京都市下京区平居町19 五條製作所 1F「モミポン研究室」【1472】

京阪「清水五条駅」を下車し、鴨川に架かる五条大橋を渡り、七条方向へと西木屋町通を下る。 その西木屋町通の一つ目の路地を右手に入り、次の角を更に右に折れた左手に見える、明治末期から大正初めのお茶屋を、エキゾチックにリブートした外観が目印の、1階左手に在る「料理研究室」です。

昔でいうところの土間にあたる部分は、小さな待合となっており、そこから2階と3階のテナントに、移動できるようになっています。

外観から受ける印象は、物静かな、和みの空間とも思える雰囲気が漂っていますが、、、

扉を開けると、突然ニャンコ2匹がお出迎えをしてくれ、目をパチクリ。 なにやらゆる~い空気が、コンパクトな空間を取り囲んでいます。

1つしかない長テーブルに腰を落ち着けると、マスターがおもむろに差し出したメニュー表には、、、 思わず「笑う」しかないですね。

メニュー表①
「モミポン」の商品2点「ポン酢」と「マヨネーズ」が、解説入りで載っています。 マスター曰く、ポン酢として出回っている商品は全てマガイモノであり、ユコウ*という柑橘類の果実を使用する、このモミポンこそが本物であると熱く語られました。

メニュー表②
ネコカフェのように、兄妹ニャンコのプロフィールが紹介されています(人慣れしてホント可愛いですよ!)

メニュー表③
ドリンク類はこんな感じ。 カクテルまでモミポン入りとはオソルベシ!

メニュー表④
あくまでも此処は研究室(料理教室)ですから、お値段はお安くなっています。

「蜂蜜ジンジャー 不明」
甘味と辛味が適度にスクランブルする、パンチの効いた一杯です。

「モミポンもずく 300円か400円」
一般的な酢酸とは違うテイストのお酢であり、どちらかといえば香気が強めかな。 尚モズクは、太目のしっかりとしたものが使ってありOK!

「よだれ鶏四川風 500円もしくは600円」
淡白な鶏肉を四川風のピリ辛仕立てに纏めてあり、パクチーの香味とラー油の刺激を、ゆるやかにモミポンが包んでいます。

「本日のカレー 500円または600円」
小麦を使わない所謂シャバカレーで、香味野菜とスパイスの味わいが際立ち、エスニックな刺激が食欲をそそります。

その他にビールとハイボールを1本ずついただき、トータルで3,000円ポッキリでしたので、流石「料理研究室」というところですね!
堅苦しいことは抜きにして、ホンワカムードのこの場所に佇むと、細かいことに右往左往する自分が嫌になってしまいます。
ありがとう、また癒されに来ます。
*ミカン科の常緑小高木で、香酸柑橘類の果物。 果実はユズより大きめで、香りも強い。 ユズの変種で日本原産であり、スダチ同様に徳島県が生産を占める。