電車に乗っていて、突然うるさい曲が隣からがなり立てられる。何事かと周囲の冷たい視線が一人のネーちゃんに浴びせられる。しかし、当の本人は全く気にするそぶりもなく、大きな声で喋り続ける。所々に馬鹿笑いをするのも特徴である。
着うたにする曲は何でもいいのだから静かなメロディもあるだろうが、大概の場合はがなり立てる感じの曲が多い。着信を知らせるのが目的だから、目立つほうがいいという発想なのだろうが、スピーカーの性能が悪いことも相まって、騒音以外の何物でもない。
勿論、がなり立てている本人の感覚では騒音という意識はないのだろう。この手の馬鹿はマナーモードにすると言う発想を持たない。
着うたに関しては、「男は羞恥心を感じるものの、女は全く感じない傾向が強い」という調査結果が出ているが、実際にも着うた公害の犯人は女性である場合が多い。
羞恥心の欠落した馬鹿ネーちゃんが急増しているのは事実だろう。馬鹿ネーちゃんは昔から存在したが、馬鹿であることがより目立つアイテムが増えたとも言える。
電車での馬鹿ネーちゃんにつきもののもう一つが「お化粧」である。「コスメフリーク」とも言うらしいが、あまり認知度はない。
判で押したように、美人とは言い難いネーちゃんがやっている。傍目には無駄な努力にも見えるのだが、本人は何らかの快感を感じているようである。最大のアイテムは百均で買ったと思われるプラスティック製のちゃっちい手鏡である。
どぎつい化粧で睫を伸ばしている姿は妖怪そのものだが、スケコマシ氏に言わせると、「電車で化粧しているネーちゃんは、まず落とせる」とのことである。馬鹿だから騙しやすいのだろう。
ここまで書いていると、「じゃあ、男はどうなんだ?」と訊かれそうだが、勿論同じくして馬鹿アンちゃんも増えているからバランスは取れている。馬鹿アンちゃんに関しては別の機会に書こうと思っている。
いずれにせよ、携帯電話が普及したら急激に馬鹿が増えたのは事実である。日本人を白痴化させる目的で、携帯電話を宣伝しているのではないかと勘ぐりたくなるほど、その被害の実態は深刻である。
(参照)
男子が恥ずかしくて女子が好きなのはなーんだ?
電車でお化粧、美人になれた?
電車内で化粧してる女性って、どうして家でしないんですか?
男の言い分、女の言い分(7)電車の中の化粧・女性編
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