真相世界(The truth world)

200607橋本龍太郎 総括



橋本元首相が死去 日歯連事件で引退

日本の運命に多大な影響を与えた政治家だった。その割には死亡記事の取り扱いが少ない。マスコミの体制が完全に小泉の取り巻きとなり、反対勢力を不当に差別しているためであろう。
昨年政治家を引退しているので、政界に与える影響は少ない。一時は自民党最大派閥の長として君臨した人物だが、最後は寂しかった。敗者の悲哀か。それにしても68歳は政治家としては早すぎる死であった。心から冥福を祈りたい。

橋本は田中角栄と同質の政治家だった。目指した政治理念はアメリカの属国状態からの離脱だった。当然アメリカから煙たがれ、田中同様失脚させられた。しかし、いくらアメリカが恐くても、しっぽばかり振っていては、永劫に日本の独立はない。失脚をおそれず、アメリカに立ち向かえる気骨のある政治家の登場を待ちたい。


(記事)
元首相の橋本龍太郎氏が1日、東京都新宿区の国立国際医療センターで死去した。68歳だった。岡山県出身。自宅は東京都港区南麻布。葬儀・告別式の日程、喪主は未定。

 1996年1月、第82代首相に就任。財政構造改革など「6大改革」を掲げ、1府12省庁の中央省庁再編に道筋を付けた。日本歯科医師連盟からの1億円献金
隠し事件を受け、自民党橋本派会長を辞任。昨年9月の衆院選に出馬せず政界を引退した。

 6月4日夜に腹痛を訴え入院。「腸管虚血」と診断され、大腸の大部分を切除する手術を受けた。


財団法人全日本剣道道場連盟会長。学位は政治学士(慶應義塾大学)。保有する段位・称号は剣道錬士六段。端整なマスクとポマード頭が特徴で、ニックネームはハシリュウ。

(略歴)
1937年 東京府に大蔵省に勤務する橋本龍伍の子として生まれる。なお自身は橋本家父祖の地である岡山県総社市を出身地としている。
1956年、麻布高等学校卒業。
1960年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。呉羽紡績株式会社(現・東洋紡績)に入社。
1963年4月 衆議院議員西村英一秘書。同年7月 厚生大臣秘書官。同年11月、父の急死に伴い衆議院岡山2区より出馬。26歳で初当選。
1970年1月、第3次佐藤内閣の厚生政務次官。
1976年12月、衆議院社会労働委員長。
1977年11月、自民党政務調査会社会部会長。
1978年12月、厚生大臣(第1次大平内閣)
1985年2月、蔵相・竹下登を中心とする経世会の結成に参加。副会長となる。
1986年7月、運輸大臣(第3次中曽根内閣)
1987年11月、自民党幹事長代理(竹下内閣)
1989年6月、自民党幹事長(宇野内閣)。選挙後、辞任。同年8月、大蔵大臣(第1次海部俊樹内閣)
1992年2月 自民党環境基本問題懇談会(後に環境基本問題調査会)会長。
1993年7月の衆議院総選挙における自民党の敗北・下野を受けて、総裁・河野洋平の下、自民党政調会長に就任。
1994年6月 通商産業大臣(村山内閣)
1995年9月 自民党総裁選に出馬。総裁・河野を不出馬に追い込み、河野の代わりに対抗馬として立候補した元厚相・小泉純一郎に大差をつけて第17代総裁に就任する。外相・河野の後任として村山内閣改造内閣の副総理を兼任。
1996年1月、村山内閣退陣をうけ、後任の総理大臣に就任(第1次橋本内閣・第2次橋本内閣)。
1998年7月、参議院議員選挙の敗北を受けて辞任を表明した。小渕内閣で外交最高顧問に就任。
2000年7月 平成研究会会長就任。
2000年12月、行政改革担当大臣・沖縄開発庁長官(第2次森改造内閣)
2001年1月には、省庁再編により行政改革担当大臣、沖縄・北方対策担当大臣に規制改革担当大臣を兼ねる。同年4月、森の後任の自民党総裁選に出馬したが、小泉に敗れた。
2004年7月、日本歯科医師連盟(日歯連)からの1億円献金疑惑が浮上し、平成研究会の会長を辞任し、同派から離脱。 次期総選挙での小選挙区岡山4区からの出馬を辞退する意向を示した。
2005年8月 衆院解散後、総選挙不出馬=政界引退を表明。14回連続当選。次男・岳が後継者となる。
2006年7月1日 東京都新宿区の国立国際医療センターで敗血症性ショックによる多臓器不全のため68歳で死去。

橋本龍太郎出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




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