ずいぶんとまた一方的な裁判である。被告の主張をはなから否定する態度だ。
手鏡の件も極めて不自然だし、今回の事件も不思議なことがいっぱいある。
植草氏が物理的に犯行が不可能な状況だったと証明しているのに、裁判官は故意に取り上げようとしていない。
植草氏は判決後、「どのような判決が下されようとも私は無実です。不当判決を容認することはできない。闘い抜く覚悟です」とのコメントを出したが、当然だろう。
「植草教授 冤罪」でネット検索すれば様々な情報が入手できる。興味のある人は調べてみればいいだろう。
この事件の最大の謎は、「もし冤罪なら国家の犯罪になってしまう。こんなしょうもない痴漢事件のために国家がはたしてリスクを背負うだろうか?」という疑問だろう。冤罪を信用しない人の多くもそこが論拠になっている。
これに関しても、ネット上で解説しているサイトもあるが、簡単に説明すると、当時植草氏は竹中主導の小泉内閣によるアメリカ追随経済政策を激しく非難していた。植草氏の背後には亀井静香氏がいた。
この事件の背景にはアメリカの陰が存在しているのである。権力サイドとしては植草氏自体を問題視してるわけではなく、その背後にいる反小泉派を黙らせるのが目的であったと考えられる。「植草氏は二つの巨大勢力の狭間にいるスケープゴートのような存在である」と私は認識している。
勿論、「私の見解に同意せよ」などと主張するつもりはない。私はこう思っている。それだけの話である。
(記事)
植草被告に実刑判決 「反省全く認められない」東京地裁
06年9月に電車内で痴漢をしたとして東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた元大学院客員教授で経済評論家の植草一秀被告(46)に対し、東京地裁は16日、懲役4カ月(求刑懲役6カ月)の実刑判決を言い渡した。植草被告は「無実」を主張していたが、神坂尚裁判長は「不合理な弁解をして反省の姿勢が全く認められない」と被告の姿勢を強く非難した。
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小沢金一郎
判決 不足
Unknown
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