欺っぽいネーミングだが、この団体は90年6月、東京都江東区内に設立したとのことである。同年の光熱水費は7万6000円だった。事務所の光熱費としては常識的な金額である。それが翌年には79万円と10倍増、その後徐々に増えていった。どうやら面倒くさい経費はすべて光熱費にする習慣がこのときできたらしい。
松岡氏は5日の参院予算委員会で光熱水費の使途について「確認して必要な範囲で答えたい」と答弁したが、9日の記者会見では「確認したところ、適切に報告している。内容に関することは差し控えたい」とした。
白を切れる根拠として、政治資金規正法施行規則というのが存在する。同規則では、光熱水費は、家賃のほか切手代や電話代などを計上できる事務所費に比べ、使途が限定されているが、事務所費と同様に領収書の添付や明細の記載は必要ない。
要するに「 規正法施行規則」などと名前だけは重々しいが、ザル法である。政治家が国民を小馬鹿にしている一端をかいま見させている。
松岡農相 は頭が悪いので、ザル法をダイレクトに運用してしまったようである。
(関連)
松岡農水相 光熱費として507万円 ちょろまかし問題を斬る
(参照)
松岡農相 事務所移転で光熱費急増
松岡農水相の光熱費問題、論戦沸騰
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