ビデオデッキに替わる新製品として注目されていたDVDレコーダーだが、意外と販売が芳しくないようである。
その原因として、操作が難解で覚えるのが煩わしいことと、コピーワンス機能を消費者が敬遠していることが指摘されている。
しかし、その二つのうち、操作が難解な電化製品など世の中にはいっぱいに存在し、結構売れている。ゲーム機にしたところで、結構取り扱いは面倒くさい。携帯電話もそうだ。
複雑な機能の製品に年配者がついて行けないのは今に始まったことではない。
つまり、売れない原因は「コピーワンス機能」に限定してもかまわないことになる。
ネット上でもコピーワンスに対する怨嗟の声が広がっている。こんな使い勝手の悪い奴より、昔のビデオデッキのほうがマシ、と思うのも道理である。両者の映り具合を比較して、マニア以外は気になるほどの差異もないからである。
政府と業界はタッグを組んで消費者を食い物にしようとしている。著作権という錦の御旗を振りかざして、あくどく儲けようという魂胆である。
天下りのいっぱいいるJASRACを筆頭とする社団法人や特定企業に甘い汁が吸えるように画策しているのである。
マスコミと家電メーカーは共謀して、アナログ放送を廃止して、消費者に新製品の購入を強要しているが、彼らの消費者不在の対応に何やら抜け駆けを考える業者も出てきそうである。
DVDレコーダーは儲けるつもりで開発したものの、自己矛盾に晒されて失敗したあだ花のようである。
(参照)
<DVDレコーダー>普及進まず 操作の難しさなどで敬遠か
「コピーワンス」大そもそも論
知的財産推進計画2005
株式会社ダイヤモンド社に対する訴訟の提起について
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