鳥取市職人町「武蔵屋食堂」 【277】
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市内中心部「本通り」を県庁方面へ、若桜橋を渡り「本町1丁目交差点・ごうぎんスタッフサービス角」を右折、1ブロックを右、もう1ブロックを右へと曲がった先にお店があります。(一方通行のため、1周まわる形になります)
通り過ぎた角(本通り角)には、コレも「昔ながらの喫茶店」、「丸福珈琲店」があります。
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もはや「鳥取ご当地ラーメン」として、全国に「ブレイク間近?」の「素ラーメン」の「元祖」として(県外で)有名になりつつあります。
まぁ、市内生まれのおやじとしては「別に珍しくも無いラーメン」ですが、中部の「牛骨」同様、全国的には「変り種」になるのでしょうね。
父方の「菩提寺」が近所にあり、お盆や彼岸の墓参りの後には「必ずと言って良いほど」此処か「丸福」で飲食していました。 あの頃と「変わらない味」が、今も守り続けられているのは、「昔を懐かしむ上で」、本当に嬉しい気持ちにさせてくれます。
写真は「素ラーメン(半) ¥250」
大抵おやじのオーダーは、ハーフサイズのラーメンと丼のセット。 この量が今も昔も丁度良い。
ダシは「言わずと知れた」甘めのうどんダシ。
化調が少し気になるところだが、今みたいに3、40年前は「ナチュラル至上主義」なんて事は無かったので、「伝統を守り継ぐ」為には仕方がないところか。
コレ自体が良くも悪くも「完成品」なので、「牛骨」の様に店ごとの味の変化を求める事は出来ないし、多分これ以上の広がりも無いだろう。
それだけ「素(もと)」に近い素朴なラーメンと言うことで、現代の様に「食材が豊富で溢れ」「こねくり回せる」時代と違い、質素で、ある物で「作ったラーメン」が「生き残っている」って事なのです。
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丼の上には「たくあん」の器が鎮座。 今では見かけることが少なくなりましたが、こう言うところにも「ノスタルジー」を感じずにはいられません。
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「トンカツ丼 ¥630」
薄めのトンカツの下には、うどんだし+ソース+卵+砂糖+片栗粉の、あんかけがかかる独特の丼。
素ラーメン同様甘めではあるが、全体的にはやや薄味に仕上がっている。 この丼を食べるときは大抵「ガッツリモード」に入っているので、チョロッとウスターソースをかける事にしている。
おやじにとっては「昔にタイムスリップ」出来る、数少ない貴重な食堂です。