夜8時、事務所を出て「さー鳥取に帰ろうか!」と車に乗ると、携帯が鳴り妻からの電話。
「明日そー言えば、きもだめしだったよね? 土曜日仕事だと思って、夕ご飯作るの忘れちゃった!」
「またかい!」毎度の事ながら、妻は物忘れが激しい。
(ひょっとして、故意なのかもしれないが、、。)
まあ、いいか。 今夜丁度、鳥取に着く時間に、確か息子がコンビニの夜勤のバイトに入るはず。 早々働いている姿を見る機会もないし、帰りによって弁当でも買って帰ろう。
タイミングよく、息子がコンビニに入る時間に店に着いた。
「何しに来たの?」と息子。
「お母さんがご飯作るの忘れたから、弁当買いに来たんだよ。」
「あー、そう言えば、そんな事言ってた、、。」
弁当を選んでいたら、カゴに2,3食べ物を入れてきた。
「よろしく。」 「わかったよ。 今日何時までや?」
「朝の6時まで。」
「その後、きもだめし手伝ってくれよ。」
「昼から行く。」
お店を出た後、車の中で、ふと、最近息子とスムーズに話が出来ている事に気付く。
息子は高校に入ってから、それまでとは考えられないくらい性格が変わった。
中学を卒業するまでは、このままではと妻と二人で悩んだ時期もあった。
変化に伴い、私の小言も少なくなり、卒業時にはほとんど怒らなくなった。
そうなると息子も、今まで「うざい」と思っていたのが薄れてきたのだろう、私たちの話も素直に聞くようになった。
今では、全部言わなくても大抵のことは二言三言言えば、察してくれる。
もう息子は大人、後は自分の人生を自分の力で切り開くのを、影で手助けしてやるのみだ。
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