出雲市斐川町荘原「日本料理 ほう吉」 【813】
島根県出雲地方、山陰自動車道「宍道(しんじ)IC」を下り一般道「国道9号線」へと進む。 進路を西(荘原・斐川方面)へ執り、約1㌔先「出雲空港入口交差点」を右折し、その約1.2㌔先左手に見える「ウグイス色」の外壁が目印の日本料理店です。
全国空弁ランキング1位に輝いたこともある「出雲縁結び空港名物・牛めし」や、月に50食限定販売の郷土料理「竹めし」の「製造元」としても知られる、出雲地方を代表する日本料理の名店です。
暖簾を潜ると仄かなお香の香りが「来訪者」を優しく迎え入れてくれます。 おやじはいつも単独ですので、カウンター席が指定席なのですが、予約が少ないときは「気軽に」個室を使わせてくれます。
空いてるとはいえ個室に通されるのはチョット恐縮しますが、「どうぞ、どうぞ」と女性スタッフが満面の笑みで導いてくれ、「料亭らしからぬ」気取らないその気さくさが、此処の一番の魅力と言えます。
メニュー表。
1,500円以内で構成されている「昼の献立」 このリーズナブルな価格設定にも「気さくさ」を感じます。
「華かご会席 ¥1,300」
所謂1プレートランチの「和食版」であり、籠には造り、天ぷら、煮物、小鉢、茶わん蒸し等々9種類が整然と並び、味噌汁(石狩汁)、ご飯(お代わり自由)、デザート、珈琲と、これだけのラインナップで僅か1,300円とは驚愕に値します。
「石狩汁」は完璧なダシの取り方がしてあり、しかも使われている味噌は、嫌みのないすっきりとした甘味が特徴的で、思わず「美味い!」と唸ってしまった。
全ての料理に一切の妥協が無く素晴らしい。
刺身はエッジが効き鮮度抜群、煮物はダシの取り方が完璧、天ぷらは熱々で特にエビは、噛むと同時に芯に熱が通る状態に合わせてあり、その揚げ加減の絶妙さは半端じゃない。 小鉢3種(なます、白和え他)も食材に合わせ濃淡がつけてあり言うことなし!
彩も所作も申し分なく「ホンマ脱帽です」
アフターのデザートと珈琲。
珈琲はセルフでいたってノーマルなれど、デザートの緑茶のババロアは、これまた素材を生かしたほんのりとした苦(味)甘(味)が特徴的な「締め」を飾るにふさわしい一品でした。
これだけの一流店でありながら全くのおごりが感じられず、しかも価格、雰囲気ともに「庶民派」とは本当に恐れ入ります。 おやじの守備範囲内で此処は、最強の「割烹店」と言えるでしょう。
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