京都市中京区新烏丸通二条上ル橘柳町155-3
「サボ (sabotkyoto)」 【1969】

地下鉄「京都市役所前駅」を下車し出入口③から河原町通を二条通まで上り左折し、二筋目の新烏丸通を今度は右に折れ、その約120㍍先左手にぽっかり開いた”寄り付き道”が目に留まったら、いったん止まり奥の様子を伺います。

視線を下端に移すとにゃんこの足跡が点々と続いてるので、それに誘われるかのように奥へと進みましょう。

ドンズマリ角左手には、肉球の主と思われるにゃんこたちが、おねむといたずらに勤しんでいましたよ(どちらも人形です”笑”)

「RO-JI 155」と書かれたこのスポットには、左から順に雑貨店の「吉田茶太郎商店」さん、生麩スイーツとカフェの「OTYOBO」さん、殿にお目当ての「サボ」さんが軒を連ねています。

パット見は普通のお宅のようでもありますが、営業時には引き戸脇にメモが貼られ、寄り付き道の袖には小さな黒板が置かれています。

表側。 こげ茶色のブットイ梁と窓格子、ガラス枠に、昭和初期型の京町家の面影が如実に残っています。

奥側。 坪庭こそ残っていませんでしたが、厨房に面したカウンター席と板張りの襖とのコントラストが、独特のしんみりとした趣を醸し出しています。

静かに流れるBGMを含め、要所要所に置いてある書籍に、マスターのキョーレツなこだわりが見て取れます。

メニュー表①
メインはカレーと珈琲というシンプルな構成に、おやじは逆にソソられます。

メニュー表②
ユニークなのはこの2ページ目で、お店で扱っているスパイス類やビーンズ、紅茶、はたまた食器までフルラインで並んでいます(配合までは謎にしても、これではスパイスがまる判りですよ(#^^#) )

「本日のカレー バターチキン 900円」
黄金色に輝くシャバカレーに、パクチーが散りばめられたターメリックライスとチキンの浮島。 シンプルなれど彩りよく、且つ丁寧に作られていることが一見して窺えます。

その味わいはスパイシーながら旨味が立ち、インドカリーと日本カレーのいいとこ取りをしたようなバランスの良さを感じます。 幸せ (⋈◍>◡<◍)。✧♡ またサイドに添えてあるピクルス類も酸味程よく、箸休めにピッタリコン!です♪

「コーヒー 400円」
一口ふくむと苦みと酸味が交互に舌を踊り、後味も雑味がなくスッと消え、口内の火照りを静かに沈めてくれます。
全てにおいて作り手の深いこだわりが垣間見え、穏やかな空間も手伝い、ひとときのんびりと過ごすことができました。 今度は並びの生麩スイーツをいただきに来ようかな💛
☆付近のお出かけスポット・京都御所、行願寺革堂、一之舟入