真相世界(The truth world)

200607オヤジに聞こえぬ着信音 アメリカで若者にブーム

米国IT事情 第38回 若者に人気の「蚊の着信音」

電車の中など公共の場での若者の携帯電話を使用している場面で不愉快に思うことはよくある。猫に小判、馬鹿に携帯、と言われるほど馬鹿ほど携帯で話しながら歩きたがる傾向にある。馬鹿の下品な話し声が聞こえてしまうのも不快だが、人の迷惑を考えないこれまた下品な着信音を聞かされると、世のために成敗したくなってしまう。日本でもこれを導入すると音に関しては不快感が緩和するかも知れない。しかし、馬鹿は現在若者だけにとどまらず、マナーの悪いオッサン・おばさん・団塊の世代の不良老人にまで増殖している。この連中には無効だ。中年でもこの音が聞こえてしまう耳のいい人には不快音だけに災難がさらに増えることになる。

(記事)
若者だけしか聞こえない呼び出し音。そんな携帯電話の着信音が話題になっている。この着信音はモスキート・リングトーン(蚊の着信音)と呼ばれ、蚊が鳴くような音色で構成されている。しかし通常の着信音とは異なり、誰にでも聞こえるわけではない。若い人にしか電話が鳴っていることがわからないというユニークなものだ。
■17000Hzの不快音
 その仕組みは周波数にある。空気の振動により伝わる音は、ヘルツ(Hz)で示される。毎秒1回の振動が1Hzに相当し、聞こえる範囲は動物によって違う。人間は20Hzから20000Hz程度までを音として聞くことができる。ちなみに、聴覚の優れているイヌは15Hzから50000Hz、イルカは150Hzから150000Hzまでを音として感じる。これらの動物は、人間には聞こえない高い周波数帯域の超音波を使って、仲間と交信しているといわれている。
 人間に聞こえる範囲を可聴域というが、これは年齢とともに上限が低下することも知られている。聴覚はだいたい25歳を境に衰えが始まり、老化が進むと老人性難聴になる。上限が500Hzから1000Hz程度まで落ち込むこともある。具体的にどの位かというと、おなじみの時報は、初め3秒部分が440Hz、最後の1秒が880Hzの2種類の音で構成されている。この最後の部分が聞こえないか、聞きづらくなる感じだ。また、3000Hzといわれる赤ん坊の泣き声も聞こえない。
 こうした年齢による可聴域の差を利用したのが、モスキート・リングトーン。実際の蚊が発する羽根音は350Hzから600Hzと人間にも十分に聞こえる周波数だが、モスキート・リングトーンのほうは17000Hzという高い音域を使っている。蚊の羽音と同様に、この高く細い音は聞く人を不快に感じさせるので、こうした名前がついている。

(写真)http://www.mozzytones.com/


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