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今から465年前(西暦1549年)聖フランシスコ ザビエルが日本に伝えたキリスト教 その尊い教義典礼をまもりつづける

主の祈り 55/68

2017-07-02 | Pictureカテキズム
主祷文

◎絵の説明

1 この絵の題は、主祷文(主の祈り)
  すなわち、わが主イエズス・キリストが自ら作り、
  弟子等に教えてくださった祈祷である。

2 主祷文は、短い緒言と7つの願いがある。
  そして、その7つの願いのうちの最初の3つは、
  天主の御栄光に関係し、他の4つは、我等の霊魂と肉身との恵みに
  関係するものである。

3 主祷文の緒言は、「天にましますわれらの父よ」という言葉で、
  一番上の方にある天国の絵をもって示されてある。
  諸天使、諸天使等は、その中央に座し給う天主の御栄光を賛美しているのである。

4 主祷文に天主を指して、「われらの父よ」と申してある理由は、
  われらが、天主の子であるゆえに、愛情と信頼の心をもって
  祈らねばならぬということを、思い出させるためである。

5 そして、「天にまします」と申すのは、
  この父は天地の主であるから、われらが祈るときには、
  恭しくせねばならぬということを知らせるためである。

6 第一の願いは、「願わくは御名のとうとまれんことを」
  という言葉で、一般の人々が、天主を認め、奉仕するように願うのである。

7 この願いは、左の方に、聖ペトロが一人の病者に、
  「ナザレトのイエズス、キリストの御名によって、汝、起きて歩め」
  と申している有様をもって示してある。
  病者はこの言葉がおわるか終わらない間に立ち上がって歩き出した。
  これは、とりもなおさず、聖ペトロが、イエズス・キリストの御名の
  神聖と権力とをあらわして、天主の御名をあがめたのである。

8 第二の願いは、「御国の来たらんことを」ということであるが
  われらは、この言葉をもって、3つのことを願うのである。
  すなわち
  (1)天主がわれらの精神をつかさどってくださること
  (2)死後天国においてご自分の栄光をわれらに分け与えてくださること
  (3)すべての帝王と国民とが、天主とその御子イエズス・キリストに従うことを
  願うのである。

<続く>





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