今日は尊敬する植物学者・牧野富太郎博士の没後50年にあたる日。
牧野博士は高知県に生まれ、幼くして両親を亡くし、小学校を中退した。
独学で植物分類学を勉強し、東京帝国大学の助手となり、その後49歳で講師となる。
生涯に50万点の植物を標本として採集し、1000種の新種を発見した、日本の植物分類学の礎を築いた世界的にも有名な植物学者だ。
しかしその処遇は、決して恵まれたものではなかった。 77歳で退官するときの肩書きは講師のままで、月給は当時の大卒の初任給と変わらなかったという。
冷遇と貧困であっても、文句も言わず、ただ黙々と自分の研究に没頭し、信念を貫いたその姿には本当に敬服する。
研究費流用や研究捏造、はてや手鏡教授など世間を騒がす学者が多い中、博士の学者としての姿勢は今こそ見直されるべきではないかと思う。
小学生の時博士の伝記を読み、植物学者になろうと思った夢は結局、かなえる事が出来なかったけれど、どういう形であれ植物について関りを持ち、理解を深め、色々な情報をこれからも発信していきたい。
人生に迷いが生じた時、いつも紐解く博士の自伝。 私の人生のバイブルです。
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Tacky
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