真相世界(The truth world)

200703松岡農水相 光熱費として507万円 ちょろまかし問題を斬る


松岡農水相は、経費がかからないはずの議員会館に事務所を置いているにもかかわらず、05年に水道・光熱費として507万円を計上している。

人相で人を判断するのはよろしくないが、いかにもちょろまかしをやりそうな風貌の御仁である。安倍ちゃん本人も違法献金疑惑が浮上している。

しかし、各大臣の有能ぶり、人格高潔ぶりには本当に恐れいる。安倍ちゃんの慧眼の賜物だろう。
それにもまして自民党に投票し国会に300人以上も送り込んだ国民の見識の高さも素晴らしい。
「美しきかな ニッポン」である。

松岡農水相は3月7日の参院予算委員会で、自らの政治資金管理団体の光熱水費をめぐる問題について「適切に報告している」などと23回繰り返した。

彼は5日の同趣旨の質問に「きちんと確認してから答えたい」と答弁しており、それを受けて野党側が詳細な説明を求めたのだが、松岡氏は「(内容の)開示は現行制度が予定していない。差し控えさせていただきたい」と応じなかった。

「確認したところ、適切に報告しているということだった。現行制度に基づいてすでに報告すべき点は適切に報告している」。松岡氏はこの日、芝博一(民主)、井上哲士(共産)両氏の質問に「適切に報告」と23回繰り返した。

安倍ちゃんもそうだが、この内閣は同じ言葉を繰り返すだけの御仁が多い。閣議で打ち合わせたのだろうか? お辞儀の仕方以外にもいろいろ話すことがあったみたいだ。

松岡氏は5日の答弁では「水道は『何とか還元水』とかいうものを付けている。暖房なりなんなり、別途そういうものも含まれている」と答弁した。これに対し、7日に質問した芝氏は「浄水器やストーブは(光熱水費ではなく)備品・消耗品費だ」、井上氏は「松岡氏の熊本の二つの事務所の光熱水費が66万円、38万円なのに、なぜ無償の議員会館の事務所の光熱水費がそれよりも多額なのか」と追及したが、松岡氏は頑として内容を明かさなかった。

自民党内には「会計責任者の記載ミスとして乗り切る」考えもあったようだ。だが、松岡氏は5日の答弁で「どういう金額でどうだということについては、私も承知して了解したものとして報告している」と明言し、会計責任者の責任にはできなくなっている。

9日朝も、彼は記者団に「事務所で水道水を飲んでいるのか?」と質問されたが「水道水を飲んでいる人はほとんどいないんじゃないですか」と述べ、「適切に報告している」と繰り返すにとどまった。
安倍首相もこれまで「法令にのっとっている」として、問題視しない姿勢を見せている。

国会議員様ともあろうものが、水道水のような毒水など飲めるか、そこら貧乏人と一緒にするな、という至極ごもっともな見解である。

「きょう事務所へアポは取っていないが、お邪魔をさせていただいた。結果、見る限り、浄水装置もなかったし、冷暖房装置も見当たらなかったことは確認させてもらった」-民主党・芝博一参院議員らは9日朝、松岡農水相の事務所を訪れ、「農水相が主張する浄水器などはなかった」ことを確認し、あらためて詳細の説明を求めている。

松岡農水相と職員がミネラルウオーターを一年間で507万円分飲みまくった、と解すれば一応筋が通っているだろう。

彼に関しては共産党が更に突っ込んである。天下りとタッグを組んで686万円あまりちょろまかしていたらしいのである。
正直言って、大物政治家が動かす金に較べて二桁ほど少ないので、追及するのも不憫であるが、マスコミがおもしろがって騒いでいるので、私もつられて騒ぐことにする。

農林水産省所管の独立行政法人「緑資源機構」(川崎市)発注の林道整備事業などの入札で談合を繰り返していたとして、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで十月末、公正取引委員会の立ち入り検査を受けた公益法人や会社から、松岡利勝農水相(衆院熊本3区)が、多額の献金を受け取っていたことが本紙の調べでわかった、という内容である。
「緑資源機構」が天下り受け入れだけのための存在であることは言うまでもない。

受注予定者の決定に同機構職員がかかわった官製談合の疑いも指摘されており、農水相の監督責任も問われるのは当然だ。

立ち入り検査を受けたのは、林業土木コンサルタンツ▽林野弘済会▽林業土木施設研究所▽日本森林技術協会▽森公弘済会など同省所管の公益法人と、森林テクニクス▽フォレステック▽ウェスコなど民間のコンサルタント会社の計十数法人。

松岡農水相が支部長の自民党熊本県第三選挙区支部と、同氏の資金管理団体「松岡利勝新世紀政経懇話会」に献金していたのは、林野弘済会、フォレステックなど。林業土木コンサルタンツ、日本森林技術協会の出資会社を含めると、献金額は1996年から2005年までの間、計686万円にのぼっている。

公正取引委員会は2001年12月にも林野庁の東北森林管理局青森分局管内の国有林野の調査・測量業務の入札で1997年4月ごろから談合が繰り返されていたとして、四つの公益法人を含む15社を独禁法違反で排除勧告しました。今回の立ち入り検査を受けた法人、会社はかなり重複している。

同じ自民党同士で、何故暴き合いをするのか? 疑問に思う諸兄もいるだろうが、利権の奪い合いである。自民党もなにもあったものでない。多くの人は勘違いしているが、自民党はイデオロギー政党ではない。利権政党である。利権を求めて群がった連中の塊にすぎない。

これら公益法人の役員には、林野庁OBが多数名前を連ねている。天下り御用達だから当然である。

林野弘済会の会長は元林野庁長官で、二人の常務理事、5人の常勤理事はいずれも林野庁OB。日本森林技術協会も理事長は北海道森林管理局長で、専務理事は林木育種センター所長など。林業土木コンサルタンツの常務理事も北海道北見営林支局長、発注元の緑資源機構も理事長は元林野庁長官、5人の理事中三人が林野庁OBと言った具合に、税金を食い物にするために存在する組織なのである。

松岡農水相は、林野庁OBで、自民党農林部会長、国有林野問題委員長、衆院農林水産委員長、農水副大臣などを歴任している。
686万円は彼が受け取った中間マージンと考えればいいだろう。お駄賃である。

(参照)

松岡農水相「適切」23回繰り返す 光熱水費問題

松岡農水相 高額水道費説明あらためて拒否

松岡農水相に686万円献金

安倍首相の団体に違法献金疑惑 共産が指摘


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