京都市上京区元誓願寺通智恵光院西入ル元中之町516-4
「季節の台所 空まめ」 【1817】

地下鉄「今出川駅」を下車し出入口⑥から今出川通に出て、北野の天満さん方向へ約1.5㌔ズンズンと進み、智恵光院通を左に折れ下る。 その二筋目手前右手に佇む、スイッと立つ看板建築が目印の、おばんざい専門のお食事処です。

まず目に留まる店頭のショウケース。 これらのおばんざいはテイクアウト専用ではなく、定食の小鉢メニューにも登場します。

お昼前には既に、ご近所の方々やサラリーマンでごった返し、地元に根差したお店であることが容易に想像できます。

また店内には京町家の面影は残ってなく、わずかに片隅に置かれた建具に、その残像が偲ばれる程度です。

ランチメニューは日替りとお惣菜ランチの2種類のみと、いたってシンプルな構成です。

なれど日替りは、上述のショウケースにも並ぶ数々のおばんざいの中から2つチョイスでき、その組み合わせは無限大といえます。

「焼き魚定食 880円」
先ずはメインのサバの味醂漬けと、チョイと多めにしてもらったつやもちご飯、具沢山の味噌汁が運ばれてきます。

サバはしっかりと味がしみこみつつも、本来の旨味を邪魔することなく相性ばっちりで、ご飯の進むことこの上なし!

「お魚の南蛮漬け」と「豚肉とレンコンときんぴら」
出汁の旨味がしっかりと効いた、メリハリのあるおばんざいで、その家庭的な穏やかな味わいに、ホッコリ心が和みます。
まさに理想のごはんというパフォーマンスで、毎日通っても飽きることなく、それが人気の秘密であることがよく分かりました。 また予約制ですが夜も2,000円からのコースがあり、アルコールを片手におばんざいに舌鼓を打つのも一興といえますよ。