69
みをつくし料理帖や、あきない正傳など時代小説で活躍されている髙田郁さんのふるさと銀河線を読み終えた。
髙田郁さんの小説は、主人公が困難にあいながらも夢に向かっていく内容でいつも励まされる。
このふるさと銀河線もそうだ。
物語の登場人物は、決してみんな恵まれているわけではない。一度は落ち込むけどそこから、光を見つけてまた歩き出す。
学生時代のアパートの鍵を見つけて、今の住人がいない間に、その鍵を使って部屋に入る男性。
しかし、そこの住人も困難を抱えて、1日1日を積み重ねて生きている事を知って前を向く。
髙田郁さんの物語を読むと、何気ない日常が、素晴らしいものだと気付く。
感謝しようと思う。