欧米人特有の独りよがりな発想である。彼らは偽善を好む傾向にあるが、この事件などもその典型だろう。自分たちが内輪で間抜けな規則を作っている分にはこちらの知ったことではないが、彼らは偽善が好きなだけではなく、お節介かつ強圧的で、自分たちのイデオロギーを他のものに強制したがる。
日本は世界最大のエビ消費国である。上記の論理を日本に対して振りかざさない保証はない。鯨の騒動を振り返っても大いに考えられる。
そんなに動物がかわいそうなら殺して肉を食うことなどやめればいい、と日本人は考えるが、彼らはそういうときだけ、宗教を持ち出して「それは神が許した行為だ」などと言って、矛盾を考えようとしない。
今回の事件はどうせ飲食店関係者間の金銭トラブルによる嫌がらせだと思うが、一歩変な方向にこれが拡大すると日本バッシングの道具として使われてしまうのである。
(記事)
生きたロブスターを氷の上に載せて、客の前でディスプレーしていたイタリア北東部のビチェンツァにあるレストランに動物虐待禁止条例に違反しているとして、688ユーロ(約9万8500円)の罰金を科す判決が下された。
裁判所はレストランのディスプレーはロブスターをゆっくり窒息させるもので、1つの虐待行為であると判断。通常ペットに対する飼い主の虐待行為が対象となる動物虐待禁止条例を食用のロブスターにも適用し、レストランに対し罰金支払いを命じた。
(詳しい記事)氷に活ロブスター載せる展示は虐待、伊で飲食店に罰金処分