京都府京都市伏見区車町271-4 「石臼挽手打ちそば・甘味処 京乃四季」 【1463】

京阪「伏見桃山駅」または近鉄「桃山御陵前駅」を下車し、「伏見大手町商店街」のアーケードを突っ切り左に折れ、「納屋町商店街(アーケード)」も同様に突き抜ける。 そのまま道を挟んで「竜馬通り」に入り、約70㍍先右手に見える茶色の真新しい板壁が目印の、16年4月末にオープンしたばかりの、お蕎麦屋さんです。

この店名に見覚えが、、と思いつつ暖簾を潜り、席に着いた途端ようやく思い出しましたよ。 そうです!「大手筋」に在った同名のお蕎麦屋さんです!(後で尋ねたところ、大手筋店は閉められたそうです)
おっとその前に此処は、以前同業種の「ミュラー」さんが営んでいたお店でしたが、移転されたと聞きつけ残念に思っていた矢先に、こういう展開が待ち受けていたとは、、、
ミュラーさん、過去ログ→http://orange.ap.teacup.com/applet/watch-dogs/20141219/archive
京乃四季さん、過去ログ→http://orange.ap.teacup.com/applet/watch-dogs/20141029/archive

店内は明るいトーンの色彩に変更され、更に玄関脇に在った麺打ち場は取り除かれ、8名程収容可能な、長テーブル席になっていました。

お品書き①
デフォのざるで800円と、約2年前より僅か50円の値上げに押さえてあるのは好印象ですね。

お品書き②
ラインナップからうどんと丼物を外し、以前よりシンプルな構成にしてあります。

「ざるごっこ 1,080円」
割子のような出で立ちの重ねざるが2枚に、野菜天丼と小鉢が付いたセットメニューで、コレで1,000円チョイは良心的なお値段ですね!

手打ち蕎麦は二八の細麺仕立てで、前回のレポでも指摘した麺切りの不均一はそのままで、且つ水切りも甘く、進歩が見られません。 但し蕎麦の素性はよく、製粉の技術も確かなので、トータル的なレベルはまずまずです。

「野菜天丼」もしっかりと具がのっており食べ応え十分です。 もちろん衣の揚げ具合も、申し分無し!
移転に伴い諸経費の増加が見込まれるのに、殆ど値段構成に変更が無く、コスパも相変わらずで、努力の後が垣間見え頭がさがります。 前回同様、あと少し繊細さを加えるだけでレベルアップしますので、そこも怠りなくお願いしますね。